第一回投票結果 (マクロン候補とル・ペン候補が決選投票に進出)
候補者 | 所属政党 | 得票数 | 得票率 |
エマニュエル・マクロン | 前進 | 8,656,346 | 24.01% |
マリーヌ・ル・ペン | 国民戦線 | 7,678,491 | 21.30% |
フランソワ・フィヨン | 共和党 | 7,212,995 | 20.01% |
ジャン=リュック・メランション | 左翼党 | 7,059,951 | 19.58% |
ブノワ・アモン | 社会党 | 2,291,288 | 6.36% |
(ソース:Wikipedia)
地域別にみた得票率
✧ マリーヌ・ル・ペンはフランス北西部、脱工業化が進むラストベルト地帯、フランス南部で得票率が一位であった。
✧ エマニュエル・マクロンはフランス西部、イル=ド=フランス地域 (Île-de-France-パリを中心とした地域圏)、オーヴェルニュ (Auvergne)、ワイン生産地であるコート=ドール県 (Côte-d’Or)などで得票率が一位であった。
✧ ベルギーとの国境にあるエーヌ県 (Aisne)では、ル・ペンが35.6%のトップ得票率を獲得
✧ パリでは、マクロンが34.83%でトップ得票率を得たが、 ル・ペンの得票率は 4.99%のみ
各地方行政区画における得票率首位の候補者
エマニュエル・マクロン マリーヌ・ル・ペン フランソワ・フィヨン ジャック=リュック・メランション
(ソース:Wikipedia)
年齢グループ別にみた得票率
– 18歳から24歳までの若い世代の間でトップ得票率を得たのは左翼党のメランションだった –
年齢
18~24歳 ジャン=リュック・メランション 21~30%
25~34歳 エマニュエル・マクロン 24~28%
35~49歳 マリネ・ルペン 29%
50~59歳 マリネ・ルペン 27%
(ソース: Ipsos-Institut)
職業グループ別にみた得票率
職業 候補者 / (得票率)
労働者 ル・ペン ( 39.7 % )/マクロン ( 13.4 % )
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学者 マクロン ( 33.3% )/ル・ペン ( 9.9% )
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幹部社員 マクロン ( 30.1% )/ル・ペン ( 16.8% )
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企業家/自営業者 マクロン ( 25.1% )/ル・ペン (17 % )
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平職員 ル・ペン ( 30.1% )
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失業者 ル・ペン ( 29.9% )/メランション ( 27.5% )
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公務職 ル・ペン ( 24.2% )/メランション ( 23.2% )
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(ソース:Institut Opinionway)
収入高別にみた得票率
– 収入が高いほどマクロンの得票率が高くなる –
投票者の月収(ユーロ) | 候補者 | 得票率 |
1,250 以下 | ル・ペン | 32% |
1,250 ~2,000 | ル・ペン | 29% |
2,000 ~3,000 | マクロン | 25% |
3,000 以上 | マクロン | 33.3% |
(ソース:Institut Opinionway)
ムスリムの得票率
ムスリム投票者からの得票率がトップだったのはメランション(左翼党)で37%を獲得、二位はマクロンで24%、ル・ペンは4.99%であった。
(ソース:Moslems )
第一回選挙結果が明らかになった後に
フランソワ・フィヨン(共和党)とブノン・アモン(社会党)は、ル・ペンの過激主義に反対しマクロンに投票するようにと、自分たちの支持者に呼びかけた。
第一回選挙で4位にランキングし得票率19.58% を得たメランション(左翼党)のキャンペーンチームは、メランションの支持者に「ル・ペンには投票しないように」と促しているが、マクロンを支持するようにとは述べていない。BFMTV News 24/7のために行われたElabe世論調査によると、メランションに投票した人の内、その53%がマクロンに投票するつもりでいる、16%はル・ペンに投票し、残りは誰にも投票しないつもりでいるとのことである。
以上
テレポリス:https://www.heise.de/tp/features/Le-Pen-punktete-bei-Geringverdienern-3694377.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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