在韓米大使館漏洩の電報の意味するもの
:キャンベル国務次官補:本年2月韓国訪問時。2月22日日ソウル発。件名「キャンベルの金補佐官との会談A/S CAMPBELL’S FEBRUARY 3 MEETING WITH NSA KIM。金は「民主党は自民とは完全に異なる」とのキャンベルの評価と一致した。「岡田外務大臣、菅財務大の如き民主党主要公的人物に直接接する必要がある」とのキャンベルの指摘に同意した。Kim concurred with Cambell’s assessment that the DJP was “complet在韓米大使館漏洩の電報の意味するもの。「民主党は自民党と完全に異なる」として鳩山首相との距離を示すと共に、岡田、菅は対話すべき相手としている。従って(これから推論入る)鳩山下ろし、菅首相誕生(岡田主要ポスト)は米国が同意したシナリオと言えよう。ely different from theLDP.Kim acknowledged Cambell’S point that it was important to reach out directly to key officials like Foreign M.Okada and F.M. Kanキャンベル国務次官補が韓国で「民主党は自民党と完全に異なる」「岡田・菅と直接デール」を述べたのが2月22日。その前の2月2日訪日し小沢氏等と会談。ここで小沢・鳩山切りを決断したのだろう。この時の産経ニュース「キャンベル氏小沢氏に直談判」:鳩山政権安保政策で迷走事態打開の糸口は見えない。キャンベル表敬訪問”は小沢氏の腹を探る狙い。防衛省幹部はこうため息をついた(注:米国見解おおむ返し)”「QDR(4年毎国防計画見直し)を踏まえ、日本が取るべき戦略を練ることができる政治家は今の政権には皆無”」政変米国主導を自覚すべし
( 8:55 PM Dec 6th~9:18 AM Dec 7th)
—————————————————
Wikileaks
アサンジ何者?、英国の読み流石。英テレグラフ29日Spencer記事:「公表は、通常相手国を怒らすことで差し控えている米国の考え方を極めて鮮明に出している。かつ最も被害を得ているのは中東の指導者。説明求められるのは米国でない。米国に話した相手の人々」。有無言わさぬ統治かS記事の考察。対象は米国に完全服従を約束、国内的国際的に時に違うポーズ示す者(天野氏含む)、だから彼等に説明責任。外交を重んずる米国グループにとっては-だが強硬派には+か。論評Is a front for the CIA or Mossad?
( 10:15 AM Dec 6th~10:39 AM Dec 6th)
—————————————————
日本指導層
日本指導層:単純明快。今、米国との距離これが指導層選別の全てを決めている。例外?乞う御指摘
(9:03 AM Dec 6th)
—————————————————
北朝鮮・尖閣
尖閣:尖閣周辺は紛争回避に漁業協定で相手国船の違反処理は相手国に。それ無視し停船命令拿捕は問題だったと私指摘。破り意識的に危機作ったのは前原氏。6日毎日報道。「9月7日、海保所管前原国土交通相ビデオ映像を見”ただちに逮捕]”と官邸に報告.仙谷氏逮捕に否定的.菅首相は前原氏に同調。
北朝鮮:11月30日twitterで「Chun Lin ロンドン大学教授、延坪島の砲撃前の韓国演習は挑発行為」を紹介。6日付朝日「韓国軍6日から韓国周辺で海上射撃訓練を実施の計画。北朝鮮が領海主張海域含む」。この地域必要なのは緊張緩和策でないのか。韓国、日本が攻撃的な意味を要考察
(8:19 AM Dec 6th ~8:40 AM Dec 6th )
—————————————————-
フォーリンアフェアーズ誌
フォーリンアフェアーズ誌は米国で最も影響力ある外交誌。11月・12月号は「米国の海外軍基地は米国の安全を高めるために設置、しかし現実は米国安全を逆に不安定にしている」とするPfaff論文を掲載。こういう所は流石米国と思わせる名残り。内容1:米国海外に千以上の基地。これが大変な間違いだったのでないか。基地がイラク、アフガニスタンという不毛な戦争に貢献。今又パキスタン、イエーメン、アフリカの角への介入の可能性。9/11はサウジ米軍基地が原因で発生。世界的米軍基地のシステムは不安を創出、各地域司令官権限拡大し大使より強力に。米軍本来の目的は戦争阻止、それが米国の軍事介入の機会を創設。米国福祉を軽視し軍事優先の社会に。人民の軍(徴兵制)から職業軍への移行でチェック機能を喪失。軍・安全保障関係が米工業の最も重要分野。これが行政・立法を支配。米国をかってのプロシアのように軍に支配された国家と呼ぶのは誇張でない
( FA1~3 7:49 PM Dec 4th ~ 8:19 PM Dec 4th )
—————————————————-
天野事務局長
