テント日誌7月2日

経産省前テントひろば1807日後

高温多湿の中、多数で経産省・安倍官邸への怒りを 6月26日(金)

空は青いが湿度が高く少々身体がだるい中、東京都の感染者が54人に及んだと報道された中、経産省前には約45人が集まり、経産省・安倍官邸への怒りをぶつけた。

持続化給付金における経産省と電通・パソナとの癒着、専門性無くパフォーマンスのみの経産省官僚たち、トリチウム等放射能汚染水小委員会で医学論議回避とタンク保管説排除のエネ庁、乾式キャスク導入で原発稼働維持を図る原子力ムラ、関電原子力マネー還流問題で追及される関電トップ、安倍お友達内閣ゆえの排外主義愚策、専門家会議廃止を勝手に決めた安倍官邸、新型コロナ対策もできないで安倍政権に改憲を言う資格なし、……と怒りのアピールと歌とコールが響き渡った。

なお、4時からは文科省前で差別反対の抗議、夜7時からは(表無しでも)首相官邸「裏」の抗議行動で安倍は辞めろ!コールも。(K.M)

雀のヒナがなかなかかわいい 6月27日(土)

雨は降らなかったものの酷い湿気で、しかも風が殆どない。陽射しが弱かったので気温も輻射熱もさほどでは無いのが幸い。沸かし中の浴槽のお湯のように温かいのと冷たい空気がランダムに混じって不快。

救いだったのは親鳥を追いかける雀のヒナの嘴の鮮やかな黄色、すぐ近くで羽の手入れをする烏。その愛くるしさときたら・・・極めつけはこの子たち。信号待ちの家族連れの子供たちがこちらをじっと見ている。注目を浴びていたのは辺りの鳩たちで英語を話していたので意味はわからないが明らかに夢中になっていた。鳩が珍しいとも思えないが。なんだか尊いね。(O・O)

雨も上がり川柳句会も楽しく行われた 6月28日(日)

土砂降りの雨から一転、座り込み日よりのよいお天気となりました。青空句会もいい感じに行われました。

テーブルの上にはおやつも満載、川柳姉妹もコロナ自粛から徐々に復帰のようで、マスクとソーシャルディスタンスは注意しつつもだいぶ元の雰囲気です。

写真は以下のツイートのなかに貼り付けてあります。

ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(365日座り込み) 雨、雨、雨!でも今日は青空句会の日ですからみんなの出足が早く、もう9人も集まっています。空はいくらか明るくなってきて、楽しい座り込みの始まりです。 https://t.co/QyhQmv4wuF https://twitter.com/keroppu8649/status/1277081950105174017?s=20

ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(365日座り込み、今日は青空川柳句会開催日) あの物凄かった雨が止んで、ラッキー! 句会、今日のお題は「食」「世論」です。締め切りまであと50分。 #川柳 #脱原発 https://t.co/MR4oF1a3uE https://twitter.com/keroppu8649/status/1277094942704197634?s=20

ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(青空川柳句会) 脱原発川柳句会もうすぐ締め切り時刻ですよー。すっかり雨が止んでいい風が吹いています。乱さんはラジオ番組の宣伝。 #川柳 https://t.co/4CKczeTVPH https://twitter.com/keroppu8649/status/1277102235604840449?s=20

ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(青空川柳句会参加者が増えてにぎやか) 15時で日曜日の座り込みは終了。今日はトータルで15人参加でした。雨は完全に止んで暑からず寒からず、良い座り込み日和となりました。 https://t.co/RDXb5ejaXH    https://twitter.com/keroppu8649/status/1277117605866729476?s=20

(はしゆき)

脱原発青空テント川柳句会が開催された 6月28日(日) 正午~

選者は乱鬼龍氏、席題は「食」「世論」215分投句締切、240分より入選者の発表、披講となりました。開始からしばらくは大雨が降っていましたが、徐々に雨は止み、時折太陽も顔を出す梅雨の合間となりました。今回の参加者は8名、選者より入選者へBig Issueや餡みつ、果物などの景品が手渡されました。入選句は以下の通りです。(S..

