テント日誌7月10日…韓国労組の人たちが激励に

経産省前テントひろば1807日後

名古屋高裁金沢支部の判決は予想された通りだが  7月4日(水)

雨は大丈夫だったが、風邪が強く、座り込みの場で、バナーを張ったが、風でバナーを結んでいる幟、幟を結び付けている椅子と、全部がなぎ倒されてしまう状況。

湿気があってムシムシする。
軽く会釈をして通り過ぎる人もいて、やはりここで頑張ることは大事。
今日は、大飯原発3,4号機運転差し止め控訴審判決の日。名古屋高裁金沢支部は一審判決を覆して「危険性は社会通念上無視しうる程度」として差し止めを認めなかった。また今日は、東海第二原発について、原子力規制委員会は、東海第二の安全対策の基本方針は新規制基準を満たす」といい、周辺自治体が認めれば動かしていいと決定した。

本当に、安倍の下で、原発再稼働がどんどん認められていく。許せない。
Oさん、保さん、Tmさんと当番登場。今日はSさんも。レジェンド斎藤も早く来られた。強い風に吹き飛ばされないかと心配。

あと、向かい側の財務省前では、昼休み中の時間、顕彰会という日蓮宗の人たちが抗議行動をしていた。彼らの宗教新聞を配っているのだが、マイクでしゃべる人(場所)が複数人いるらしく、声が交差して何やら騒がしい感じ(T)

小雨の中、怒りの経産省抗議行動 7月6日(金)

3日(火)に「第5次エネルギー基本計画」閣議決定、4日(水)に原子力規制委員会が東海第二の設置変更許可審査書承認(パブコメ開始)、同日に名古屋高裁金沢支部が大飯原発運転差し止め命令を取り消し。今週は原子力ムラが大喜びする報道が続いた。真実が明らかになったのに倒れない安倍政権ゆえか。

これに対する怒りの声を経産省と本館前を通る人たちに訴えた。「エネルギー基本計画を撤回しろ!」「閣議決定糾弾」「プルトニウム増やすな」「核のゴミ増やすな」「再稼働するな」「東海第二動かすな」、…と。

毎日座込んでいるSさんが反原発49年の怒りを訴えた。
反原発運動はSさんの7分の1(7年半)のFさんが、イチエフ2号機で59mSv/hを計測、やらせ九電が玄海4号機再稼働、名古屋高裁判決、東海第二設置許可、などの一週間の動きを報告。
先ほどまで文科省前で抗議していたMさんが、高校無償化から朝鮮学校を排除する安倍政権の悪らつさを糾弾。

Hさんが東海第二とプルトニウム保有と原発輸出の問題を指摘。
Tさんがオウム死刑囚の死刑執行を憂えながら、元気に原発止めようコール。
Mさんが安倍政権と経産省の愚かな政策を厳しく批判。
怒りがどれだけ伝えられたか?
聞こえるかい?聞いているかい?怒りが今また声となる!
(K.M)

韓国労組の人たちが激励にきてくださった 7月7日(土)

経産省に向かう途中太陽が顔をのぞかせた。昨日の雨で道路や建物が含んだ湿気が一気に放出され蒸し暑くなってきた。堪らんなあ。

今日も先週の「原発どうなっている!」の若い職人さんが通りがかり「頑張ってください」と声をかけてくれた。ゆっくり話ができないのが残念。明日もここを通りますと言ってくれた。

韓国労組の方々が激励にきてくださった。Kさんが日本の原発の状況を熱く語る。テントの闘いが終わるそのときまで私たちも共に闘うと言ってくださったとき蒸し暑い経産省前に涼風が吹いた。

そこへタクシーの運転手さんが現れた。「あの掘っ立て小屋はどうしたの」とIさんに話しかける。Iさんが強制撤去やそのほかの事を説明したが運転手さん何回も「掘っ立て小屋」と呼んでいた。敢えて訂正せず私は微笑ましく聞いていた。

あるいはテントは壁に貼った一枚のメモに過ぎないかもしれない。それでも見ている人は必ずいるのだと確信した日だった。特に願い事をしたわけではないけれどやはり今日は七夕。日中戦争が始まった日としか思っていなかったのにテントへのエールにあふれた日だった。

労組の方、運転手さんからカンパを頂きました。ありがとうございます。またお会いしたいです。(O・O)

経産省の原発政策はうまくいっていない気がする 7月8日(日)

早い梅雨明けで、夏がきた。毎年のことだが暑さ対策の必要なときだ。

ご高齢の斎藤美智子さんがいつもより早めに来られたので木陰の椅子に座って頂いた。群馬からのTさんも4時間以上もかけて来られるので頭が下がる思いだ。藤原節男さんからの「おにぎりとゆで卵」の差し入れを食べて、ヨウカンさんたちの歌声が響くテント広場は和やかな雰囲気だ。機動隊の若いお巡りさんが遠目に参加者の人数を数えていた。心なしか原発政策は経産省の思い通りにはいっていないような気がする。