ウィキ:30日英紙ガーディアン:国際原子力機関天野事務局長が就任に先立ち、米国大使に、公平な立場要求の発展途上国グループに譲歩の要あるも、高官の任命からイラン核開発疑惑るまであらゆる重要決定で一貫し米国に同調すると確認。孫崎注:これが今日の日本外交。本人問題と思わぬ点が深刻
「日本米国のポチ」は日本ではニュースにならないのだ。原子力機関天野事務局長が就任に先立ち、米国大使にあらゆる重要決定で一貫し米国に同調すると述べた件、日本内でほとんど報道されず。しかし外国で「日本米国のポチ」認識次第に浸透。世界の大勢如何にポチにならないか戦う。この国々は日本軽蔑 原子力機関天野局長、[重要決定の際には常に米国に同調する意向」発言で「間違ったことはしていない」など反論。間違っているの!国際機関は公正さが基盤。米国利益の実現にあるのでない。でも、[重要決定の際には常に米国に同調する」は今日の日本外交の哲学だから「間違っていない」その意識問題、
5:49 PM Dec 2nd~10:01 AM Dec 4th
—————————————————-
日米同盟深化
30日毎日:前原外相:日米同盟深化 普天間問題切り離し、普天間問題より重要な「日米同盟深化」は何なのか。「深化」一見いい響き。どんでもない内容。『日米同盟の正体』で日本は今安保条約を破り同盟を築こうとしている、そのことを多くの日本人が気付いていないと指摘。今その流れ加速 安保条約賛成の人も反対の人も今一度安保条約見て欲しい。第一条「国連の目的と両立しないいかなるものも慎む」第六条日本及び極東の平和及び安全に寄与するため」。地域と行動に縛り。これをとっぱらうことが「深化」。2005年「日米同盟:未来のための変革と再編」で「世界の安全保障 環境の変化に同盟を適応させる選択肢(考察)」し「国際的安全保障環境の改善のため行動(このことは国連憲章の武力攻撃がある場合から大きく逸脱」を決定2005年は「変革と再編」、今前原氏「再編(普天間等)」なくても「変革」。何故この危険を議論しない?、成熟しつつある民主党に期待できない。大手マスコミに期待できない。左派はあいかわらず安保反対と言っている。どこに力がでてくるのだろう。1960年自民党と外務省が正義と思った一線が今破られつつある。前原氏が加速しつつある。私も静かに本の執筆にでも力を注ぐ時期にきたかもしれない。今考えると小泉総理の「自民党ぶっつぶす」意味が理解出来る。自民党そのままだったら60年安保条約維持派もいる。日中尖閣棚上げ派もいる。日米同盟深化にロートル自民党は無理だったのだ(宮沢氏等)ただただ同盟深化に走る組織があればよい。勿論小沢氏も不要である。全くうまく動いてる
( 11:06 PM Dec 2nd~7:22 PM Dec 3rd)
—————————————————-
北朝鮮・尖閣
今時砲撃ある日突然実施したか、挑発に乗せられたかで物事の解釈一変。30日付guardian紙はChun Lin ロンドン大学教授の論評掲載。我々考えるにあたり充分考察必要1:延坪島は純粋に”韓国の島”ではなく、北朝鮮から7マイル離れた韓国軍利用の軍事基地、2国連軍が恣意的に引き論議をよんでいる”北方限界線”内(注:北朝鮮は別途自己の国境線発表。延坪島は双方の範囲内にある係争地)3:今時砲撃の前にこの島周辺の海域で砲撃演習実施。この中止を北警告。演習実施は韓国も認めている。つまり事前に挑発実施。4:以上は人命の犠牲をもたらした北の行動を正当化出来るものでない。同時に事実の流れや背景が歪められるべきでない。金大中の太陽政策の終焉以降、韓国の軍事行動増大。5今時演習最大。北京射程内。中国、米国海岸近くで演習したらどうなる?。中国緊張緩和よびかけ。」私の過去twit類似含む。欧米で当然の思考、日本に無 二つの事件を考えてみよう。(1)先ず日本への影響ー国民レベルの”だから強固な日米安全保障関係必要」は確固。とても説得できるものでない(2)これの影響ー沖縄知事選、防衛大綱見直し、アフガン医務官派遣等民主党右傾路線確固たるものに(3)尖閣・延坪島領有権で係争、相手 国内では自国領でもっと断固と対応すべきとの考えあり(4)ここで日韓双方従来より一歩踏み込み先方刺激、一種の挑発、日本はこれまでの日中漁業協定での対応を止め国内法で対応。韓国は島周辺で砲撃演習(5)先方過剰反応。船長の行動、島砲撃(6)(5)の行動正当化できず (7)中国脅威、北朝鮮脅威確定、断固たる措置を求める国民の声定着。日韓の従来より踏み込んだ刺激的行動偶然か?私は米国は日韓双方に理解者を見いだし、彼等を支援し援護射撃する動きとみる。国民は”断固たる姿勢”に飢えている。理解者の国内立場一段と強化。強行路線定着へ。
(8:14 AM Dec 1st ~10:58 AM Dec 1st )
—————————————————-
孫崎享氏のツイートhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・防衛大学校教授。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1117:101208〕