「食」 特選 ・世代継ぎ生命を守る種護る - 月居

秀句 TPP種まで売って食崩壊  はぐれぐも

・自家採取違法だなどと魔の所業  – 草地 ・値引きした惣菜誰が作ってる  ふ64          

・生きるとは食する事か骨に沁む  落葉                      

・外食もおそるおそるの無策国  芒野

「世論」 特選 ・ネット上差別ヘイトが世論顔 - ふ64

秀句 ・世論より取り巻き意見考慮する - 柚子っ子

・奮起して社会変動時は今 - 月居

・川柳は世論動かす発火点 - 草地

・ほとんどが原発NOという時代 - 乾草 

・世論では五輪は無理が常識に - 芒野 

次回の脱原発青空テント川柳句会は2020年7月26日(日)12時から開催いたします。

是非ご参加ください。

反原発CDへの反応は興味深いね 6月29日(月)

昨日までの雨の影響で、今日は朝から晴天であったが、非常に蒸し暑く、水と氷を用意して経産省前に向かった。経産省前に着いて座り込み準備を始めていたら早くもレジェンドSさんが来られた。今日は(月)なので、何時もなら国会前の座り込みに参加しているはずなのである。此方に直行した理由を聞いてみると、最近益々腰が痛くて二ヶ所座り込むのは無理なので国会前は止めて経産省前へ来たとのことであった。それほど痛いのなら家でゆっくりして体を休めたら?と言ったら・それをやったら認知症になってダメになってしまうからそれはできない・と言われた。それ以上何も言えず了解した。座り込み準備は第三の担当者のOさんも何時もより早めに来てくれたので短時間に終えることができた。 準備を終えると相棒のSさんは持ってきた反原発CDをボリューム一杯にして道行く人々にアピールを始めた。人々の反応を見ていると、慣れている人は無反応であるが、時たまここを通り掛かった人々は、なんじゃこれは?と思ってちょっと離れた所にあるバナーを読んで考えて去っていくーまだテントニュースを受け取ることは躊躇しているが。次回にはニュースを受け取ってくれるのではないか。若い人に多かった。       今日の座り込み者は、天気が良かったにも拘わらず前半は少なかった。      4時過ぎになっていつもレジェンドSさんと国会前で座り込んでおられるKさん、Hさんが来られた。そのすぐ後に練馬のTさんが来られた。高麗博物館に寄ってこられたらしく、色々の資料を置いていかれた。重要なものだけ回し読みしてもらうために事務所に置いた。(保)

テントひろばは人のつながりの場でもある  6月30日(火)

セッテングが終わると、間もなく小雨が降って来た。するとIさんと名乗られた女性の方が、「おテントさまが見ている」というDVDを頂いたのですが、お代を受取って頂けないので出来ましたらその方に、お渡して頂けますでしょうかと封筒を差し出されました。その封筒の表には、「おテントさまがみている」未来へつながるすばらしい記録。ありがとうございました。と書いてありました。私は明日DVDの製作者と東電本社前抗議行動でお会いする事になっておりますので、その時にお渡し致しますとお預かり致しました。

テントはこの様に、人と人との繋がりの場所にもなっているのだと、しみじみと思いました。15時過ぎ急にバケツか・タライをひっくり返したような豪雨になり、経産省隣りの改築工事中のビルがぼんやりと見えるくらいでした。皆全身ずぶ濡れで、これはもうたまりませんと、いくぶん小雨になった所で、所定の時間より早めに撤退を致しました。  (Y・R)

経産省にやってきた人が倉田氏の糾弾演説に拍手 7月1日(水)

今日は7月1日。もう半年も過ぎてしまった。

このところ、九州、四国、静岡等々と水害の被害。 風雨が予想されたので、構えて経産省前に向かう。幸い風雨もなくセッティング終わる。風はあるのでバナーは一つしかつけなかった。

たんたんと当番2人の座り込み。1時20分頃から、風雨がやってきた。急いでパラソルを広げる。パラソルが風にあおられてオチョコになりそうになる。そういうときのチエは既に伝授されているので、その方法で切り抜ける。雨の中、倉田さんが規制庁から来たが、雨がひどいのでパラソル内でゆっくり食事などをして雨が止むのを待つ。2時前に、保っちゃん、レジェンド斎藤、勝爺、バイクのHさん、9条改憲阻止の会のHさんたちが登場。

雨が小降りになって倉田さんはいつものように演説。演説をしている時に経産省に来た人が、倉田さんの激しい経産省の糾弾のフレーズに大きな声で「よし」と言われた。倉田さんはびっくりして「どうも」なんていう。座り込みをしている者たちもびっくりした。そして拍手を送った。その人はふりかえって笑って応えられた。あーそういう人もいるのだ!よし!