経産省の周りを警備している警備会社の人が初めてにこやかな表情をしたのが印象的だった。暑さはこれからが本番だ。頑張りましょう。(SK)

神戸の方などがいらして場はにぎやかに  7月9日(月)

事務所で座り込みグッズの準備を始めていると早番のSさんから電話が来ていた。電車のトラブルで遅れるということだろうと軽く考えていたら、来る途中で気持ち悪くなり駅で少し休んでから行くので12時過ぎになってしまうが宜しくとのこと。あまり無理しないでと言ったのであるが真面目な性格なので、大丈夫との返事なので、来たら水を飲ませて落ち着かせてから自宅に帰ってもらうよう思い急いで事務所を出た。経産省前で常連の二人に会ってことの次第を告げて座り込み準備をした。12時半分過ぎにSさんがやって来た。顔色が悪いのでしそ入りジュースを飲んで落ち着いたら自宅に帰るよう促したが、事務所に行って横になりたいというのでー一人にするのは心配だったが事務所に行ってもらった。経産省前に戻ってくるまで心配したが3時頃戻られ最後まで参加された。

こういうハプニングもあったが嬉しい出来事もあった。安倍批判のボードをカバンに入れて上京された方。いつもテントひろばの日誌を面白く読んでいるが足が不自由のため来られず、しかし一度は現場の雰囲気を味わってみたいと貯金箱に貯めた百円玉をお土産に持ってきてくださった方がおられたことです。神戸の方はここに来る前に有楽町駅前で二時間ほどスタンディングをやり足腰が痛くなったので止めてここに来られたとのこと。四時過ぎまで居られた。

ボードには、カジノはアベとトランプの密約、カジノに世論の七割が必要なしと書かれていた。神戸というところは昔から市民運動が盛んで生協発祥の地と言われている。いまでもいろんな地域運動が盛んなようだ。だからこそこのような人も生まれてくるのであろうと思う。貯金箱を持ってこられた方は足が不自由ということで新宿区に住んでおられ電動自転車で来られた。自力ではここから裁判所まで行くことができないほどであるという。そのためかここに着いて30分ほどしたら家族から電話が掛かってきて急いで帰られた。

他に御長老のSさんが水菓子の差し入れを持って参加された。帯状疱疹で苦労されているがきょうは調子が良さそうで安心した。水菓子は氷水で一時間ほど冷やして皆で美味しくいただいた。もちろん早番のSさんにも戻られたとき食べてもらった。最後に参加されたのはレジェンド・Sさん御一行三名。少し疲れていたのか4時半を過ぎて国会前から到着された。
きょうの天気予報は一日中曇りで時々雨が降ると云うので帽子は必要なしと考えて置いてきてしまった。これが失敗。朝早く一時的に降ったがその後は快晴ですごく暑かった。水を飲んでいれば大丈夫というのがこれまでの経験であったがきょうは違った。暑いので次から次へと水を飲んでいたが事務所から駅までの途中で頭がボーっとなりおかしいと感じて何とか駅まで着いて椅子に腰掛けた。嫌に腹が減っていると感じたので残っている梅干しをまぶしたおにぎりをゆっくり食べた。ここのところ睡眠時間が三時間というのも影響したと思う。ふた電車やり過ごしたら落ち着いてきたので電車に乗った。睡眠不足と塩分などのミネラル不足に注意しましょう。(保)

今年初めてセミの声はミンミンゼミだった 7月10日(火)

今日は出がけに、急用が出でしまい11時迄に事務所に行く事が不可能になり、相方のOさんに至急連絡をして、事務所からの座り込みセット一式の搬出をお願い致しました。所要が終わり12時10分頃に経産省前に到着すると、いつものメンバー2人もおられて、すっかり座り込みの準備は完了していました。陽射しがかなり強く、椅子をプラタナスの木陰に移動すると、かなり体感温度も下がった気がして多少楽になった、15時頃杖を突きながらSさんが、ぶっかき氷で保冷した「バニラアイス」の差し入れをして頂きましてホット一息、ご高齢の女史Sさんを始め皆さんで美味しく頂きました。

その後Sさんは何時ものように、鳩と雀を相手に暫く戯れておりました。

そんな時に、今年初めての蝉の声何とミンミンゼミでした、たしか例年はアブラゼミが最初に鳴くと思っておりましたが、私の記憶違いか?

