5つの情報のお知らせ 地震と原発事故情報 その253

<たんぽぽ舎>

        ◆ 地震と原発事故情報 その253 ◆
         5つの情報をお知らせします(12月1日)
 ★1.日本の稼働原発、遂に一桁台(9基)。全原発停止へあと一歩
    高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/1)が定期検査開始
 ★2.もんじゅ「増殖信仰」を吹き飛ばすことが中心課題
    12月3日もんじゅツアー参加者20名弱に。初めての方が過半数。
 ★3.テント日誌 11/29(火)
        テントの情報は世界へ、日本へ
          ―― 経産省前テントひろば 80日目 ――
 ★4.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
    イ.「安心して食品を購入するための勉強会」茨城県ひたちなか市12/4
    ロ.はだしのげんをかたって25年 今ふるさと福島が 東京 赤羽12/4
    ハ.レイバーフェスタ2011 原発とたたかう文化 東京 新大久保12/4
    ニ.「THINK&SMILE 子どもたちの未来のために」
      埼玉県春日部市12/18
 ★5.新聞・雑誌から2つ
    イ.加速する脱「脱原発」の逆流
      再生エネルギー価格算定委の人事案、消極派が多数 NPOなど
      不適切
     「官」審議会が再稼働 人選 世論を無視
    ロ.経産省前のテント村 抵抗に高まる圧力
★1.日本の稼働原発、ついに一桁台(9基)全原発停止へあと一歩
   高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/1)が定期検査開始

 関西電力高浜原発2号機が11/25に、玄海原発1号機が12/1に定期検査に入りました。これで日本中で稼働中の商業用原発は9基となります。定格発電量として83%が停止中になります。このまま春まで再稼働を許さなければ残りの9基17% が止まり日本が原子力発電を始めた1963年以来47年ぶりに原発のない電力供給「脱原発」状態になります。原発止めても停電にはならないことは計算上では明らかにされていますが、全国の人が「実感」する日が近い。福島第一原発事故の収束も原因究明もされない中での原発再稼働は許されません。再稼働反対、全原発停止をめざして、がんばりましょう。   (原田)

★2.もんじゅ「増殖信仰」を吹き飛ばすことが中心課題
 12月3日もんじゅツアー参加者20名弱に。初めての方が過半数。

○毎年12月に福井県のもんじゅ反対の全国集会に参加しています。核開発に反対する会とたんぽぽ者は1995年12月のナトリウム事故以来、ツアーを組んで参加しています。今年は20名近くの参加者の過半数が初めてもんじゅ集会に行く方です。
○「騙されるな、高速増殖炉は増殖できない」槌田敦氏のビラが1000枚近く用意されました。動かすことで燃料が増えるという「増殖」信仰を吹き飛ばすことこそ、今問われている。反対運動の中心に据えていただきたいというのが槌田敦さんの文の主旨です。

★3.テント日誌 11/29(火)
      テントの情報は世界へ、日本へ
        ―― 経産省前テントひろば 80日目 ――

 陽射しが日ごとに弱まる3温4寒の日々。今日は暖かな過ごし易い1日だった。H氏が設置してくれたソーラー発電の装置もこのところ出番が少なくなった。太陽が中天に昇らずビルとビルの隙間に僅かに顔を出すだけなので仕方がない。来年春の活躍を期待するとしよう。
 朝、第2テントから第1テントに若い女性がやってきた。25日(金)に岡山からテントにきて、ずっと滞在しているのだという。風邪で倒れている人が多いから昨日・今日は急遽年休を取っていることにしたのだそうだ。
 夜は1人で第2テントに泊まり込んで、守ってきたという。若い人の行動の凄さに脱帽!
 午前中、東京で英語教師をしているロビンさんというイギリス人がテントに来た。ロビンさんは、世界的な’オキュパイ’の運動とこのテントの運動をつなげるネットワークをつくるために協力したいと申し出た。大変有り難いことである。
 この間、外国ジャーナリズムの取材が多い。経産省前テントの運動は、世界から日本へと逆の構図で広まっているといえるのかも。
 というところへ、午後の2時ごろ日本の大新聞の一つ、東京新聞の記者がテントを訪れた。記事については翌30日の”こちら特報部”をご覧頂きたい。
 広報活動について、もう一つ。テントの様子を自動的に映像による実況中継で伝えるシステムの構築が進んでいる。発案者は国立に住む女性Oさんだ。12月1日から始まる「とつきとおかの座り込み」に合わせてスタートする予定とのこと。(文責 E)

★4.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.「安心して食品を購入するための勉強会」
~内部被ばくを避ける為に…<海とお魚のお話し>~
講師 グリーンピース・ジャパン 花岡和佳男さん
   ・日時 12月4日(日) 14:30~16:30(13:30受付、14:00開場)
 ・会場 ひたちなか市民文化会館 小ホール (茨城県ひたちなか市青葉町1-1)
   ・定員 300名
   ・ 参加費 500円(小学生以下無料)※500円は会場費、経費として。今後の講演会の運営費として活用させて頂きます。グリーンピースさんへの謝礼にはならないので、当日カレンダーなどの物販でご協力頂けると幸いです。
   ・【申し込み】当日券もございますが、満席になった場合、事前にお申し込み頂いた方が優先になります。
参加希望者全員のお名前(小学生以下を除く)、連絡先(お電話番号、メールアドレス)、座席の必要なお子様の人数をご記入の上、お申し込み下さい。当日、受付で参加費をお支払い下さい。
  E-mail: gp12ibaraki@gmail.com
  FAX: 029-273-5385
  http://gp12.jimdo.com
<主催 こどもみらいひたち / 希望のかけはし会>