当番の交代をする。そのあと、倉田さんは4時20分まで断続的に演説。真剣に怒った気持ちをいう、火を吐くような演説だ。Mさんが来る。雨もやむ。倉田さんとMさんは5時からの東海第二原電抗議行動に向かった。Kさんは4時過ぎにこられ、何時ものように座り込みの人たちに煎餅と飴を配り斎藤さんにはスープではなくプリンを差し入れてくれた。5時になったので撤収した。

今日は第一水曜日なので、東海第二原電の抗議、そのあと、東電前抗議行動。  (T・I)

香港そして中国のこと 7月1日(水)

昨年からというよりは、以前から香港の市民(地域住民)の動きにはずうっと注目してきた。雨傘運動の時からそうだったが、はらはらしながら、どこか胸を締め付けられるような思いになりながらだった。中国の専制的権力による支配が強まって行く姿を、目をそらさずには見られない思いで、とでもいえるだろうか。学生や市民の闘いに深い共感と連帯の意識を持ちながら、何もできない自分にもどかしさを感じながらだ。

中国政府は「香港安全法」を制定して香港の市民や地域住民への支配と統制をさらに一歩進めた。これは一言でいえば、香港の市民―地域住民にたいする強権的支配を強めるものであり、香港の安全なんて言い草は誰も信じていないものでる。

「一国二制度」、「高度な自治」を香港の返還にあたって中国政府が認めたのは政治的戦術であり、それは機会あれば崩されていく必然にあった。中国政府は専制的、独裁的制度を一制度として前提にしてきたのであって、香港で許容している制度は機会があれば解体したいのだった。それは彼等が台湾に対して支配の野望を持っているのとおなじである。香港が「高度な自治」や「自由や民主制」の制度下にあり、中国本土の支配的制度(独裁的制度)とは別の制度であり、中国本土の制度に比して相対的な自由な制度は政治的(戦術的)に容認してきただけある。一制度(中国本土の制度)からは、香港の制度は矛盾であり、相いれないもので、その制度を骨抜きにするか、実際的機能を解体し、中国本土の制度に飲み込もうとするのは必然だった。香港の制度が保持されるのは中国本土の制度が民主化や自由化によって変革されるよりほかない。その中国での民主化や住化をめぐる闘いは続いているが、それは、天安門事件(1886年)以降は冬の時代にある。だからこそ、香港の市民や地域住民の闘いは希望をいだかせるものだが、その発展の困難性をも予測させるものだった。いうまでもなく、香港の市民を支配と統制を強める動きはチベット民族やウイグル民族の支配強化と軌を一にすることであり、台湾に対する動きはまた、その延長線上にあるといえるだろう。これは僕らに中国の国家権力の独裁的で専制的性格をより、明瞭にするだけでなく、現在の世界での自由が切実であることを示すものである。

中国の国家権力が「自由や民主制」を欠如させ、専制的で強権的な権力を創設し、その必然的な道程を歩んでいるということは僕らには長い時間がかかってみえてきたことである。歴史的にはロシア革命においてレーニンが権力創設で失敗したこと、中国では毛沢東らが中国革命において権力施設で失敗してきたことによるのだと言えるだろう。ただ、中国政府は帝国主語の支配に抗し、また地主制という階級支配を打破した革命的政権として、その幻影が中国の革命権力が解放的なものであり、「自由や民主制」を繰り込んだものとみられてきた。近代的な自由や民主制という課題は前提として繰り込まれてあり、その次の段階の課題を課題にしてきたのだと見なされていた。だが、ロシア革命や中国革命において、その権力の施設において、自由や民主制とういう問題は実現したのでなく、その権力創設でそれは失敗し、それ以前的な専制的で強権的な権力の創出しかできなかった。これは僕がロシア革命や中国革命についての考察を続けてきた結果である。(その論述は長くなるので略するが、時間を経た考察の結果である)。

