テント日誌6月4日…日立が英現地で予定の原発建設に抗議

経産省前テントひろば1807日後

大学院の2年生の学生と話し込んだ 6月1日(金)

空がすっかり晴れ渡り清々しい天気である。日差しが強いが、 湿度が低いせいか 木陰に入ると爽やかである。

座り込みを開始して1時間程経ったころ、スーツを着た青年が声を掛けてきた。

「原発反対の理由を聞かせて頂けませんか? 今ある原発を利用した方が、電気代が安くていいのでは?」 私と隣に座り込んでいたA氏で対応した。

原発の燃料であるウランの採掘段階で労働者の被ばくの問題が生じていること。原発は13か月を超えない期間に原子炉を停止して定期点検を受けなければならず、その期間中、原発労働者が原子炉の中に入り手作業をすることもあり、現場労働者がどうしても被ばくしてしまう。また、原発を動かせば使用済み核燃料が生じ、これの処理方法が未だ確立できておらず、溜め込むばかりである。放射能による被害の恐ろしさを日本は広島・長崎の原爆被害で学んだはずである。日本のように地震や火山の多い国では原発などとうてい無理な話である。一旦事故が起きれば取り返しのつかないことになる。

原発で発電した電気が安いと言うのは嘘である。げんに福島第一原発事故があった時の賠償や補償について言えばべらぼうな数字になるが、そのことについては何ら考えられていなかった。福島原発事故の賠償が片付いていないのが何よりの証拠です。世界的にみると自然エネルギーを使っての発電が求められている。原発での発電を今後も続けていこうなんて日本だけである。

彼は、大学院の2年生で修士論文を電気料金いかにして安くするかをテーマにすると言う。その割にはあまり原発について知らないことが多すぎた。しかし、謙虚に話を聞こうとする姿勢はとても好感が持てた。最後に資料を渡して是非読んでほしいと言って別れた。(S・S)

トリチウム汚染水、原発再稼働、原発輸出、エネー基本計画 6月1日(金)

6月最初の日の午後、経産省前テントひろばが経産省資源エネルギー庁の2人を参議院議員会館会議室に迎えて院内ヒアリング集会「福島トリチウム汚染水対策」を開催した。32名が参加して、汚染水の実態と経産省の考えを聞き、トリチウム海洋放出の危険性と不安、地元の反対を訴えた。原子力規制委員会がトリチウム汚染水の海洋放出を東電に執拗に迫った2日後、経産省も7月に次の小委員会を開きさらに福島などで説明・公聴会を開く予定を確認。
今回も担当者の顔写真撮影を禁止されたが、8群に分けた質問に対して2時間たっぷり経産省からヒアリングできた。
この動画は既に三輪さんがアップしてくれた。
20180601UPLAN【院内ヒアリング集会】福島トリチウム汚染水対策
https://www.youtube.com/watch?v=BGMnMpHEi1s

集会終了後には、経産省本館前で座り込みに合流。
5時からの抗議行動では、院内ヒアリング集会の報告、英国原発輸出問題、エネルギー基本計画(案)問題、原発推進大嘘つき柳瀬唯夫問題、福島からの怒り、などなどのアピールの合間に「座込めここへ」の歌を挟み、再稼働・原発輸出反対・「エネルギー基本計画案」見直せと訴えた。

(追記)
第5次エネルギー基本計画策定に向けた御意見の募集(パブリックコメント)中
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620218009&Mode=0
(受付期間)平成30年5月19日(土)~平成30年6月17日(日)(30日間)
(意見提出方法等)
①e-Govから
「パブリックコメント:意見募集中案件詳細」画面の下にある「意見提出フォームへ」のボタンをクリックし、「パブリックコメント:意見提出フォーム」の入力様式に従い提出
②FAXで
意見提出様式(別添)に名前(法人・団体等の場合は、法人・団体名、意見提出者の氏名)と御意見を御記入の上、03-3501-2305 宛に送付
③書面での御提出
意見提出様式(別添)に名前(法人・団体等の場合は、法人・団体名、意見提出者の氏名)と御意見を御記入の上、下記宛先に送付
<宛先>〒100-8931東京都千代田区霞が関1-3-1
資源エネルギー庁長官官房総務課 パブリックコメント受付担当宛
(K.M)

