崔永元が最高裁判所の千憶元訴訟案件ファイルの紛失を暴く、 政法委が介入を宣言
2019-01-08 11:43 明鏡網(RFI 小山) (翻訳 金剛力士)
中国の元CCTVのキャスターおよびネット有名人の崔永元は、陝北の千憶元鉱物権訴訟案件の裁判ファイルの紛失について暴露。
報道によると、「陝北千憶元鉱物権訴訟案」は中国の元CCTVキャスターの崔永元によって暴露され、裁判所の関連ファイルは中国最高裁判所の中で紛失。 この訴訟は炭鉱の所有権に関する紛争で、訴訟は既に10年以上続いており、審理期間中に陝西省政府が公文書を最高裁判所に送り、法廷の判決に介入したことが暴露されている。 一昨年末に案件の判決は出され、投資した会社は最終的に「勝訴」しているが、判決は未だに執行されていない。
この事件は中国の最高人民裁判所の建物の中で発生。 崔永元はネット上ですっぱ抜いたあと、最初当局はデマであると述べたが、後になって調査すると言いかえた。 昨年末、ネット上に担当裁判官である王林清が話す映像が流れ、その中で曰く「私は陝西省?林の?奇莱会社が西安地質調査院を訴えた案件の担当裁判官で、判決書を書く準備をしていると、自分の執務室に保管していたファイルが盗まれているのを発見。」「私がこの映像を撮った目的は、自分を守るためで、予知できない災いから免れるために、証拠を残すためです。」
彼曰く「裁判所内の私の執務室のドアには、2つの監視カメラがありますが、不思議なことに二つとも壊れていた。」「壊れていたと聞いた途端、これは非常に怪しいと感じました、監視カメラが何故壊れていたのか、しかも新しく取り付けたばかりのカメラが、そして一つ壊れていたとしても二つとも壊れているはずはない。」
訳者補足:王林清裁判官は1月3日に職場に出勤したのち、現在行方不明。映像の中で王林清裁判官は何度も政府から国側の被告に有利にするように求められたが、自分は党員であるが法を曲げられないと拒否をしてきたことを具体的に詳述しているため、生命の安否が心配されている。背後にあるのは、民営企業と共同調査の契約をした国側機関が、その後の開発過程で、鉱山が千億元の石炭埋蔵量があると分かった途端、契約を反故にし、役人たちが食指を動かし始めたこと。官が民の富を奪う氷山の一事例。