テント日誌9月29日 経産省前テントひろば750日目 ~ 秋晴れのさわやかな一日

秋晴れのさわやかな日でした。10時ごろからリックを背負ったデモスタイルの人がたくさん官邸前方向に歩いて行くので、何かの集会があるのかな?と思って信号待ちの女性に聞いてみたら「東京神社めぐりウォーキング」だとかテントを興味深そうに見ていた数人の人にテントのチラシをお渡しした。なかには暖かいまなざしで見ていく人たちも居たが、ほとんど黙々と通り過ぎて行った。

すると突然議論を仕掛けてきた男性が居て、日本は高い石油や資源を買わされて、今節電を強制されている。原発を動かさなければ色々値上げされ、経済は成り立たなくなると言う。福島の原発事故は東電のチョンボで人災だとも原発の危険なこと高レベル放射性廃棄物の処理も出来ないことをゆっくり話したかったのに、自分の言いたいことだけ言ってウォーキングに戻って行った。

先週はサイクリング、今日はウォーキング色んなイベントがあるのですね。ネットで調べたら今日の神社めぐりは4コース8キロから27キロまで、テント前を通ったのは日枝神社を含むコースの方達らしい。

その後自転車で通りがかった人は言う原発は怖いけれど、もっと怖いのは今の権力のやり方だ。われわれが知らないうちにどんどんことが進んで戦前のようになりそうだと…色々鬱積したものをお持ちのようで正清さんと長いこと話して帰られた。そうですね。怖いのは何も考えないこと、声を出さないことではないでしょうか?

昼近く犬を連れていつも来てくださる方が手製のナスのおやきを差し入れて下さった。涼しくなったのでワンちゃんも居心地良さそうでした。

2時から月一回の川柳句会が第2テントでありました。今日のお題は「海」と「食べる」前回の句会に始めて参加、私の句が2つ秀句に選ばれたので気を良くしてまた参加しました。今回お題の海は一生懸命考えたつもりなのにボツ「食べる」では“食べたいな、マツタケ、秋刀魚、栗ご飯”と本心を打ち明けただけなのに秀句に選ばれました。お題は原発に関係ないようなのに皆さん原発に絡んだ句を出していたのが驚きでした。詳しくは「原発いらない女たちのひろば」に近いうちアップされますのでご覧下さい。

最後に乱鬼龍さんの講評があり上達法などを伺いました。上達法は良い句をたくさん読むこと、作ってから「七転舌倒」することだとか、舌倒とは何度も読み直すことらしい。勉強になりました。次回も頑張って挑戦しよう!(I.K)  「県民健康管理調査の闇」紹介
テントで日曜の秋の夜長に「県民健康管理調査の闇」(日野行介著、岩波新書、9月20日発行)を読んで、以下をつぶやいた。

■ 事故被害隠し顕わ
3.11事故2か月後から「ふくしま健康調査検討会」の「秘密会」を頻繁開催、放医研開発の「被曝線量インタネット調査システム」の公開握りつぶし、「内部被曝の調査方法」改悪。
■ 県民の健康をないがしろにする県職員
「秘密会」開催、議事録改竄、議事メモ一部削除、などなど、健康管理調査室長;、地域医療課長、健康増進課長他の県職員が「県民の不安をあおら」ないために不正をし続けた。なぜ?
■ 20mSv/年を基準にするため?
内部被爆を軽視し、検出率高い尿検査をせず、血流状態とエラストグラフィを削ってスピードアップを図ったスクリーニング調査で、画像も検査レポートも患者に通知せず。それでもがん確定または疑い例が43人。増加が懸念される。
■ 原子力規制委員会も加担
「県民健康管理調査の闇」を読んで3:アナンド・グローバー氏の国連人権理事会報告を否定する政府。原子力規制委員会が住民健康管理検討チームで木田福島県医師会副会長の意見を軽視して、県民健康管理調査に救いを差しのべている。確かにそう、私も傍聴し不規則発言した。
【紹介】政府交渉:「子ども・被災者支援法」を骨ぬきにしないで!
9月30日(月)15:30~17:30、参議院議員会館101
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/930-750a.html
資料代500円、呼びかけ:原発事故子ども・被災者支援法 市民会議 有志団体 問合せ FoE Japan(満田) /090-6142-1807
私は、元気あれば、国会閉会中審査(衆議院経済産業委員会、高濃問題)に13時から傍聴し、上記政府交渉集会にも出るつもり。(K.M)