経産省前テントひろば1064日 商業用原発停止325日
外務省前警備の物々しかった両日だった。
昨日も今日も外務省前の警備は物々しかった。
10時過ぎ警官がやって来て今日は街宣車が大挙してやって来るから、
11時過ぎから3時ごろまでなるべくテントの中に入っていてとのこと、
急いで椅子を片付けて中に入った。
聞くところによると北方領土の日だとか?
去年も同じような事があったと思い出した。
家に帰ってきてネットで調べたが、外務省などのサイトでは北方領土の日は2月7日と決められているらしい。
今日8月9日は1945年ソ連が当時まだ有効であった日ソ中立条約に違反して対日参戦した日なのだ。右翼は勝手に北方領土の日と決めているのか?
彼らは外務省に対して軟弱外交はやめろ!恥を知れ!云々口汚く叫んでいたが、
やたら怒鳴るばかりでよく聞き取れなかった。
中の数人は外務省に要請行動をしたらしい。
一台の街宣車がテント脇に駐車して何人か降りてきてテントの周りをうろついて撮影などしていたが、丸の内警察の人が来ていたせいか実害はなかった。
テントの中から警察官の様子を見ていると街宣車の動きがわかって興味深かった。
右翼の訪れる前、原発をゼロにする湖西の会の方が来てくださった。
所用で上京し、テントは初めてとのこと、大津でも京都でも金曜行動が続いているそうです。Yさんと脱原発の話などをし、テントの写真を撮って帰られた。
自転車でやってきた外国の方がテントの写真を撮っていたので尋ねたら
イタリアからの旅行者だった。英文のリーフレットをお渡しすると喜んで下さった。テントのこと世界に広がるかな?台風と午後からの右翼の来襲が心配だったが、1時過ぎにテントを後にした。その後、街宣車が通っただけと後から聞いてホッとする。(I・K)
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テントからのお知らせ
◆サマーナイト・テントシアター「ハイ・パワー 大いなる力」上映・交流会
・8月17日(日)19時~21時
・経産省前テントひろば第2テント
・「ハイ・パワー:大いなる力」上映(27分)、プラディープ・インドゥルカー監督との交流会
・・定員:約20名 、参加費:無料(カンパ歓迎)
担当:テントひろば(担当:藤原節男、木村雅英)
問合せ:fujiwara_setsuo2004@yahoo.co.jp、090-1793-4404
約27分の短編映画は、貧困と病苦にあえぎ、原発を告発する住民の怒りで満ちている。インドゥルカー監督談:「ムンバイ(旧ボンベイ)の南方、ジャイタプールに、新たに原子力発電所が計画されている。フランス、アレバ社のEPR(加圧水型原子炉160万キロワット出力)が何基も建設される。私は、その反対運動に加わっている。しかし、ジャイタプールの住民は、原発の実態を知らず、住民の反対運動は盛り上がらない。インド国内の世論も同じ。それで、この映画を制作した。タラプールとジャイタプールは、おなじ言語を使用しているので共感を得やすい。
この映画をブラジルの映画祭に出品して、賞をもらった。それで世界各国40ヶ所以上で上映している。ジャイタプール原子力発電所建設では、三菱重工が発電用タービンの主軸を製作することが決まっている。日本の皆さんにも、インド原発反対運動に協力ほしい」
タラプール住民は、原発建設当初、インド発展のために居住地を明け渡した。インド政府からは「雇用が確保される、暮らしも良くなる」との説明があった。ところが、すべて裏切られた。癌が多発している。放射性廃棄物の垂れ流しによると推測される。雇用もなく、住環境も以前より悪くなった。映画では、タラプール住民の実態を映している。(藤原節男)
http://badseaweed.wordpress.com/
あらすじ:
ムンバイ(旧ボンベイ)の北、インド初の原発の立地地域、タラプール。貧困と病苦にあえぐ住民の怒りが今、暗闇に燃え上がる。電力を送り出す町には暗闇が広がり、その闇はそこに留まっているかにみえる。インド、マハラシュトラ州タラプール。1964年建設のタラプール原子力発電所は、当時、熱狂を持って迎えられたインド初の原発である。地元の人々はその発電所を「ハイ・パワー」(大いなる力)と呼ぶ。
しかし、原発が立地するタラプールの地は、その力が約束した夢から、はるか遠く離れている。40年の長きに渡ってタラプールに起こってきた出来事は,全世界がたどり着くべき目覚めである。手遅れになる前に。人間の欲望を満たすための行為によってもたらされた別世界を背景に、ドキュメンタリー「ハイ・パワー 大いなる力」は、知られざる世界、描かれなかった風景、失われた命に光を当てる。(以上、英文解説文より、翻訳協力:常松聡子)