デモ禁止にもかかわらず、実行されたパリのパレスチナ支援デモ

パリで、デモ禁止令にもかかわらず実行されたデモは、バルベス(数千人)と北駅だった。圧倒的に若い人たちか多く、特に女性の参加者が多かった。ガザで多くの子どもたちが虐殺されているせいだろうか。機動隊は周辺を警備しているものの、いくらなんでも我々全員を拘束しようとする体制はとられていなかったようである。

15時過ぎから始まったデモは、バルベスで数千人を超え、北駅では数百人が集まった。この集会に参加しているうち、17時頃になって、バルベスにいたと思われる若い人たちの隊列が合流してきた。彼らは、道路中占領して、正々堂々とデモをした(まさに表現の自由の当たり前の表現)。私たちは彼らと一緒にシャトレまでいった。中には台湾の女性グループもいた。私たちアジア人は撮影の対象になった。しかし、デモ禁止令にもかかわらず、街頭を表現の自由を守るために、またイスラルの無差別殺戮に抗議するために道路を占領した若者たちは、フランスでは当たり前でも、日本では考えられないことなのかもしれない。ある国の民衆が無差別殺戮を受けて、それを支持するデモが禁止されたのはフランスが初めてだ。フランスはアルジェリア戦争の時代に戻ったかのように、ひどい状況になったと思う。オランドが次回の選挙で支払う政治的代価は膨大だ。オランドはニジュールのウランを守るためにニジュールにいって、パリのデモ禁止を平気で言明しているのだ。責任を取らなければならないのはオランドではないのか。こんな状態なら、堪忍の尾が切れても、しかたないだろう。

欧米諸国が、イスラエルの言動をオウム返しにしている限り、中東に平和はやってこない。今日、こうした言動を逆さにしなければなるまい。

コリン・コバヤシ

 

paris1

paris2

paris3

paris4

スローガン

われわれすべて、パレスチ人だ!

イスラエル、消えうせろ!パレスチナはお前のものではない!

ガザのかたわらで、パレスチナのかたわらで、殺しているのは人類だ!

イスラエル!殺人者!オランドもオバマも同じ!

パリからガザまでレジスタンス!レジスタンス!

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye2707:140720〕