テント日誌6月9日経産省前テントひろば638日目~「峠の茶屋」「霞が関の臍」として定着する脱原発テントひろば

日曜夜はシネマデテント番外編で米国の医療制度を十人程で学ぶ。医療費無料の英仏と違い、患者を前にして契約保険会社を確認してからしか治療しない米医師、医薬品業界の圧力で皆保険化を妨げられる米議会、などなど米国医療制度のひどい実態は視聴者にショックを与えたようだ。こんな米国に追従してTPP交渉に参加するなんて、日本でかろうじて維持されている「国民」皆保険制度を潰して米国保険会社や米国医薬品・医療機器会社を喜ばせるだけだ。
ライフル協会の圧力で銃規制を決められない米議会をつい先日目の当たりにしたばかりだし、ドキュメンタリー「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」(早川書房、NHKBS)が明かす米帝国の暗黒の素顔、米帝国が軍産複合体とともに人の命を命と思わないで世界中に戦争をまきちらし侵略してきた20世紀をも思い起こさせた。日本に原発を押しつけたのも米国だ。
続けて、酒を酌み交わしながら、官邸前、経産省前、関電前、官邸「裏」などの抗議行動や金土日のデモ行動の反省会。ドラムの音量やガード下でのコールについてなど、デモンストレーションを如何に効果的に行うか、沿道の人たちに如何に好感を持たせて如何に分かり易く訴えるかを真剣に論じた。
翌月曜の早朝には、いそいそと霞が関のビルに向かう人たちが、テント前に座る私たちに「おはよう」と言ってくれる。8時を過ぎて地下鉄出口から溢れるホワイトカラー然とした人たちも、今回の訴訟ゆえにか、脱原発テントを認知してくれているようだ。海外からの二人がビルの写真を見せて「どこか?」と聞く、住所を確認し掲示板を見せながら忘れかけた英語で経産省ビルを教えた。そう、経産省前テントひろばは霞が関の案内窓口の役割も果たしている。
(K.M)

10時少し前テントに着くといつもより多くの人が座り込んでいたのでびっくり!座っていたのは泊まり明けの人たちでした。昨夜はいつもより多くの方たちが泊まってくださったとかこの時期午前中のテント前は木陰がありさわやかです。ふと気がつくといつの間にか看板(?)が春から初夏に切り替わっていました。何時変わったのかな?

日曜当番がでそろい、泊まり明けの人たちが次々帰った後、千葉からの訪問者が昨日の「脱原発テントを守れ、再稼動反対デモ」の記事が載った東京新聞千葉版を持ってきてくださった。写真にはテントから参加したFさん、Eさんも写ってます。青森から来た方には大間の様子などお聞きしました。工事が始まったと報道されているけれど、実際はまだほとんど手が付けられていないそうです。午後には時々寄ってくださるフリーの牧師さんが来てMさんと話しこみ、記念写真を撮って帰られました。
その後いつも犬と一緒に来てくださる女性が「いのちを楽しむ 容子とがんの2年間」のスタッフの方とテントで待ち合わせて日比谷へ彼女は容子さんと関わりがあり自分も映画に登場しているとか、映画はイメージフォーラムで29日まで上映しているそうです。是非見に行かなくては・・・・・・・
今日もあちこちでイベントがあるので訪れる人は少なかったけれどテントでは本当に色々な方との出会いがあって勉強になります。  (I.K)

☆★☆★☆★ 大飯1周年行動へのバスツアーでの参加 ☆★☆★☆★
6月29日(土) 午前8時集合(新宿駅西口スバルビル前)8時15分出発(バス1台)
→小浜市・明通寺(中嶌哲演さんのお寺) コンサート+哲演さん、木原壮林さんのお話(宿泊は明通寺もしくは民宿)
6月30日(日) 午前中;全国交流会(大飯町・大島公民館)
13時半 全国集会(大島公民館)→ゲート前へのデモ(16時終了予定)
→帰京 22時頃(新宿西口)
費用:16,000円(バス代+宿泊費)
問い合わせ 070-6650-5549 再稼動阻止全国ネットワーク
090-1791-1105(八木)
申し込み 以下の添付文書の申し込み用紙に必要事項を記入の上
FAX 03-3238-0797(たんぽぽ舎気付)