経産省前テントひろば1109日 商業用原発370日
亀戸中央公園を埋め尽くした再稼動に抗議する人々
いつの間にかお彼岸が来ていたというのが偽らざる心境であるが、そういえば彼岸花も綺麗だ。今年も巾着田の彼岸花を観そびれそうだが、いたしかたない。今日、お彼岸中日の23日にはデング熱騒ぎで会場を代々木公園から亀戸中央公園に移しての「9・23さよなら原発全国大集会」が開かれた。テントからもたんぽぽ舎とともにメンバーがはせ参じた。集会は川内原発再稼動の動きが現実のものとなってきている状況もあり、多くの人々(約1万6千人)が参加し、それぞれの発言の緊迫感があって盛り上がった。
会場では午後11時から第二ステージの方でライブとトークが開始された、こちらではゼロノミクマや制服向上委員会などの音楽、河合弘之[脱原発弁護団全国連絡会共同代表・経産省前裁判弁護団団長]さん、村上達也(元東海村村長)さんなどの発言があった。第一ステージでは午後12時20分から集会が始まった。エセタイマーズのライブのあと、木内みどりさんの司会でトークが始まった。鎌田慧さんや澤地久枝さん、大江健三郎さんなどの話に続き、川内原発や福島からの発言が続いた。澤地さんは9月11日の経産省前テントの集会で「声をあげることしかしか出来ないがこれをやって行こう」と語っていたが、再稼動反対に集中をしつつ、同時に長く,粘り強く闘って行こうということだった。運動には不断に集中し、闘いの方向を鮮明にして行く必要と、持続し広げて行く必要とがある。これは矛盾ではなく、絶えず必要な二つの方向であって、川内原発再稼動阻止に集中し、これに全力を傾注する必要がある。9月28日の川内原発再稼動阻止の現地行動はその一陣であり、ここに原発問題の現在の攻防がることを示す闘いに向かわなければならない。他方で僕らは脱原発―反原発の運動を地域に、人々の日常の中に広げて行く闘いをやらなければならない。これは両輪の如きものであり、この双方でもう一歩前進すべき地点に僕らはきているのだ。代々木公園から亀戸中央公園に集会場所が変更になって危ぶまれた人々の集まりは見事乗り超えた。このエネルギーは二つの方向での前進を要求しているのだ。
今回の集会にビキニ環礁の核実験で被爆した『第五福竜丸』元船員の大石又七さんが登場したことは脱原発運動の量的、あるいは質的な意味での運動の広がりを象徴することだった。各地域で運動の広がりを意味する集会やデモは展開されている。それを現わす告知のビラはテントの内でどんどん多くなることでも示されているが、川内現地の闘いの発展と呼応して行くだろう。 (三上治)
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<テントからのお知らせ>
●9月28日(日)『ストップ川内原発再稼動!9・28全国集会』天文館公園 集会:13時~14時30分 デモ:14時30分~16時30分 「9月27日(土)14時鹿児島空港1階ロビー集合 9月28日現地行動」の企画あり。(連絡先テント070-6473-1947)
●9月30日(火)福島事故の責任を問う 9・30院内集会東京地検包囲 12時~13時30分:院内集会(参院会館講堂) 14時~14時40分:東京地検包囲行動 主催:福島原発告訴団
●10月1日(水) 第13回東電本店合同抗議 19時~20時 東電前
舞うr10月14日(火)10時30分 テント裁判第8回口頭弁論 東京地裁大法廷