経産省前テントひろば1807日後
希望の牧場の吉沢さんがこられた 7月19日(水)
朝から暑い。ギンギラ。ペットボトルを2本持つ。大きなパラソルは日影をつくり、なんかいい感じだ。椅子とセットになった青い小さなパラソルも楽しい雰囲気でいい。今日は、座り込みグッズをセットし終わってからしばらくは当番2人だけだった。静かに過ごす。12時30分頃、福島県浪江町の希望の牧場の吉沢さんがマイクでしゃべりながら、車でやってこられた。吉沢さんは、自分の裁判で来られたそうだ。「ベコニュース」をもらう。座り込みのところに車をつけて、吠えるように浪江の現状を話し、経産省を糾弾した。安倍は早く辞めろとも言っていた。吉沢さんが演説をやめると、警官が3人やってきて、免許証を見せろとか、電話番号を聞いたり、どこから来たのか、いつまで居るのか、今日は泊まるのかなんてことまで聞いていた。警官は「いつもここを観察しているもんだから」なんて言って帰って行った。通りがかった男性が、吉沢さんの演説を聞いていて、吉沢さん?と言われ、頑張ってくださいと伝えてと言われた。
吉沢さんは1時過ぎに、議員会館で院内集会があることが分かって、院内集会に向かわれた。夕方からは議員会館前で総がかりの(2015)7.19に抗議する行動があるので、今日はそれにも出て福島に戻ろうと言われていた。夜のその集会には3500人が集まったそうだ。
空が曇り、雨が若干降ったが、すぐやんだ。経産省から出てきた人が、こっちを見ておじぎをして賛意を示していかれた。経産省に出入りする人は全部原発賛成と言うわけでもないのは当然だが、そういう人がいることはうれしい。
遅番のSさんはいつものように自分でつくったシソジュースを持ってきてくれ、みんなでおいしく飲んだ。鮮やかな赤紫できれいだ。今日は自分で焼いたレーズン入りのパンも持ってきてくれた。イースト菌の懐かしい匂いがするおいしいパンで、これもみんなで美味しくいただいた。(T)
テントはなくなっても訪れる人は結構いる 7月21日(金)
都内の多くの学校では今日から夏休みと聞く。しかし、一部変わり種では、7月いっぱいを1学期とする学校もあると聞く。授業日数を増やせば学力が向上すると真面目に信じている いいかれた校長がいるようだ。子どもや先生達がいい迷惑である。学校現場はことほど左様に病んでいる。
今日は事務所に4人集まり、4人で出発した。 経産省正門前に到着してから幟旗をセットする。今日は6本の幟を持ってきたので、全部セットして立ててみた。遠くから見ても壮観である。
座り込みが始まる少し前から、文科省前に沢山の労組の旗が立ち並んでいた。全労連系の人事院の勧告期の決起集会のようである。かなりの人数が集まっている。400~500人はいるのではないかと思われる。集会が終わり、横断歩道を渡り、旗を立ててこちらの方向に歩いてくる。ならばと思い、テーブルに用意したテントのビラを撒くことに決めた。座り込みのメンバーで手分けして撒いた。なかなか受け取りがいい。用意したビラが全部なくなってしまった。デモ隊は日比谷公園の方向に向かった。
急いで事務所に戻り、テントニュースや資料をセットし直し補充した。経産省正門前に戻ると、年配の女性がやって来て「テントがなくなったんですね。でも、こうやって座り込みを続けてらっしゃる事には頭が下がります。身体を壊さないように頑張ってください。是非カンパをさせてください」といってカンパをしていただいた。こうやって訪れてくる人々の善意にこたえていかねばならない。(S・S)
「日報」事件のことを考える 7月21日(金)
来週の国会(閉会中)に加計学園問題や自衛隊の日報問題の審議が安倍首相の出席のもとで開かれるという。通常国会での共謀罪審議をおかしな形で打ち切り、強行採決で逃げ切った安倍政権だが、都議会選挙での大敗に危機感を募らせてか、首相出席での審議に応じるという。多分、都合の悪いことは「記憶にない」「覚えていない」を連発するだけで、失笑を買うか、不信を拡大させるだけだろう。政府与党や官僚の面々の答弁を聞くたびに、これだけ「覚えの悪い」面々がいたものだと驚くのだが、そういって舌打ちして過ごすわけにはいかない。
