再び怒りを覚えた―日本には民主主義はないのか!

Aさま、
私の怒りを理解して下さって、有り難うございます。

実は、また怒りを覚えたことがあります。それは、ちきゅう座の山川哲さんが書かれた「9.11反原発新宿デモに参加して」を読んだときです。
勇気を持ってデモに参加された方々を、制服姿の警官が圧力をもって抑え付けようとしたことです。日本は確か、民主主義国家だったと思っていたのですが、民衆抑圧国家に変貌してしまったのでしょうか?

私は、Aさまをはじめ、その他の尊い方々で成り立った「反原発運動」が、一日もはやく日本国民の目を覚まさせることができ、私たちの国土が再び、美しく蘇っていくことを心からお祈りしています。

最後に、もうご存知と思いますが、グリーンピースから「自然エネルギー革命シナリオ-2012年、すべての原発停止で日本がよみがえる」というリポートが出されました。Aさんのお好きなカントの言葉で、*「 Es ist dem menschlichen Verstande unumgänglich notwendig, Möglichkeit und Wirklichkeit der Dinge zu unterscheiden. 」(仮訳:物事の可能性と現実性とを判別することは人間の知性にはどうしても必要である)というのがありますが、このグリーンピースのリサーチは、当にこの可能性と現実性を判別して、現実的に脱原発は2012年に可能なのだと、具体的なデータを基に、告げてくれているように思われます。

http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/energy/enelevo/

*”Immanuel Kant Deines Lebens Sinn” von Wolfgang Kraus
(どうぞ誤解なさらないで下さい。私はカントのカの字も知らない無学者です。唯、たまたまこの古本をネットで見つけて買い、時々、ぱらぱらとページを捲っては、理解しやすそうな文章を見つけて、単純に感激している単純者です。)

グローガー理恵