日立が英現地で予定の原発建設に抗議の写真 6月2日(土)

今日は青空が広がり陽射しが強かった。先が思いやられた。でも風は弱かったけれどずっと吹いていてくれた。しかもとても涼しい風。プラタナスは先週より葉が生い茂って隙間からこぼれる陽射しは僅かだった。その僅かな隙間が風に揺れてウィンクを送っていた。

Iさんから「日立は英ウィルヴァ原発建設を止めよ!」の抗議葉書付きのパンフレットを頂いた。葉書は切り離され切手も貼ってあった。建設予定地はウェールズのアングルシー島。Iさんのお話では「雇用を生むというけれどそれは外部から来た人たちに対して。また英語の他にウェールズ語が公用語だけれど話せる人は少ない」。パンフレットには大きな横断幕を持った20数人の写真があった。その表情は穏やかで静かな自信に満ちていた。

現地住民の声

https://foejapan.wordpress.com/2018/01/18/wylfa/

(O・O)

この不快さは何か 6月3日(日)

真夏日という言葉がいつから使われ出したのかは定かではない。もう季語になっているのだろうか。この言葉はずいぶんと前から使われているのだろうが、それでも比較的新しいのだろう。真夏日は肌も汗ばむようであっても不快感はない。自然は時に僕らに脅威をもたらすし、無慈悲で残酷なこともなす。僕らはそれに怖れや悲しみを感じるのだが、不快ということではない。

それにしたらどうだろう。安倍首相や麻生大臣の言動は僕らに不快感をもたらす。「森友・加計学園」疑惑の幕引きを図ろうとする彼等の発言は僕らを不快にする。例えば、この事件の政治責任を問われて「こういう事件を起こさないことに努めることが政治責任を果たすことだ」と述べていた。これまで例の「膿」を出す発言ではないが、自分は関係のない事件のような対応をする、そこにある策術というか、欺瞞的な態度である。それに権力が絡んであることの不快さとで言おうか。

誰の目か見ても安倍夫妻の関与による便宜(不正土地取引や不公平な学部新設)行為が事の発端でることは明瞭である。これらを隠し、公文書の改竄まで引き起こさせたのはそこに原因があることは明確ではないか。彼はここには贈収賄のようなことはないという。権力者の口利きによって便宜を図り、その見返りとして金銭を受け取るという贈収賄罪に問われるようなことはなかったかもしれない。しかし、金銭のやり取りがあろうがなかろうが、権力者の口利きによって便宜を図るという、権力者のやってはならないことが、なされてことは疑いない。これは権力者の犯罪である。「セクハラ罪」が刑法の規定(構成要件)にあろうがなかろうが、やつてはいけないことであり、権力関係を利してそれをやれば権力犯罪である。

こういう権力犯罪を権力者は隠したり、事実をかえたりという欺瞞的な対応をする。それを権力者は「お上」であり、それはやむをえない、とどこか諦めたような国民の権力や権力者に対する意識(伝統的意識)があり、権力や権力者はそれが当たり前だとする権力構造、それを垣間見る不快感なのだろうか。この不快感は極めて大事なことである。不快感を持ちつづけることは不快なことだが、これは権力への批判として保持せねばならない。「アベ政治を許さない」というポスターを全国一斉に掲げる日がある。沢地久枝さん提案で毎月3日に行われる。このような批判を浴びている首相は戦後いなかった。

その安倍が就任以来やったことはいろいろあるが、主だったものを上げれば、特定秘密保護法制定、防衛整備移転3原則制定、戦争法制定、共謀罪制定などがあり、また、辺野古新基地建設推進などがあるが、ここに見えるのは権力強化である。国家権力の強権化である。人々が安倍政治として不安を抱いてきたのはここにある。国家権力の強化は戦争の推進と深く関係することだが、安倍の「戦争のできる国」への戦後の国家枠を破る行為は権力強化と相関関係にあることだ。この安倍の権力強化という政治方向は、戦後政治の中でも彼の祖父たる岸信介以来のことだが、こういう彼の政治的資質をあらわしたのが森友・加計学園疑惑に対する対応だった。彼に取って政治とは権力の強化であり、権力の乱用を戒め、権力を自己制限するという権力についての考えはない。憲法(立憲)が意味する権力観はない。あるいはそれとは逆の権力観の持主なのだ。彼の国家観というのは右翼的であるとされるが、不明瞭でありあるべき国家の構想などはない。あるのは国家権力の強化だけである。彼は人事権を強化し、そのための権力介入をやっている。NHKや日銀などへの人事介入などは顕著な例であるが、これは戦時の東条英樹の取った政治と似ている。この東条の政治は太平洋戦争へのためであったが、それを誤らせたものであったともいわれる。安倍が明瞭に考えているのは国家主義的な方向であり、それは権力の強化なのである。

