ルネサンス研究所(2022年6月定例研究会)のお知らせ /「ウクライナとロシア:ソ連解体後30年の歴史を振り返る」

ロシアによるウクライナ侵攻から3か月以上が過ぎた。短期に終息すると思われていた戦争は意外にも長期化している。ウクライナがNATO諸国から武器を供与されて抵抗を続けているのも予想外だが、ロシアが各国から経済制裁を受けてもなお戦争を継続していることも意外だ。今後、この戦争はどこに行き着くのか。いや、それ以前に何故ロシアはウクライナ侵攻を開始したのか。ロシア=ウクライナ戦争を歴史的に検証する作業が必要だ。今回は旧ソ連諸国近現代史の研究者である塩川伸明さんを招いてオンラインでお話を伺う。

日 時:6月14日(火)1830開始(3時間弱)

報告者:塩川伸明さん(旧ソ連諸国近現代史研究:東京大学名誉教授)

 著書に『国家の解体――ペレストロイカとソ連の最期』(全3冊、東京大学出版会、2021年)、『多民族国家ソ連の興亡』(全3巻、岩波書店)など多数、訳書にEH・カー『ロシア革命』(岩波現代文庫)ほか。

 ロシア=ウクライナ戦争関連に「戦争とアイデンティティの問題」(池田嘉郎氏との対談、『現代思想』20226月臨時増刊号所収)、「ウクライナ侵攻の歴史文脈と政治論理」(インタビュー、『世界』20225月号)など。

「現下の戦争については、時事的な情報および関連する評論が多数あるのに対し、ソ連解体から今日に至る30年間の時期を歴史として振り返る作業はあまり行なわれていない。ウクライナ独立後の30年の間には様々な起伏があり、ロシアとの関係も一直線ではなく、複雑な変動を経験してきた。波乱に富んだ30年間を努めて多角的に把握することを試みたい(塩川伸明)」

会 場:オンライン研究会(後述の方法で参加予約を頂いた方に招待メールを送ります)

資料代:500

 今回もオンライン研究会です。

以下のメールアドレスに参加予約を頂いた方に招待メールを送ります。

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