内田樹さんの文章

彼は、東京出身で高校の頃から政治活動を始め、また都立大の助手のころからレビナスに辿り着いたが難解な合田正人を過剰に意識するあまり極端に人に解りやすい文章にいたり、哲学、人づき会い、趣味、すべてにわたり「解りやすい」文章に書くに於いては天才的である。彼はどこの出版社からも声はかからず、自分を売り込むこともなかった。ただどうかしたかと思うほどブログに書きまくり、それを只1人の編集者が見つけたのが始まり。彼を裁断することは容易でない。善人だが思想的に右翼だからである。しかしマルクスで書こうとしている。

この、混乱した素晴らしい人倫的で右翼の文筆家の行方を見守ろうではないか。
西部邁のように下品ではない。奴の心には西谷修、港道隆、熊野純彦も心惹かれた巨大な思想家「レビナス」がある。