中部電力が原発停止要請を受け入れ 「原発停止ドミノ」を懸念する産経報道に注目

著者: 浅川 修史 あさかわ・しゅうし : 在野研究者
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 5月9日、中部電力は管直人首相の浜岡原発全面停止の要請を受け入れた。
 管直人首相の浜岡原発停止要請には、原発推進派、反原発派双方から批判的意見が出ている。それらを筆者なりに要点を要約すると、
1 動機が不純。政権維持のパフォーマンス。夏の電力不足など経済に与える影響を考えていない、など。
2 浜岡原発は停止されるが、「安全対策」完成後の運転再開は容認。
3 他の原発については停止を求めておらず、現状維持。不徹底。
 だが、これらの批判は重く認識しなければならないが、管直人首相の浜岡原発停止要請と中部電力の受け入れが、原発推進派に大きな打撃を与え、反原発派に勢いを与えたと考える。原発停止(将来の廃炉を視野に入れる)か、原発推進か、国論を二分する日が近づいている。
 定期検査で止まる原発再開の困難さを、原発推進派の産経が報道していることに注目したい。
以下、一部引用する。
>これまで原発を受け入れてきた立地地域さえも「国は説明不足」と不信感を募らせ、定期検査などで停止している原発の運転再開に難色を示す。浜岡をきっかけに、原発の「停止ドミノ」の懸念が高まっている。
MSN.産経ニュース 2011年5月9日より
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110509/dst11050922050022-n1.htm