来る7月20日(土)17時30分より、映画「ショック・ドクトリン」の上映会と関連シンポジウムを開催いたします。
多くの市民に不利益をもたらす新自由主義的政策が、世界中で「民主的」に承認されてきた背景には何があるのか?---この問いに対し、ナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」は、自然災害や戦争などの非常事態につけ込んで過激な経済改革を強行する「災害便乗型資本主義」の実態を明らかにして世界的ベストセラーになりましたが、その映画版(日本語字幕付)を日本で初めて上映いたします。監督はイギリス映画界の俊英マイケル・ウィンターボトムとマット・ホワイトクロスで、豊富なアーカイブ映像を用いてクラインの原作を忠実に再現することに成功しました。
上映会のあとには、1970年代「ショック・ドクトリン」の世界初の実験場となったチリをはじめとするラテンアメリカ事情に精通する太田昌国氏と、新自由主義改革に精力的な批判活動をおこなってきた佐々木隆治氏に映画の解説をしていただきます。東日本大震災、福島原発事故から「アベノミクス」までにいたる現在の日本政治の背景を考える上でも貴重な機会ですので、どうぞふるってご参加ください。
また周囲で関心のありそうな方にも、本イベントの情報をご周知いただければ幸いです。
それではよろしくお願いします。
日時:2013年7月20日(土)17時開場 17:30開演(終了21時予定)
場所:一橋大学東キャンパスマーキュリータワー7F(国立駅)
上映会:「ショック・ドクトリン」(マイケル・ウィンターボトム+マット・ホワイトクロス監督/2009年/イギリス映画/78分/カラー)
シンポジウム:太田昌国氏(現代企画室)佐々木隆治氏(立教大学)※入場無料
主催:一橋大学 森千香子ゼミ+大河内泰樹ゼミ 関係者有志