ロシア革命や中国革命の権力についての考察は批判的にはスタ―リン主義批判という形ではあったが、これは不十分であった。左翼的な観点からの中国の権力の分析は批判的という意味では誰もなしえないできた。理由は明瞭だったようにおもう。レーニンや毛沢東の創出した権力はマルクス主義の理念によるのであるが、そのマルクス主義からはその欠陥というか矛盾的性格を析出することを不可能にしていたのである。ロシア革命や中国革命が資本主義(帝国主義)を破る革命であり、近代を超えて行く革命であるという思いが、その権力の分析を分析し、認識することを妨げて来た。これはロシア革命や中国革命に対する立ち位置の問題だったが、その立ち位置とマルクス主義は深く関係しているのである。マルクス主義ではロシア革命や中国革命で創設された権力の分析も析出も不可能であり、現在の革命についての思想が不可欠であり、それが困難な課題としてあった。僕はここでその課題を提起できるが、一つだけ語っておけば「自由」の問題(課題)ということが出来よう。依然として現在の革命は「権力と自由」の問題が中心課題であるのだ。だから、香港の市民や地域住民に闘っている課題は人類の未来から視線をになっているのであり、先取的のことなのである。

中国の権力構造の分析としては若いころは竹内好の中国分析が良かったのだが、彼は中国の文化大革命で筆を折った。また、ウイットフオーゲルの『東洋的専制』は示唆に富むおもしろい本だった。さらに言えば、僕は1970年代の半ばに自分の出していた『乾坤』という雑誌で「現代中国のイデオロギー毛沢東論」を連載していたこともある。僕なりの探索をやっていたのだが、そこで気づいたのはアジア性と官僚制ということだった。謎めいて見える中国の権力は官僚制とアジア性ということで把握ができるのだと思う。中国は官僚独占資本主義というのが社会的規定だろうが、政治的には官僚独裁国家である。この官僚独裁国家は共産党独裁国家でもあるが、これを把握するには最近に出た佐藤優の『官僚階級論』が有効であるように思う。官僚階級論は理論的な分析の武器といえようか。

主権と自由の獲得を目指し、支配と統制の強化に抗する香港の市民や住民に深い連帯を持ってきた。これは変らず、ゆるぎなく見える中国の国家権力もやがては変革に直面するだろうと思う。かつて僕らがロシアの体制に持った暗くて、絶望的な思い、つまりは、それが変革される様相は何処にも見えないという事があったが、そのロシアの体制は崩壊した。僕は中国の強権的で独裁的な体制も変革の嵐にさらされるだろうと思う。これは「空なる望み」ではないと思う。(三上治)

最近は若い人の反応がちがってきたように思う 7月2日(木)

梅雨の晴れ間とはいうけれど、それにしても今日は、暑かった!用意した、ブッカキ氷と水は大正解でした、皆さんもこれからは、熱中症対策にご用意をお忘れなくお願い致します。本日カンパはゼロでしたが、若い女性の方がお疲れ様ですと会釈をしながら通り過ぎて行く、何故か心がやすらぎました。(座り込みが若い世代にも理解されて来ていると感じました)撤収して事務所に戻る途中の歩道で、立派な名刺入れを発見、中を拝見しましたところ、霞が関駅から○○○駅迄の定期券が入っていました。勿論名刺が沢山入っていましたので、その会社に電話をかけましたところ、受付の女性が出られましたので、私は経産省前テントで毎日、脱原発を訴えている市民の一人Yですと言いますと、間もなく当人が出られましてその旨をお伝えすると、ホットした様子がうかがえました。その人はなんと、私たちがお手洗い等でお世話になっております、改築工事をしているとなりの日本土地建物(株)・・・部の次長さんでした。私は脱原発と書いた編み笠をして玄関に行きますので直ぐに分かると思いますと言って、取って返すとその方はビルの玄関で待っており丁寧なお礼の葉と名刺を頂きました。(玄関にいた守衛さんはその人に敬礼をしていました)

まあ~暫くは、堂々とお手洗いは使用可能と思います。

ひょっとしたら。御礼の挨拶に来るかも?        (Y・R)

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7月10日(金)経産省前抗議集会

時間:17時~18時 主催:テントひろば(時間変更に注意を)

首相官邸前抗議行動(反原連)7月3日から再開 18時30分

7月19日(日)「安倍9条改憲NO!国会議員会館前行動」

15時~ 衆院第二議員会館前を中心にして 総がかり行動

7月22日緊急行動「放射能汚染水を海に流すな」

日時 2020年7月22日(水)「海の日」13時~19時30分

  1. 院内ヒアリング集会 13時~16時 場所:衆院第一議員会館

国際会議室 テーマ1「トリチウム等放射能汚染水」 テーマ2「六ケ所再処理施設」

抗議申し入れ行動 ★東京電力抗議集会17時~17時30分

★日本原電抗議集会17時45分~18時15分

★経産省抗議集会 18時30分~19時30分

再稼働阻止全国ネットワークからの呼びかけで現在50団体賛同