テント日誌7月5日…「ここにこい餌のない雀」というわけには/小雨降る日曜の夜

経産省前テントひろば1394日商業用原発停止658日
「ここにこい餌のない雀」というわけには…

10時過ぎテントに着いたら泊まり開けの人たちが残っていて話しこんでいた。
小雨の中傘をさして座り込む。
しばらくして警察の車がいつもより近くに止まり、公安の人たちもうろうろしていたので何事かと思ったら、官邸前あたりに右翼が集結してデモがあるらしいことがわかった。

テントには泊まり開けの人も含めいつもより多くの人が居たので心強かった。
12時半過ぎ彼らが徐々に引き上げて行き、いつもの平和な静かさが戻って泊まり開けの人も安心して帰宅する。

最近テントで餌をもらえる情報が拡散したらしく鳩が8羽・すずめが数え切れないほどやって来てちょっと困ってしまう。
彼らを眺めるのは楽しくもあるのだけれど…

通り掛りにテントを眺めている人にチラシをお渡しして原発のことどう思いますかと尋ねたが、何も考えていない様子。今原発が全部止まっていることもはっきり知らなかったらしい。安保法制についても同じ、そういう人が多いのだろうなとがっかりです。

3時ごろ顕正新聞を薦める女性が二人でやってきた。
お断りしたがなかなか引き上げないで居たところ、丁度M子さんが来て下さり対応してくれた。彼女の歴史から始まる話に圧倒されながらしばらく熱心に聞いていたが結局新聞をおしつけて帰った。
宗教で原発がなくなるのならたやすいのだけれど…
夕方人がまた増えたのでテントを後にした。(I・K)

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小雨降る日曜の夜

日曜の夜、数人で酒を飲んで雑談。
7月11日・12日の「第3回福島を忘れない!全国シンポジウム・現地視察」に弁護士さんも参加することになる。

Tシャツプロジェクトの人が発送の手配などをしている。梅雨が明けて暑くなったら在庫一掃できるかな。

今朝のテレビ朝日でSEALDsの国会前行動や渋谷デモが紹介されていた。「アベ政治を許さない」状況を作ってしまった我々の世代の責任が重いが、一方でこのように非正規労働者が増えた格差社会で実際に戦争に駆り出されるのは若い人たちだ。若人の怒りの拡大・沸騰を期待する。
レイバーネットの川柳合宿に行ってきたRさんから震洋(しんよう)の話を聞く。
震洋は、太平洋戦争で大日本帝国海軍が開発・使用した特攻兵器。1944年10月下旬レイテ沖海戦に投入された神風特別攻撃隊より半年以上前に本特攻兵器の開発は始まっていて、小型のベニヤ板製モーターボートの船内艇首部に炸薬を搭載し、搭乗員が乗り込んで操縦して目標艦艇に特別攻撃隊体当たり攻撃を敢行する。150近くの震洋隊が作られ、館山には本土決戦に備えた赤山地下壕跡があり、沖縄戦のお蔭でこの地での本土決戦を逃れたという。そこに来ていた若い新聞記者が中島飛行機のことも知らず、歴史の継承の難しさを実感。政府と官僚機構は結構歴史に学んでメディアをコントロールしているのに。今、跳ね返さねば。

早朝にそんな雑談をしていると白んできて、何と雀がテントの中に入ってきた。私たちを恐れず親しみを込めてテント内を飛び回って挨拶してすぐに出て行った。続いて、雨の早朝テントに別の常連来訪者Tさん。昨夜遅くにも訪れたが、ちょっと身体が心配だ。
(K・M)

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7月7日(火)大間原発建設差し止め裁判 第5回口頭弁論案内

14時~東京地裁703号法廷

裁判報告集会 15時~17時 参議院議員会館 講堂

弁護団からの裁判報告等

 

電源開発本社前

スタンディングデモ(同日お昼12時~13時)

主催:大間原発反対関東の会 賛同 経産省前テントひろば

7月10日(金)(裁判学習会 内藤光博先生を囲む裁判学習会)裁判検討・討論会)場所は日比谷図書館から→弁護士会館10F1002号室に

変更しました。これは予約制です。前日までにメールに申し込みを。e-ooga(アットマーク)jcom.home.ne.jp

7月13日(月)テントでのお話の会

(森瑞枝さん)19時から、第二テントにおいて。

7月21日(火)テント裁判控訴審第二回弁論

渕上・正清の両氏が証言します。

13時:30分開廷(103号法廷) 

福島原発告訴団のお知らせ

◆7.17検察審査会激励行動&院内集会◆

東電勝俣元会長らの罪を問う「2012年告訴」の検察審査会議決が、近く行われるかも知れません!
審査員の方々に、最後(かもしれない)の一押しを行いましょう!
院内集会では原発事故被害者が切実に語るリレースピーチを行います。
7月17日(金) 参加無料
12:30~13:15 検察審査会激励行動 東京地方裁判所
14:00~15:30 院内集会 参議院議員会館講堂

*福島からバスが出ます!
行き 7:10 福島駅西口発
8:10 郡山教組会館発
帰り 16:00 参議院議員会館前発

片道・往復とも1500円です。
・乗車場所
・当日連絡のつく電話番号(携帯電話)
・片道か往復か
をお知らせください。

ひだんれん始動! 福島県民集会&対県申入れ行動
政府と県は住民の声を聞かず、帰還困難区域を除く指定区域の解除と区域外避難者への住宅支援を2017年度まで、地区住民への精神的損害の賠償を2018年度までで打ち切ると発表しました。
福島県は2012年に成立した「支援法」に則り、原発事故被害者が自らの意思で避難や居住の選択を行えるよう努め、住宅支援を継続し、政府に区域指定と賠償の継続を求めるべきです。
ひだんれんは7月27日に福島市において県民集会を開催し、その後、福島県庁に申し入れを行います。ぜひお集まりください!

国と県は勝手に決めるな!被害者の声を聞け!
 住宅支援・区域指定・賠償の継続を求める福島県民集会&対県申入れ行動
727() 参加無料
11
00~ 集会、申入書採択 福島テルサFTホール(福島市)
12
00~ デモ 福島県庁へ
13
00~ 申入れ、交渉 福島県庁

詳細はひだんれんブログをご覧ください
http://hidanren.blogspot.jp/

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福島原発告訴団
〒963-4316  福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
電話 080-5739-7279  メール  1fkokuso@gmail.com
ブログ  http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
カンパ 郵便振替口座 02260-9-118751 福島原発告訴団