安倍政治に対する人々の不安や反抗は彼の権力強化という政治思想に基づく言動に対してである。自民党などから安倍批判が出てこないのは権力の強化(超権力化)に抗するような権力についての考えが、保守思想の中にないからである。戦後の保守思想の中には戦争の反省と共に権力強化に対する警戒心を持つものも少なからずいた。今、立憲とか憲法とかが出てくるのは権力についての考えを明瞭にするという欲求から出てきていることなのだ。安倍に憲法をいじらせてはならないという声が強いのは、安倍の権力観は憲法の意味する権力観と相反していると人々が直観しているからである。安倍政治を許さないというのは、安倍の権力観による政治(権力の過剰化の推進)を許さないことであり、そこことは僕らが経産省と闘っていることにも通ずる。経産省に対する闘いは原発の推進に対してであると同時にその権力様式(権力としてのあり方に)対してであるが、これは安倍政治に対する闘いでもあるのだ。

「森友・加計」学園疑惑と日大アメフト疑惑は似ている、という声が自民党筋からも出てきているが、同じであるとは多くの人が思っていることだ。日大の宮川選手による悪質タックル問題は、日大のアメフトを支配してきた内田監督やコーチの暴力的体質が一選手の行為として露呈したことだ。これに指示したのは監督やコーチである。そして、そうせざるをえない権力関係(指導や権限ということで)があった。監督やコーチと選手という関係を支配した権力関係があり、それが露呈したのである。反則をしいた監督やコーチのアメフトに対する考え(暴力肯定)とそれを選手にしいる権力関係があり、そのことが露呈した。反則行為をやったのは選手であるが、それをさせたのは監督やコーチであり、そこにあった権力関係である。

監督やコーチは指示を受け取った選手のせい(誤読―指示を受け取ったときに誤った理解をした)にして、その責任を回避しようとする。ここでとがめられるべきことは、監督やコーチの格闘的な要素の強いアメフトを暴力的なものとはき違えてきたかれらの競技観であるが、それを選手が受けとらざるをえない権力関係を作りだしてきたことだ。独裁的で権力的な支配関係を作り、指導と被指導の関係をこれにすり替えてきたことである。監督やコーチの問題は身体的な格闘の強い競技を暴力の肯定として介してきたことであるが、もう一つ彼等の組織観があった。そこでは組織に不可避に出てくる権力関係を伝統的な支配と被支配の関係として形成していた。指導と被指導がアメフトという競技の中で出てくる仕組みはある。この関係は権力的な関係ならば、どういう意味で権力関係か、その関係はどうあるべきかを問うている。それがスポーツ競技の団体の中で暴力問題やパワハラ問題と、あるいはセクハラ問題として出てきている。

監督やコーチは選手に対する指導という権限を、暴力を含む強権的な支配と被支配の関係にすり替えてきたのだ。というよりはこれに対する伝統的な関係のあり方を踏襲してきたのだ。かつての日本の軍隊における関係を踏襲してきた。社会(企業、学校、家庭など)に現れる権力関係を独裁的な支配と服従の関係として取ってきたことである。監督やコーチには社会的な場面で現れる権力関係がどうあるべきか、そこで現在何が問われているかの意識はなかった。その自覚もなかった。伝統的な権力観を踏襲していただけかも知れない。安倍が伝統的な権力観を持ち、その強権化を当たり前のようにしているように、彼等もそれを受け継いできたのかもしれない。だが、こういう権力観(組織観)でスポーツ競技における指導と被指導の関係を持つことは矛盾であり、それが露呈したのだ。彼等は反則行為がこれほど問題にされても彼らがその意味するところを反省として受け止めたかどうかは明瞭ではない。多分、これを監督やコーチは受け止められないだろう。安倍が反省どころか、欺瞞な策術で乗り切ろうとすることを真似るかも知れないが、そう簡単にはいかないだろう。安倍の場合は国家権力の統括者なのだから、その役割は大きく、いつまでも同じ地位にあることを許してはならないのだが。