加計問題ほどメディアは追及していないきらいにある自衛隊の日報隠ぺい問題だが、僕はどちらかというこちらの方により多く注目してきた。僕らは安倍政権の「戦争のできる国」への舵切り,戦後の国家戦略の転換に危機感を持ち反対してきた。集団的自衛権行使容認(その憲法解釈の変更)、戦争法制定、特退秘密保護法、共謀罪の創設が戦争についての国家戦略の転換に伴われてあることも認識してきた。これはこれまで禁じられてきた海外での戦争にふみきることであり、そこで戦争に一歩足を踏み込むことである。この場合に、自衛隊はこれまでとどのように変わるか、変わろうとしているのか、注目してきた。
自衛隊がどういう考えで地域紛争とよばれる事態に対応しようとしているのかはわからない。南スーダンでの軍事行動をどういう考えでやろうとしているのか興味はあるが、知る手掛かりはなかった。一体、何をどのようにやるのか(軍事的行動)が分からないまま不安を持って見守ってきたのが実際である。南スーダンから自衛隊が撤収してきたことはよい。(若き自衛隊員に人を殺させてならないし、彼等が殺されることがあってもいけない。そういう機会が回避されたことはいいことだ)。
だが、派遣された自衛隊は戦闘についてどういう指示を政府から得ていたのか、自衛隊の幹部はそれをどう考えていたのか、これらは興味深いことだし、僕らには知る権利のあることだ。南スーダンで自衛隊は何をやろうとしていたのか、何故、撤収にいたったのかを政府は明瞭にすべきである。自衛隊も当然そうすべきである。「日報」はそういう点にたてば、国民に公表すべきであり、こういう資料として国民に公開すべきである。軍事の機密という名目で隠匿すべきことではない。そんな理由はない。
南スーダンに派遣された自衛隊が戦闘に遭遇し、どのように対処したか、戦闘という事態をどう考えたかはその意味で興味のあることだし、それを自衛隊は国民に知らせるべきだし、国民は知る権利もある。日報を自衛隊幹部の独断で隠し、秘密裏に処理するという戦前の軍隊を思い浮かばせる。戦前の軍隊は専断独行で多くの事を進めた。僕らが知った多くの歴史的事件(例えば関東軍の手による張作霖爆殺など)は戦後にはじめて知らされたものが多い。戦前の日本の軍隊は国民の軍隊と称されていたが、国民には何ら知らず、軍事行為は行われたのだ。その意味で日本の軍隊は官僚的・閉鎖的組織だった。それは僕らが学んだ戦前の軍隊だし、そのことが如何に多くの害をもたらすかも学んだ。
自衛隊は戦前の軍隊とは違うのか、その独断的、秘密的な組織と行為のあり方は最低限のこととして変わっているのか。あるいはそこは体質として変わらない組織なのか。どのような契機からであれ、自衛隊が戦闘に遭遇する機会のあったことは重要なことだ。
この日報問題は自衛隊が何を考え、どのように戦争に臨もうとしているのか、その手がかりになる資料である。僕らが自衛隊の現在を知る契機がそこにはある。僕らはこの公開を要求し、自衛隊の現在を知る契機にしたい。このまま、うやむやで終わらせてはならない。僕はそこを見守っている。
いつもはじめは小さな塊 でもそこからはじまる 7月22日(土)
エベレスト頂上、北極海の氷山、南極のブリザード。そんな情景を思い浮かべてみた。当たり前だが涼しくはならない。オホーツク海で仰向けにくつろぐラッコになった自分を想像したが私は泳げなかった。油彩画のような空はそれはそれで美しいのだけれど暑苦しい。暑いというより「あ”つ”い”」。
その暑さの中、IさんとKさんはいつものように読書をしている。その慎ましやかで物静かな佇まいも抗議の表現のひとつだ。経産省の2階の部屋の多くは窓を開けていたが相変わらず人影は見えない。照明はついていたがエアコンを使っていたかはわからない。抗議する相手ではあるけれど休日出勤ご苦労様です。
風くるまを作ってみた。これが意外と難しくて。暑さのせいで妄想が浮かぶ。花畑のように等間隔にぎっしり並べたか風くるまが一斉に廻る、真夏水田の稲穂が波のように揺れ動いて風の軌跡を見せてくれる…そんな光景が暑さを忘れさせてくれた。(熱中症か?)
