価値形態論は無用か?

中野@南京です。

 

青山さん。さっそくのレスありがとうございました。ただちにお礼の言葉をと思っていましたが、突然ちきゅう座にレスができなくなり(中国公安当局の妨害と思っていましたが、どうやら違っていたようでした)、二三日前からレスできるようになりました。

 

さて、価値形態論は無用でしょうか?少なくとも以下の点は現代においても有用だと思うのです。

 

1、相対的価値形態と等価形態の非対称性の指摘。

プロポーズする側とプロポーズされる側は対等の関係ではなく、される側にイニシアチブがあるということ。つまり、等価形態には直接的交換可能性(ケインズの言う強い流動性)があるということ。

2、この等価形態が特定のモノに固定化するという指摘。

3、この「特定のモノ」には内在する力(交換力)があるという幻想が生み出されることの指摘。

4、その結果、ひたすらこの「特定のモノ」をほしがるという奇妙な欲望が生み出されることの指摘。

 

 

以上の指摘は現代においても有効であると思いますがいかがでしょうか?

 

そして、このような認識は、貨幣を単なる交換手段としてしか見ない主流派経済学の批判の武器にもなると思いますが。いかがでしょうか?