僕らは権力諸関係としてあわわれる諸々の事件をみながら、そこに共通のことを見出し、その解決のための方向を見出さなければならない。問題の所在に気がつくことが一番大事だ。それは権力関係として現れる中に、現在の社会的問題が出てきていること、そこに問題をみることだ。支配や抑圧と解放(自由)の問題はその中に出てきているのである。僕らは安倍や麻生の言動を含めた【森友・加計学園】疑惑からアメフト問題など連鎖的出てくる問題を包括的に見て、その課題(解決方法や構想)を発見せねばならない。不快であること、それに耐えて対合う事のことの現在の意味がそこにある。(三上治)

6月3日(日)午後1時より脱 原発青空テント川柳句会開催

選者は乱鬼龍氏、席題は 「長い」 「変える」3時投句締切、3時半頃より入選者の発表、披講となりまた。                                          

夏を思わせる強い日差しの照りつける日で、日陰に入るとホッとするような暑い一日でした。

今回の参加者は10名、入選句の発表後、選者より 入選者へ  新版 救援ノートやお菓子などの 様々な景品が手渡されました。

入選句は以下の通りです。(S.E. )

「長い」

・特選
長い眼を閉ざす暴挙の再稼働      –       無位史膳

秀句

・長いのにまかれりゃ国が駄目になる      –        いっしー

・詰んでても参りましたと言わぬアベ      –  芒野

・長いものにまかれた佐川体たらく      –    やまつつじ                                

・長いなあ国民こりごり安倍政権           –    落葉                      

・長いもの巻かれることを徳と呼び        –     草地

「変える」
特選

・まか不思議何故つかまらぬアベゲート        –  芒野

秀句

・はや五十年日大闘争よみがえる     –   忘れっぽい 

・人生を変えた原発止めてやる      –    草地                               

・政治的受け身を変える難しさ       –    言奈地蔵 

・あの人をとりかえないとウミ出ない     –    やまつつじ  

・生き変われジャーナリズムよこの国よ     - 海海海海海

次回の脱原発青空テント川柳句会は7 月29 日(日)午後1時から

高飛車に対応する警察官がやってきた 6月4日(月)

きょうは全国的に30度になる夏日という天気予報なので傘付きパラソルを多く持って経産省前へ出掛けた。準備を終えて普通の椅子に座ってみたが帽子を被っているにも拘らず太陽の日射しは強く慌てて傘付きパラソルの中に移動した。ちょっと小さめだがスプリングが付いているので傘の向きを調節して日陰を作ることができ日射しを防ぐことができた。風もあり湿度が低くなっていったので汗もそれほどかかなくて済んだ。しかし湿度が低い分喉がすぐ乾き持参してきたお茶を絶えず補給した。

今日一番の事件。暑かったが心地よい風に眠気を誘われていた午後2時頃、見回りに来た警察車両の中から一人のお巡りが降りてきて高飛車に、今すぐ荷物を片付けてここから立ち去れ、警告したからな!と言い放った。この乱暴な振る舞に皆怒り心頭になり、それなら早く原発を止めさせろ、嘘つき首相を逮捕しろと糾弾して追い返した。今までも警告してきたことは何回もあったが今回のように高飛車な口の聞き方は初めてである。明日以降注視していきたい。その後、歩いて見回りに来たお巡りはいつも通りで変化はなかった。
その他。久し振りにヘリコプターが警察庁の上空で離着陸訓練をやっていた。そのうるさいこと‼一機でこれだけうるさいのだから沖縄・普天間飛行場周辺での生活が如何に大変か‼どこの基地周辺でも同じである。1日も早い全基地撤去しかない。午後の国会前抗議行動に参加してきた人の話。きょう一人右翼が来て、50/60代のババアども、と悪態をついてきたので、こちとらは70から90の年寄りだ❗馬鹿にするな、ナメるんじゃねえ❗と言い返して追い払ったそうです。アイツだなと想像はつきます、アイツも寂しいのであろう、誰からも相手をされなくて。

