<たんぽぽ舎>
◆ 地震と原発事故情報 その255 ◆
5つの情報をお知らせします(12月2日)
★1.子どもを抱えて、いま東京に暮らすこと
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座の紹介
★2.<テント日誌 12月1日(木)>
雨の中、未来を孕むとつきとおかの始まり
― 経産省前テントひろば 82日目 ―
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内・2つ
イ.12/11神奈川から「さよなら原発」のつどい
ロ.12/11『とめよう原発!川越デモ』
★4.メルマガ読者からの声
★5.注目する新聞記事
交換用核燃料の搬入許さない 柏崎・刈羽原発前で抗議集会
★1.子どもを抱えて、いま東京に暮らすこと。
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座の紹介
ある人は「すぐに逃げなさい。そうしないと、たいへんなことになる」と言う。
ある人は「なんとか気をつけて生活しましょう」と言い、
ある人は「まったく問題ない。落ち葉で焼き芋しましょう」と言う。
前例のない低線量被ばくの世界に生きる今、正確な未来は誰もわからない。
家庭内で意見が合わず、PTAで孤立し、学校に不信が募る。
私は移住について家族と泣きながら言い争った日もあった。
家族のことや、仕事や、抱える事情は様々なように、判断も一人ひとりに委ねら
れている現状にあって自分はどう子育てを考えていくべきなのか。
同じ不安を抱えたお母さんと、同じ不安や事情を話してみたい。
少しでも多くの情報を集めたい。
そんな不安をひとりで抱えている日々のなか、「スペースたんぽぽ」で定期開催の「お母さんお父さんのための保育つき講座」に出会った。月に一回、ここへ行けば同じような悩みの淵にあるお母さんと出会い新しい情報が手に入った。アンケートに希望を書いたら時間がとりやすい平日午前中にも開催され、参加しやすくなった。
身近に寄り添ってくれるあたたかい講座、という印象。
顔見知りになったお母さんと講師やスタッフと一緒に、講座後のランチに行くのも楽しみの一つになっている。
この場を通して、私は放射能問題にとどまらず、食の問題にも関心が深まり、たんぽぽ舎の存在を知り、これまでの多くの反原発の戦いについても初めて知ることになった。
ボランティアでこの講座の運営を手伝わせてもらうことになり、今は子どもが幼いのでデモの参加も限られるが原発がすべて止まるまで、私は反対の声を上げつづけ、子どもに安心して暮らせる未来を残したいと、講座に来るたびに意を強くし、勇気をもらっている。
もし周囲に子育て中の方が居たら、ぜひ講座に誘ってあげて下さい。
同じような不安を抱えた孤独なお母さんがいるはずだから。
(保育つき講座ボランティア ははまる・記)
■12月は特別講座として、今週末開催。
お父さんや、子育て中に限らず聞いてほしい
「闘う小児科医・山田真さん」のお話です。
第6回お母さんお父さんのための保育付き講座
闘う小児科医!!”ワハハ先生”こと、山田真さん講演会
・日時:12月10日(土)13:30開場 14:00開演~15:30
・講師:山田 真さん
(東京大学医学部卒業、「障害児を普通学校へ全国連絡会」世話人、
医療被害者、公害闘争運動などにも関わる。「ちいさい、おおきい」
編集代表。育児書から絵本まで著書多数。「子供たちを放射能から守
る全国小児科医ネットワーク」にて福島の子ども健康相談。)
・参加費:お一人様1000円(会場代、資料代、講師謝礼などを含みます)
保育の有無は関係なく一律です
・参加方法:予約制です。(定員100名)
保育の受付は満員のため締め切りましたが、お子様連れの参加はできます。
詳細・予約はこちら→ ブログ http://tanpopokouza.blog.fc2.com/
★2.<テント日誌 12月1日(木)>
雨の中、未来を孕むとつきとおかの始まり
― 経産省前テントひろば 82日目 ―
12月1日、師走の初日、雨。午後には雨は上がったが、それにしても寒い。
未来を孕む女たちのとつきとおかのテント村行動の始まりの日である。午前9時半頃から、佐藤幸子さん、椎名千恵子さん、木村結さん等が次々と到来。このために防寒対策や照明など用意が調えられた第2テントで、これからのことについての相談やバナーづくりなどの準備が進められる。
石橋上人が若い人を伴っておこなっている太鼓と読経のリズムが心地よい。テント前に集まってくる人々も、雨が上がるにつれて増えてきた。
午後、第2テントの正面に布に書いた「東京都ふくしま村」の看板が掲げられる。
狭山裁判再審請求の大きなデモがテント前の交差点を右折していく。テントには70年代に狭山闘争の高まりの渦中にいたメンバーも多く、道路脇に立って手を振りエールを送る。デモの参加者からもエールが返される。
デモの終わった後、帰路にテントに立ち寄ったという方も何人かいた。
4時頃、ポルトガルのジャーナリストがブラジル人の通訳と一緒にテントを来訪。2人はスペインのバルセロナでテントの存在を知ってやって来たのだという。どうも、テントの存在は海外メディアの方で多く報じられているようだ。スペイン人もやってくる。テント前では国際色豊かに賑やかに音楽が奏でられる。