今日は15時40分で撤収。夕方が近づくと陽射しが強烈になり溜まりにたまった輻射熱が凄い。風くるまを壊しそうな風が救いだった。
※熱中症
今年7月10日~7月16日までの全国の熱中症による救急搬送人員は、7680人でした。去年は3495人。
理不尽なことに怯む皆さまではありませんが暑さは別。とりわけ週に2回以上座り込む方はご自愛ください。暑さに対しては負ける前に逃げることも必要かと思います。
〇 Do you say I’m sorry? (ごめんなさいと言えるかな?謝って済むことではないけれど)
私が総理と言うけれど 謝りもせず過ちばかり
私が首相と言うけれど 殊勝どころか驕慢、独善
私が総裁と言うけれど 責任相殺許さない
〇始めは小さな滴
外出禁止令は独裁者が国民に布告するのが相場なのだが…とにかく石原伸晃議員・丸川五厘担当相が待つ聖地秋葉原に彼は現れた。結果は「国民なめたらいかんぜよ」だった。
「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」 え!まじ? という実に見事なオウンゴールを見たときあるスピーチを思い出した。 2013年頃の金曜日官邸前だったと記憶している。若い女性の「安倍総理!あなたに反対する者の意見を聞け!」というスピーチが異彩を放っていた。当時の安倍政権内閣支持率は支持するが50%以上、支持しないが20%台だった。
今や支持するが26%、支持しないが56%(毎日新聞7月22、23の調査)。小さな滴が集まって荒ぶる大河になろうとしている。だが私個人も自分の意見に反対する声に向き合おう。それが民主主義だから。(O・O)
「悪たくみ」岩盤が崩壊寸前 7月24日(月)
地下鉄のトラブルでいつもより20分ほど遅れる。Yさんが郵政ビル前まで来てくれ収納BOXを運んでくれた。薄曇りで風があり助かるが湿度が異常に高い。二人でセットが終わったのは12時半になる。一息ついていると通りがかりの女性が暑いので無理しないでと気遣いの声がけをかけてくれる。熱中症に効くという「塩熱サプリ」の舌下錠を頂く。テントニュースを所望されて渡すと硬貨をカンパしてくれた。名前を尋ねると「S」さんという方は「覚えてね」と言い「集会で会いましょう」と笑顔で去って行った。
「加計問題」の衆院閉会中審査をラジオで聞いていたが、「加計ありき」のプロセスがますます明確になってきた。アベが連発した“適切なプロセス”とは真逆だ。今治市の職員の官邸訪問に「記憶も記録もない」を繰り返すヤナセ元首相秘書官は現在、経産省審議官に就いているという。「森友問題」で「適正売却」を繰り返し国税長官に出世したサガワほどではないが、ニュースで厚顔を記憶した。それにしても支持率急下降による丁寧な対応の神妙さはバレバレ。まさに最高レベルの「悪たくみ」「共謀」の岩盤が崩壊寸前となった。参議院閉会中審査の鋭い追求を期待したい。(I・M)
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呪殺祈祷僧侶団 月例祈祷会
7月28日(金) 15時 経産省前にて
7月28日(金)5時~6時経産省前抗議行動 官邸前抗議行動は6時~8時
8/2(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.玄海原発再稼働やめろ!九州電力東京支社抗議行動
日 時:8月2日(水)17時30分より18時15分まで
場 所:有楽町電気ビル前(JR有楽町日比谷出口すぐ)
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
2.第47回東京電力本店合同抗議のご案内
東京電力の傲慢、独善、隠蔽、無責任体質は現在も継続中です
東京電力へ抗議の声を挙げましょう
日 時:8月2日(水)18時30分より19時45分頃まで
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか126団体
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院内ヒアリング集会 8月4日(金)
「日米原子力協定(2)」
経産省前テントひろば
以下の日程で「院内ヒアリング集会」を開催します。
よろしければご参加を!
テーマ:「日米原子力協定について」
日時: 2017年8月4日(金)14時半~16時半 (14時15分から通行証配布)
14時半~15時 :事前打合せ
15時 ~16時 :ヒアリング(外務省/経産省/文科省/原子力規制庁/原子力委員会から出席予定)
16時 ~16時半:事後確認打合せ、今後について意見交換
場所: 参議院議員会館B105会議室(地下一階)
質問項目:
1 日米原子力協定に関わる米政府の意向
2 プルトニウム管理
3 大洗事故
参加予定:参議院福島みずほ議員、議員秘書、経産省前テントひろば他の市民
※インターネット中継や撮影は、担当者の顔を写さない方式で行います。担当者の顔を絶対に写さない方式でお願いします。
私たちは、昨年6月から経産省との院内ヒアリング集会で「使用済み核燃料問題」を追及してきた。さらに、本年6月9日に原子力の平和利用と核不拡散を目的とされている「原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定(日米原子力協定)」についてヒアリングした。外務省・経産省としては、2018年7月に30年の満期を迎える「日米原子力協定」について、日本の原子力活動の基盤の一つをなし極めて重要な意義を有するものと考え、様々な課題について引き続き米国との間で緊密に連携していきたい、と考えていることを確認した。が、詳細は時間切れで確認できなかった。今回は、「日米原子力協定」を見据え、米政府の意向について確認しながら、日本が48トン保有するというプルトニウムの管理について尋ね、さらに6月6日に起こった大洗プルトニウム汚染事故についても説明を求めるべく、経産省と外務省など関係省庁にヒアリングする。
多くの方々にご参加いただきたくご案内します。
事前に購入すればスムーズに入園できちゃいます♪
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脱原発青空テント川柳句会が開かれます
8月13日(日)13時から 選者は乱気龍
経産省前にて