セルビアの日刊紙「ポリティカ」(10月6日)によれば、BBCは英国の慈善団体委員会がドルイド教による自然霊の招魂儀式を宗教活動であると承認した、と伝えた。諸他の主要な宗教団体が有しているのと同様な資格が与えられることによって、ドルイド教は税法上の特典を保証されることになる。ドルイド教徒が英国の島々で自分たちの儀式をやり始めて以来数千年たって公認の宗教としてのステイタスを獲得したのである。
ドルイド教徒たちは唯一神や唯一の造物主を信じるのではなく、大地に宿る諸々の霊魂、山や河や森の神々、雷のような自然の諸力を祭り、祈るのである。四季の移り変わりにかかわる儀式を執り行うのである。
BBCの解説によれば、自然環境問題への関心の高まりとエスタブリッシュされた宗教の影響力の低下とを背景に、ドルイド教は今日、キリスト教出現以来もっとも繁栄しているという。
日本社会における神道や修験道の意味を考える上で、古代ケルト人の宗教が持つこの生命力は参考になろう。
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