今朝のJアラートの警告放送を聞きましたか?まるで日本が敵国に攻撃され、空襲警報が発令されたというような事態ですよ。
私は車でラジオを聞いていたのですが、8時少し前、突然、Jアラートが発信されたと放送が切り替わり、北朝鮮からミサイルが発射された、対象地域(新潟、宮城、山形)の人は堅固な建物または地下に避難して下さい。出来ない方は地面に伏せ頭を守って(??)下さい。といった趣旨の告知を何度も繰り返して(10分以上か)いました。アナウンサーは、「日本の領空を飛んできました」とも言っていた気がします。そして、日本上空から太平洋へ通過したものとみらます、とも説明していました。
ところが、その40分位後に、ミサイルが消失したようだ(?!)と防衛大臣が発表しました。
この騒ぎは一体何でしょうか!ミサイルが日本列島の手前で消失(どこかに落下?)したことすら正確に捉えられない「全国瞬時警報システム」って役にたっているんでしょうか?
そもそも弾道ミサイルは、上空1000㌔位を飛ぶと言われ(今回は2000㌔のものもあったよう)、場合によっては若田さんが乗っている人工衛星よりも高いのですよ。
対して領空はだいたい100㌔とされています。
その上空は北朝鮮であれロシアであれ(公海と同じように)、どこの国の飛行物が飛んでもいいはずです。「日本の領空が侵犯された」「日本に落ちてくる」と大騒ぎすることではありません。
結局、Jアラートの発信は、国民に危機感を煽り、北朝鮮への反発を高め、軍事費増大を正当化するためのキャンペーンじゃないでしょうか?
そうした政府の意図を見抜こうともせず、政府発表の警告を垂れ流すマスコミも酷いし、ここぞとばかりに分かったような解説をする評論家、専門家も胡散臭いものですよ。
私達はもっと賢明になる必要があるのではないでしょうか。