6時から、原発輸出・原子力協定締結(ベトナム、ヨルダン、ロシア、韓国との)に反対する緊急行動が首相官邸前で行われる。テントからは歩いて10分弱のところであり、前述の外国人メンバーを含めて十数名で参加。気温は真冬並みか、とても寒い。その寒さの中、90人程で路上に立って、1時間あまり熱い集会が続く。
福島第一原発の事故が未だ収束のメドも立たず、福島の子どもたちが高い放射能汚染下で命を削られている時に、そして放射能を世界にもまき散らしているのに頬被りしたまま、原発輸出などあり得ない!それを許すなら日本人は世界からその倫理性を問われることになるという指摘に胸を衝かれる。
発言者は木口さん、椎名さん、佐藤さん、吉田さん、アイリーンさん、田浪さん、石丸さん等々、殆どが女性であった。
夜、テントで賑やかに交流会。調布9条の会の70代の元気な女性たちと歓談。ある男性から「テント日誌をいつも読んでいる。楽しみにしている。」と言われ、感激。 (文責 Y・T)
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内・2つ
イ.12/11神奈川から「さよなら原発」のつどい
企業からの脱原発 お金の流れを変えて、社会を変える
3.11直後、東京・神奈川に85店舗を持つ城南信用金庫は「地域の幸せを目的とする信金と原発は、本質的に相容れない」として「原発に頼らない安心できる社会へ」というメッセイジを発信。企業として様々な取り組みを実践してきました。神奈川の市民も、子供たちの未来を守り、脱原発の社会実現めざし各地域で動きだし、新しいつながりを生んでいます。市民と企業が協力して、今後のあるべき社会をどのように構築していくのか、吉原さんとともに考えましょう。
・日時:2011年12月11日(日)17:45開場 18:15~20:30
・場所:横浜市開港記念会館 講堂
みなと未来線日本大通駅出口1から徒歩1分
JR/市営地下鉄関内内駅から徒歩10分
・お話:吉原 毅さん(城南信用金庫理事長)
・そのほか:藤波心さん(タレント)
・参加費:500円 保育あり(要予約)
・連絡先:Tel/Fax 045-353-9998 E-mail 1211kanagawa@gmail.com
<主 催:さよなら原発12・11神奈川>
ロ.12/11『とめよう原発!川越デモ』
・日時:12月11日(日曜)14時
・場所:川越駅 東口コンコース集合
14時からリレートークとチラシ撒き
15時から川越駅繁華街一周デモ出発(約1時間)
街行く人に「とめよう原発」を思い切りアピールしよう!
主催:とめよう原発!川越デモ実行委員会
朝霞 048-466-0916(田辺) 入間 090-7829-1240(山下)
浦和 048-834-1232(長内) 大宮 048-625-3962(堀本)
小川 0493-72-2727(杉田) 川越 049-244-6454(千葉)
坂戸 049-282-0495(池辺) 狭山 080-3002-0036(井田)
志木 048-470-1502(向井) 鶴ヶ島 049-286-3735(高柳)
新座 048-481-5442(星川) 飯能 042-970-3535(川野)
東松山 0493-23-9638(神田) ふじみ野 049-262-1658(岩村)
富士見 090-1702-8944(白田) 吉見 090-4375-0731(青山)
嵐山 0493-62-7997(渋谷)
★4.メルマガ読者からの声
○城南信用金庫だけが、反原発を表明したそうで口座を開設したり、預金を移 した人が増えているそうです。(2011.12.1 Tさん(女性)より)
★5.注目する新聞記事
交換用核燃料の搬入許さない 柏崎・刈羽原発前で抗議集会
【新潟】東京電力柏崎刈羽原発6号機の交換用核燃料の搬入に対し16日、緊急に原発ゲート前で原発抗議集会が開かれた。集会は同原発設置反対県民共闘会議が呼びかけ、県内の市民団体や県平和運動センター(渡辺英明議長)、社民党など150人が参加。同原発では、10月17日も5号機の交換用核燃料が搬入され、抗議集会とデモが行われたばかり。反原発団体は、5号機も6号機も今後定期点検に入る予定で、点検後の運転再開は、福島原発事故の検証なくしてありえないとの訴えを強めている。集会では原発反対地元3団体の矢代和克共同代表が「再稼働を見越した核燃料搬入は許されない」と力強くあいさつ。同センターの渡辺議長は、高速増殖炉「もんじゅ」の税金の無駄遣いを指摘した上で、「原発を止めるために1000万人署名を成功させよう」と檄を飛ばした。続いて小山芳元党県連代表は「臨界という言葉が飛び交い、収束のめどが立たない事故の検証などできる状態ではない。運転再開を見越した核燃料輸送は許されない」と東電を批判した。参加者は、輸送トラックが通過するたびに「さようなら柏崎刈羽原発!」「危険な核燃料は持ち帰れ」など抗議のシュプレヒコールを浴びせた。 (社会新報11.30日号より抜粋)
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[編集部より]
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