超高齢の、男女お二人がこの猛暑日の中で頑張っている、お姿を見ているとこちらはまだまだと、元気をもらいました、全原発の廃炉の日まで。

18時に片づけをして、事務所への搬入はFさんと、Aさんにお願いをして私は、市ヶ谷の防衛省に

「飛ばすな!買うな!オスプレオ!大軍拡・基地強化NO!7・10防衛省デモ」に参加した。(Y・R)

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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その81
第5次「エネルギー基本計画」閣議決定は経産省の愚策!
~原発依存ゼロは可能!「エネルギー政策基本法」第三条(環境への適合)違反するな~ 木村雅英(経産省前テントひろば)

多くの「国民」の反対意見にも拘らず経産省は7月3日に第5次「エネルギー基本計画」を閣議決定した。6月17日に締め切ったパブコメ意見と「ご意見に対する考え方」の表が前日に公表されたが、意見提出数は1710件(うち2件は5万件と4千件の署名)であった。
世耕経産相は「原子力は依存度を可能な限り低減する方針のもと、安全最優先の再稼働や使用済燃料対策など、必要な対応を着実に進める」と説明し、引き続き原発推進。

1F事故被害・2年間の原発稼働ゼロ体験・核のゴミと核燃サイクル破綻とプルトニウムと廃炉の問題・放射能被ばく・政権の原発問題隠し・再生エネルギーの急発展・などなどを知り、多くの「国民」がもう原発を止めるべきと考えている。経産省はこれらの状況変化に反して、根本的なエネルギー政策の転換を回避して、第4次「エネルギー基本計画」を踏襲する非常に愚かな政策を決めてしまった。

この「エネルギー基本計画」策定の基となる法律「エネルギー政策基本法」を読むと、この「計画」が第三条(環境への適合)に違反していることが分かる。第三条には
「エネルギーの需給については、…、地球温暖化の防止及び地域環境の保全が図られたエネルギーの需給を実現し、併せて循環型社会の形成に資するための施策が推進されなければならない。」とあり、第七条(事業者の責務)には
「第七条 事業者は、その事業活動に際しては、…並びに地域及び地球の環境の保全に配慮したエネルギーの利用に努めるとともに、…」とある。

しかしながら、原子力発電はクリーンでもゼロエミッションでもなく(その77)、地球上の総ての命と末代にまで核のゴミの負の遺産として残すもので、「地球温暖化の防止及び地域環境の保全が図られたエネルギーの」供給方法ではない。
原発活用は明らかに「エネルギー政策基本法」違反だ。

エネ計が閣議決定されてしまった今、私たちは同「エネルギー基本計画」に記述された「原子力は依存度を可能な限り低減する」を政府に実行させよう。すなわち原発稼働をゼロにすること、すなわち総ての原発を廃炉にすること、を強く訴え続けよう。

(参照)「エネルギー基本計画について」(資源エネルギー庁)
http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/

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東海第二原発の再稼働審査を問う! 7月13日(金)
原子力規制委員会院内ヒアリング集会(3)
~首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな~

日時:7月13日(金)13時15分~16時30分
場所:衆議院第二議員会館第一会議室(東京メトロ 国会議事堂駅、永田町駅、溜池山王駅から徒歩)
出席依頼:原子力規制庁(14時~16時)
紹介:衆議院 大河原まさこ議員
共催:再稼働阻止全国ネットワーク
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

 私たちは、2月と5月に規制庁の担当者を招いて院内ヒアリング集会を実施し、東海第二原子力発電所の稼働の危険性を詳細に訴えてきました。
残念ながら原子力規制委員会は、東海第二原発の運転延長・再稼働についての地元及び首都圏及び全国の人びとの反対の声にも拘らず、設置変更許可・工事計画認可・運転期間延長認可の3つの審査を「一体審査」と称して並行して前のめりで審査し続けています。
さらに、なんと7月4日の規制委定例会議では設置変更許可の認可を確認(パブコメ開始)しました。
老朽・被災・超危険原発の運転延長・再稼働は断じて容認できません。
私たちが日頃言ってきたとおり「原子力規制委員会は再稼働推進委員会!」の証明です。
そこで、現時点の審査の状況を確認し、設置変更許可認可を糾弾し、工事計画と運転延長の審査に対して疑問を正すために、東海第二についての第3回目の院内ヒアリング集会を開催します。
多数ご参加願います。

質問項目:
1 炉心安定性と原子炉停止問題
2 ケーブル火災について
3 ブローアウトパネルと加振試験問題
4 津波による漂流物の問題
5 東海第二原発の安全性にとって東海再処理工場の事故からの影響を考慮することは必須課題
6 「爆発」事故発生のきっかけの一つとして津波
7 審査情報公開
8 前回までの質問・回答への追加質問
質問予定:(首都圏)山崎久隆、木村雅英
(茨城県)川澄敏雄、大石光伸、相沢一正、披田信一郎
集会参加者

集会次第案(13時~17時)
13時00分~ 通行証配布開始
13時15分~ 開会
13時20分~13時55分 事前学習会
休憩(5分)
14時00分~16時00分 原子力規制庁ヒアリング
16時00分~16時30分 事後意見交換会
7月13日(金) 5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)

官邸前抗議行動は18時30分 官邸前も国会正門前も

主催: 首都圏反原発連合

 

福島原発刑事裁判日程 7月24日(水) 25日(木) 27日(金)

東京地裁103号法廷 10時~17時

  • 毎回8時20分~9時までに傍聴整理券の配布がります。
  • 裁判終了後報告集会があります 17時ころから

7月24日(水) 参議院議員会館 102

7月25日(木) 参議院議員開会 B105

7月27日(金) 参議院議員会館 講堂

(27日は裁判と併行しての報告集会が予定されています。)