経産省前テントひろば1086日 商業用原発347日
テントに着けば久しぶりの熊さんの弾き語り…
午前中は曇り空で涼しく座り込み日和だった。ただ上空を往来する黒い雲が気がかりだったが幸い雨にならず助かった。テントに着くと久しぶりに帰って来た熊さんがギターを持って弾き語り中だった。人がほとんどいないのにと思ったら、向かいの道路でおまわりさんが聴いていてくれるよとのこと。おおらかですね。
テントの中ではKさんが配布用のチラシ作りを懸命にしていた。本当にお疲れ様です。
今日は「たんぽぽ舎25周年記念のつどい」がありいつも日曜日に来てくれる人もそちらに参加座り込みの人が少ないのではと心細い思いでいたところ、久しぶりにMさんが焼きおにぎりや漬物を持ってきてくれてホッとした。暫らくすると群馬から3時間近くかけてTさんが寄って下さった。
写真を撮って良いですか?と聞いてくれる方が何人かいたのでどうぞと言って、すかさずチラシを渡す。皆さん原発反対とのことで一安心!
午後になって太陽が顔を出し暑さが戻って来た。そんな時、今まで日陰をつくってくれた街路樹(プラタナス?)が剪定されてしまった。また来週から暑くなると言うので残念だ。
正清さんが嫌がらせじゃないの?と抗議したところ、少し葉っぱを残しておきますからと言ったそうだ。高い樹に登っての作業を私たちハラハラしながら見ていたが、さすがプロ何事もなく短時間で終了した。
テント前での会話は今の政権の批判や将来への不安、特に反原発のデモや抗議をヘイトスピーチと同列にして規制できないのかとの高市早苗の発言への怒りなどでした。
4時過ぎたんぽぽ舎のつどいから帰って来た人やHさんに後を託して私はテントを去った。 (I・K)
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「GOODBYE NUKES ストップ川内原発再稼働! 8.31九州・鹿児島川内行動」参加報告
8月31日午後の標記集会・デモに参加し、川内原発再稼働反対がアジアにまで広がってきたことを印象付けられた。JR川内駅すぐそばの西口駅前広場には、午前中から準備の人が集っている。ライブ音楽に魅かれるように13時前には駅前広場が人々と横断幕と旗とで一杯になり、テントひろばから渕上さんもいつものダークスーツ・タイでのぼり旗を掲げ、いつき串木野市で活躍する高木画伯の姿も見られ、二人の国会議員も舞台袖に立った。
炎天下、瀬戸ちえみさんの司会で始まった集会プログラムは、鳥原良子さんの川内原発現地挨拶に始まり、裁判闘争、はがき行動、集会声明と順調に進んだ。最後の3.11鹿児島集会実行委からの挨拶では、向原さんと岩井さんのスピーチの後再稼働阻止ネットの山田(和)さんが全国リレーアクションの説明と集めてきた横断幕の披露をした(この時だけにわか雨)。
印象深かったのは、韓国と台湾からの連帯アピール。
ノ・テミンさん(釜山在住。反核プサン市民対策委員会):韓国でも30年も経った古い原発を動かしているが30年も経ったポンコツ車に誰が乗るか? 先日も(地震ではなく)大雨で原発が止まった。多くの不正事件が起こっていて、核マフィアと麻薬密売との関連も取りざた、いろいろの弾圧を受けている。皆で核マフィアと対抗しよう。
ツイ・スーシン(崔)さん(台湾原発廃止全国ネットワーク):1970年代から6基稼働しており30年間の闘い、グリーンシチズアクションアライアンスなど5万人の行動で稼働真近の原発を中止させた。福島事故があり650万人が原発の影響を受ける台湾でも責任を負えないとの声が強まった、13年3月9日には22万人のデモがあり、第4原発の工事中止を勝ち取った。それでも政府の政策は変わらない、生存権と選択権の問題だ。世界中で同じ敵に立ち向かっている。非協力運動を日本に期待する。
沢山のテレビカメラや取材があったが、全国に報道されたであろうか。
集会後の1200人以上による川内市内デモも整然と行われ全国の人たちでいっしょに闘う気持ちをひとつにして九電川内営業所前を通り、シュプレヒコールもメイン道路にこだました。デモ終着地点太平橋に沢山の原発賛成街宣車が待ち構えていて警察警備車が対峙しており、気持ちよくデモ終了出来なかったのが残念だった。 (K.M)
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テントからのお知らせ
◆9月3日(水) 九州電力・川内原発再稼動反対:九州電力支社抗議行動
(17時~18時) 再稼動阻止全国ネットワーク
第12回東電本店合同抗議 東電本店前
(18時30分~20時) テントひろば他 100団体
◆9月4日(木) 戦争をさせない・9条壊すな!9・4総がかり行動
6時日比谷野音 18時 後にデモ
◆9月11日(木) 9・11脱原発テントひろば3周年・再稼働阻止大行動
――― 経産省包囲怒りのヒューマンチェーン―――
<主催・呼びかけ> 経産省前テントひろば
経産省前テントは開設1000日を超え、9月11日、3周年となる。福島原発事故はいま未だ収束せず、汚染水は漏れ続け、14万人が避難生活を余儀なくされ、小児甲状腺がんが異常多発し、89名となった。しかし、原発推進の最大責任官庁である経産省は福島第一事故の責任を一切取らず、「エネルギ―基本計画」閣議決定させ、再稼働を推進するに至っている。福井地裁判決は政府の原発政策を根本から問い直し、東京検察審査会は東電首脳3名を”起訴相当”とした。経産省も責任を免れることは出来ない。我々は許さない。9月11日私達は再度経産省を包囲し、再稼働阻止!テント裁判勝利に向け、全国・全世界の人々と連帯し、4年目を闘い抜くことを宣言する。多くの方々参加を呼びかけます。
16時―17時 本館前及び別館前アピール行動
首相官邸及び経産省に対する申し入れ行動
17時―18時 記者会見(テントひろば前)
18時―19時半 経産省前集会
19時半―20時 経産省包囲怒りのヒューマンチェーン
★第2テントのブログ「原発いらない女たちのテントひろば ~福島とともに」もぜひ、ご覧ください。
http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/