多くの皆さんにご協力いただいたchange.orgサイトにおける『歴史修正主義者・差別主義者の杉田水脈氏のパリ講演に断固として抗議する』は、現在10954筆となり、杉田水脈議員は、自分のブログ(https://ameblo.jp/miosugita-blog/theme-10108782998.html)で、パリ国際大学都市に本館での講演は中止にして、会場変更する、と表明しました。
これは、何よりも、ご協力いただいた皆さんの連帯的成果の賜物です。ありがとうございました。
しかし、今回の事件は、大使館、外務省、日本館と、不透明なことが多すぎます。なぜこのような企画が通ってしまったのか、経過の詳細を見ていく必要があるかもしれません。
ともあれ、この署名運動は、一点的には、これで勝利ですが、本人は、講演そのものを諦めたわけではなく、秘密に別会場で行う計画のようです。プライヴェートな集会そのものを阻止するわけにはいきませんが、ただ、パリの公的機関で、杉田議員が今後も講演を行うようであれば、抗議して行く方向には変わりません。杉田議員の今後のフランスでの動向を注視してゆく必要があります。なぜなら、彼らはフランスの極右政党RNとの連携を模索しており、仏大統領選の時に取材に来て、マリンヌ・ルペンとは会えなかったものの、RN二番手のブルーノ・ゴルニッシュと面談しています。そして、パリに彼らの支援組織を作ろうとしているのです。今回の講演企画は、その口実にすぎません。
彼女は、そのブログで、自分は歴史修正主義者でもなければ差別主義者でもない、と主張しているけれど、その根拠は既に署名サイトで示した通りだし、それがわからないのだとすると、この人オツムが少し足りないのでしょう。こういう人は何度説明しても自分の思い込みだけで物事を判断しているのだから、論争さえ成り立たないのです。
歴史否定主義であれ、差別主義であれ、ヘイトスピーチであれ、LBGTへや同性愛者に対する差別など、民主主義に敵対するあらゆる潮流への闘いを継続しましょう。コリン