向かいの財務省。きょうもマスコミ車両が5台停まっていた。昨日麻生は大阪地検特捜部が今回の犯罪に関わった官僚全員を不起訴にしたのを受けて内部処分を発表すると言っていたのでそのニュースを取材するためでしょう。あれだけ嘘と改竄が行われても刑事責任を問えないのでは今後何をやっても良いのだというお墨付きを与えたようなもので司法の一角を占めている検察庁もここまで安倍政権にそんたくしてゴマを擦るようでは呆れ返るしかない。あとは検察審査会しかない、福島原発事故の時の東電刑事責任の追及と同じく。

最後にきょうのレジェンド・Sさん。何時もより早く4時半前に到着されました。足取りも軽く腰が痛いと愚痴が出なかった分、調子が良かったようです、しっかり水分を補給していましたので。(保)

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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その75
第5次「エネルギー基本計画(案)」は矛盾・倒錯した主張で合理的政策施行を妨げる
~牧野淳一郎さん(科学リテラシー、岩波科学6月号)が指摘する事故の危険性アップ~木村雅英(経産省前テントひろば)

牧野淳一郎さん(神戸大学院理学研究科)が岩波科学6月号の連載「3.11以後の科学リテラシー」で「エネルギー基本計画(案)」が「発電コストをめぐって矛盾・倒錯した主張がなされている状況から、合理的な政策の施行が妨げられている」と分析しているので、一部を紹介する。

◆ 原子力は「重要なベースロード電源」と位置づけつつ依存度を低減していく従来の方針を維持し、新増設や建て替えには触れていない。
◆ 原子力発電は「優れた安定供給性と効率性を有しており」としながら、「原発依存度については、可能な限り低減させる」という方針は、事実認識から導かれる適切な政策とはいいがたい。原発が「優れた安定供給性と効率性を有して」いないということが(経産省の)事実認識であろう。
★ 経産省が原発の新設を話題にしたくないのは、そのコストがあまりに莫大であり、原子力発電の「効率性」というのは幻想であることが明らかになるからではないか。
★ 経産省は、原子力は安価と主張するなら新規建設は進めることはできない、という自縄自爆の状態にある。
★ 結果的に老朽原発の運転延長が無意味に続く危険な状況をもたらしている。
★ コストをかけないということが至上命令であるために、必要な安全対策も可能な限りとらない、という方向であれば必ず大事故につながる。
★ 太陽光発電について日本では将来も高いままだと主張する内容になっている。本来なら、海外並みに安価にする、という施策がとられるべきなのに。

要するに「エネルギー基本計画(案)」は論理的に破綻しているばかりか、コスト優先で老朽原発を続けて使うという危険な選択を選んでいしているのだ。それゆえ、東海第二の運転延長問題があり、一方で日立の英国への原発輸出(新設)問題がある。

今、第5次「エネルギー基本計画(案)」のパブコメ募集中(6月17日締切)で、多くの方が批判している。私も既に提出した。
何としてもこのようなひどいエネ計で原発を推進することを止めたい。牧野さんの意見も参考に、多くの人が短文でも意見を提出していただきたい。
(パブコメ募集)第5次エネルギー基本計画策定に向けた御意見の募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620218009&Mode=0
6月6日(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.九州電力東京支社抗議行動 九州電力は玄海原発を直ぐに止めよ
燃料棒破損の川内原発うごかすな!

