一応中国政府の自己規定によれば、中国は「発展途上国」なんですね。
http://j.peopledaily.com.cn/94476/7108662.html
商務部の姚堅報道官によれば「中国はなお大量の貧困人口を抱えた発展途上国」、「一人当たり平均GDPはわずか3800ドルで、世界ランキングは105位前後」とのこと。
そもそも「大国」であり、「成長力が大きい」ことと、「発展途上国」であるか否かは全然別のこと。
それより、中国のような「帝国」全体を「先進国」・「途上国」という―「国民国家」の―尺度で扱うことは意味がないのじゃ・・・。
ところで、細田先生が「発展途上の遅れた国であるからには、共産党一党独裁と非難はされても、強力な権力基盤を固めることが現在でも必要であろう」と言われるのはやっぱりヘン。
日本人の市民である細田先生は「中国の政治体制」について意見を表明されている。そういう「言論の自由」を行使される細田先生が、一党独裁を「支持」され、結果として中国の民衆自身の「言論の自由」に否定的なのは、いささか矛盾しているように思うんですがね。