ロ.はだしのげんをかたって25年  今ふるさと福島が
 ・12/4日曜日  14時から
   ・赤羽北区民センター、第一ホールA
    JR赤羽北駅下車5分   埼京線 参加費  500円
はだしのげんをかたって25年  今ふるさと福島が  神田香織講師被災者からの訴え、北区子どもを放射線から守るかい  予定、
<主催、北区脱原発をめざす交流会>
    090~2812~8141
    etenhaus@i.softbank.jp

ハ.レイバーフェスタ2011 原発とたたかう文化
 盛り沢山の参加型企画。樋口健二さんの最新報告あり。
 ・12月4日(日)10.30開演
 ・場所 アールズアートコート(JR「新大久保」駅7分)
 ・参加費 一般当日 2000円(前売・メール予約1700円)
<主催 実行委員会(責任団体 レイバーネット日本)>
メール予約 http://vpress.la.coocan.jp/yoyaku-festa.html
問い合わせ TEL03-3530-8588 labor-staff@labornetjp.org
〔内容〕
午前=韓国の労働映画「希望のバス」・朗読
午後=構成舞台「原発労働者」/ライブえぐれ笹島/原発ソング/3分ビデオ
夜=樋口健二 映像とトーク「被ばく労働・最前線~フクシマの今」
  原発御用大賞発表 原発川柳優秀作発表
  制服向上委員会「ダッ!ダッ!ダッ!脱・原発」

ニ.「THINK&SMILE 子どもたちの未来のために」
野呂美加さん講演会&交流会
 ・日時 平成23年12月18日(日) 9時半~15時(軽食をご用意下さい)
 ・場所 武里地区公民館 講堂(定員200名・要申込)
 ・参加費 1000円・学生無料(要予約)
    保育あり(200円※お問い合わせ下さい)

ご近所の方、お友達を誘って、是非ご参加下さい。

申込フォーム →https://ssl.form-mailer.jp/fms/51b54373170317
返信メールでご確認下さい。

電話・FAXでも受け付けています。
   電話080-3507-0176(山本) FAX 048-738-5081

放射能から子どもたちの未来を守ろう
~5年後10年後子どもたちが健やかに育つ会・春日部~
ブログURL  http://blog.goo.ne.jp/kodomo2011
 (略称 健やか春日部)
★5.新聞・雑誌から2つ

イ.加速する脱「脱原発」の逆流

再生エネルギー価格算定委の人事案、消極派が多数 NPOなど不適切
「官」審議会が再稼働 人選 世論を無視

 街頭でのデモが下火になるにつれ、官主導の脱「脱原発」の動きが加速してきた。一例は再生可能エネルギーの買い取り価格を検討する有識者委員会(調達価格等算定委員会)。価格は普及を左右するが、委員会の人事案をみると、買い取りに否定的な人物が過半だという。人事には国会の同意が必要だが、この手の審議会や委員会の人選は官僚の領域だ。市民感覚を阻む旧来のシステムがフル稼働しつつある。(略)(2011.11.30.東京新聞『こちら特報部』より抜粋)

ロ.経産省前のテント村 抵抗に高まる圧力

 世論の大勢にもかかわらず、脱原発の声は時間の経過とともに原発推進の霞が関官僚と、電力会社やその労働組合と連携する民主、自民両党の多数派に封じ込められつつあるようにみえる。そうした流れへの数少ない「抵抗」として、経産省敷地内の北西角に三張りのテントが張られている。九月十一日に経産省を「人間の鎖」で取り囲んだ市民団体の脱原発行動の延長で、一九六〇、七〇年安保闘争世代の有志らが座り込んだ。その一人である淵上太郎さん(六九)は「不法占拠かもしれないが、原発事故という緊急事態。国も年間一ミリシーベルトという法定の被ばく基準を無視している。テントのスペースを休憩に利用していた職員らには少し迷惑をかけているかもしれないが、やむにやまれない気持ちを黙認する程度の度量はみせてほしい」と話す。この場所でハンストで原発反対を訴えた若者たちがいたほか、十月には福島や全国の女性たちが座り込みを決行。海外や全国からさまざまな個人や団体が来訪する「脱原発」の象徴の一つにもなっている。だが、管理する経産省からは連日撤去を求められ、十一月以降はテントは「座り込み禁止」「立ち入り禁止」のポールやチェーンで囲われるようになった。
 連日のように民族派団体が街宣車で「撤去」を叫び、同時に警察も登場する。強制撤去の緊張が高まっている。淵上さんらは九月から敷地の利用申請を提出してきたが、一カ月後に却下された。現在は再申請中だ。来月一日からは福島や全国の女性たちが来年九月十一日まで「十月十日」の間、避難支援と脱原発を訴える座り込みも予定している。淵上さんは「記念日の行動だけでは、脱原発運動は下火になる。長く続けるためには、目に見える形で毎日、発信する必要がある」と語る。それと同時に「事故から半年以上が過ぎ、原発報道もトップニュースではない日が増えた。脱原発の動きが停滞すると、国のたがも外れる」と危機感を募らせている。【デスクメモ】

「ネズミが衛生を語り、居並ぶハエが拍手を送る」。
フェイスブックにこんな書き込みを見つけた。反政府デモで三千人以上が犠牲になっているシリアのページだ。独裁政権の長と取り巻きをやゆしている。彼の国の独裁と日本の議会政治は違う。それでも、無縁な話と受け流せないもどかしさがある。(牧)(2011.11.30.東京新聞『こちら特報部』より抜粋)

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