日 時:6月6日()17:30より18:15
 場 所:有楽町電気ビル前(JR有楽町駅前すぐ)
 呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
2.「第57回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任を
日 時:6月6日()18:30より19:45
 場 所:東京電力本店前
 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか130団体

 

院内集会の案内 6月8日(金)です

このたび、国会会期末が迫る中、原発ゼロ基本法案の
早期審議を求める集会を以下の要領で開催することとなりました。
日 時  2018年6月8日(金)11時30分~12時30分
場 所  衆議院第二議員会館 1階 多目的会議室
内 容  ○各政党会派から現状報告、意見表明
○民間団体、一般参加者からの声、質疑応答 ほか
平日昼間の開催で大変恐縮ですが、ひとりでも多くの方々に
ご参加いただけたらと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします
2018/06/08 止めよう核燃料サイクル政策 省庁vs議員と市民の院内集会(衆議院第一議員会館)
世界一の地震大国、火山大国の日本に、原発はもとより超危険で超ムダな核燃料サイクルは、建設自体が大きな誤りでした。自然の脅威が迫る中、又、国際情勢が不安な中、一刻も早く中止させなければ大惨事は免れません。
13兆円を費やして、何の役にも立たなかったこの政策を続ける大義名分は全くありません。残るのは48トンの余剰プルトニウム、核転用の疑惑です。

長年、フランスで、米・仏・日本のプルトニウム利用政策を映像にして訴えてこられた渡辺さんに、「衰退する原子力大国とプルトニウム利用の実情」を、伴さんに「日本の核燃サイクル政策の破綻」を話して頂きます。後半のヒアリングでは会場と力を合わせてこの政策の問題点を追及したいと思います。
ぜひご参加下さい。

止めよう核燃料サイクル政策 省庁vs議員と市民の院内集会
日 時:6月8日(金)13:00開場 13:20開演
場 所:衆議院第一議員会館

内 容:
第1部 13:20~15:00
  講演1「日・仏・米のプルトニウム利用 核・原子力と人類」渡辺謙一さん
フランス在住。映画監督。2015年仏アルテ・テレビと共同製作「核の

大地・プルトニウムの話」の 脚本・監督。米国・フランス・日本3国の再処理施設すなわちプルトニウムの生産工場と周辺住民、自治体との関わりを取材してこられた。

講演2「核燃料サイクルの破綻」伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)
第2部 15:00~17:00 ヒアリング集会「核燃サイクル撤退のとき」
省庁:経産省、文科省、規制庁、
内容:核燃サイクル存続の意味・規制基準など
パネラー:
議員:阿部知子(立憲)、管直人(立憲)、森ゆうこ(自由)、
福島みずほ(社民)、辰巳孝太郎(共産)、川田龍平(立憲)
市民:伴英幸(東京)、山田清彦(青森)、池島芙紀子(大阪)、
宮崎寛(京都)、中嶌哲演(福井)、服部良一(大阪)
参加費:1000円
主 催:脱原発政策実現全国ネットワーク
協 力:超党派国会議員連盟原発ゼロの会
事務局:阿部知子、原子力資料情報室
連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ
〒573-0028 大阪府枚方市川原町1-5
tel:072-843-1904 FAX:072-843-6807
賛同のお願い:
連続シンポジウムでメインゲストの渡航費・国内移動に多額の経費を要します。
ぜひ、賛同のご協力をお願いします。
団体1口2000円、個人1口1000円
郵便振替 00950-2-119556 名義:ストップ・ザ・もんじゅ
この活動は、一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストの2018年度助成を受けています。
参照:http://www.cnic.jp/7954


木村雅英 KIMURA Masahide
e-mail  : kimura-m@ba2.so-net.ne.jp
携帯TEL : 080-5062-4196
Twitter : @kimuramasacl
経産省・規制委批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/
6月8日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)

官邸前抗議行動 18時~(首都圏反原連)

9条改憲NO!政治の腐敗と人権侵害を許さない!安倍政権の退陣を要求する6.10国会前大行動
日時:6月10日(日)14時~
場所:国会議事堂正門前
主催:6.10国会前大行動実行委員会

6月13日 月例祈祷会(死者の裁き)

15時~ 経産省前ひろば 日本祈祷団47士

福島原発刑事訴訟の6月公判予定の一部

6月12日(火)第15回公判 10時~17時

公判報告会(裁判終了後)参議院議員会館102号

6月13日(水)第16回公判 10時~17時

公判報告会(裁判終了後)参議院議員会館102号

6月15日(金)第17回公判 10時~17時17時

公判併行院内集会11時~16時30分頃

参議院議員会館 講堂

  • 傍聴抽選整理券配布時間8時20分~9時の予定