孫崎享氏のTwitterより“北海道知事と泊原発、日本の失敗は、『国境問題』佐藤優論評を契機に、読売って偉いんだ、隷属なら、保安院基準”など

  
■2011年08月13日

朗報!
・前原氏:朗報!前原氏 不出馬。とりあえず極端な対米従属は一旦中休み。13日読売:「前原氏代表選不出馬の意向」
(08月13日 posted at 08:39:08)

北海道知事の容認意向
・泊原発:道民!、高橋知事、北電の原発運転再開の動きに「地元軽視で甚だ遺憾」と憤慨。要は自分の面子を立ててくれと言うだけの文句か。13日読売:泊3号機の営業運転再開、北海道知事が容認意向、海江田経産相の回答に”大変丁寧に回答を戴いた”」「議会、自治体との合意迅速に取り組む」
(08月13日 posted at 08:50:35)

日本の失敗は世界の財産
・日本から学ぼう:昔は日本の経済躍進の秘密を学ぼう。今は日本の失敗の二の舞にならぬ様学ぼう。『失敗の本質』という本有り。日本の失敗、今や、世界の財産。13日WSJ「米S&P、格付けAAAよりAA+。見渡せば日本に対し1998年に同様の措置。かつ米と同じくほぼゼロ金利。で、対日研究」
(08月13日 posted at 09:17:29)

いろいろ御指南
・前原氏:1年以内に次の首相を引きずり降ろすと言うことか。読売、「間違って次の首相を全面支持すると馬鹿見ますよ」と警告してくれてるみたい。丁寧ですね。いろいろ御指南だして。13日読売:前原氏、来年9月に出馬”本格政権”目指す」
(08月13日 posted at 16:07:41)

2つの自由貿易圏構想
・TPP:日・中・ASEAN自由貿易は中国参加。従ってTPP構想と多分矛盾。米反対なら、どうするのか。13日朝日:自由貿易圏構想着手で合意 ASEANと日本、中国など16カ国経済大臣会合は11月の首脳会合を機に自由貿易圏構想に着手することで合意。部会設置は日本と中国の共同提案
(08月13日 posted at 23:50:39)
   

■2011年08月12日

佐藤優論評を契機に議論を深めたい
・週刊金曜日:ある編集者より8月5日週間金曜日を受理。ここで佐藤優氏が「丹波実元外務審議官による孫崎享批判の陰険さ」を掲載。私は『日米同盟の正体』『日本の国境問題』と外務省の現在の政策を批判しているが、外務省は基本的に無視。この中で、丹波氏は自著『わが外交人生』で私の『日本の国境問題』を激しく批判。「孫崎さんの近著『日本の国境問題』を一読して吃驚した。北方領土問題、日米安保問題について誤解をしているとしか思えない。言葉が悪いが、偏見と無知によるとしか思えない問題提起である。孫崎さんに反論しなければ、日本国民に大いなる誤解を与え、日本の将来を誤らせることになりかねないと憂慮を抱いた」という記述に佐藤氏がコメントを書いたものである。丹波実元外務審議官は外務省で「日米安保村」の重鎮、最大の論客の一人と見なされている。その人の私の北方領土問題、日米安保問題批判であるから私も大いなる期待を持って彼の著を読了。
 要は「偏見と無知によるとしか思えない問題提起」と記述したことにみられるように、感情がこみ上げている、しかし批判の一つ一つを見るとこの程度の批判しかないのかと逆に驚いた。私の問題提起の本質には全く言及していない。そして断片的な記述をさも間違いを犯しているように批判する。人を批判する時の典型的な官僚手法である。「日本国民に大いなる誤解を与え、日本の将来をも謝らせることになりかねない」の逆で、「日本国民に是非読んで貰い将来に参考にして欲しい」と自信を深めた次第である。昨日加藤陽子著『それでも日本人は“戦争”を選んだ』は三〇万と聞いた。
 著者がいうのは僭越だが、それ位の読者に読んで戴きたい本と思っている。しかし書店にあまりなければしようがない。その中で佐藤氏が週間金曜日で発言した。誰かがある問題提起をする。これに批判がなされる。そしてこの応酬に第3者がコメントする、こうした論議で問題点が鮮明になる。
 一九六〇年代、七〇年代には日本の論壇でこの応酬があった。しかし、今日、北方領土問題、日米安保問題でこの応酬があまりになされていない。私の問題提起について外務省が基本的に無視することで対処している中で、これまで私の論を真っ向から取り上げたのは岡崎久彦氏と丹波実氏である。さすがに論客と言われた人々である。しかし正直、この人々の論に接し、ますます自説の正しさに確信を持った。第3者的に言うと、『日米同盟の正体』や『日本の国境問題』はもっと読まれるべき本と思う。佐藤氏論評が関心を呼ぶ契機になってくれれば幸いである。
(08月12日 posted at 07:42:21)

読売って偉いんだ。
・12日読売社説批判:「党代表選 民自公路線か否かが争点」「政権公約の見直し是非の争点は許されない」「時計の針を戻すような代表を選べば、大混乱」。読売、 自公路線回帰こそ”時計の針を戻すこと”という表現ぴったりに気付いている?。読売って偉いんだ。”許されない”、米国の台詞の様
(08月12日 posted at 07:58:40)
   

■2011年08月11日

北海道正念場・泊原発
・原発:北海道正念場。地元の意見を無視出来ないという流れを北海道がどう活かすか。11日読売「泊原発、営業運転先送り…地元反発受け数日間」「地元の意向を踏まえずに営業運転再開に道、強く反発。方針改め。経産相は知事に”道の判断は大切なので待ちたい。数日位に結論欲しい”と要請
(08月11日 posted at 06:48:20)

読売購読者はなめられている
・11日読売社説批判:この新聞、どこまで世論をなめているか。「読売緊急提言 新首相の下で復興体制確立を」。で内容を見ると「財源は消費税率引き上げを柱に」「国の責任で原発を順次、再稼働させるべき」、「官僚機構を使いこなす能力が求められる」購読者、この社説の新聞の支持を続けるのか。
(08月11日 posted at 06:57:12)

隷属なら会ってやる
・日米関係:隷属なら会ってやる。米、露骨。菅は自分で動き過ぎと判断。菅首相にはオバマ大統領が約束した9月訪米を調整せず。菅退陣で動き出し、新首相にTPPやれと釘さす予定。11日朝日「新首相が選出された場合、国連総会の際に首脳会談に臨む方向で検討」「TPPや牛肉輸入制限問題等重視」
(08月11日 posted at 07:22:12)

『日本の国境問題』政治書ベスト15の14位
・『日本の国境問題』:多くの書店にはなさそうだけど。「東洋経済8/13-20」政治書ベスト15の14位に『日本の国境問題』。識者へのアンケートで決定。ちなみに1位は『日本中枢の崩壊』2位林芳正著『国会議員の仕事』、3位『ゼミナール現代日本政治』、4位『日本の国会』
(08月11日 posted at 07:37:08)

保安院基準は3.11以前のまま
・原発:日本はG-8等で地震を踏まえ万全の安全基準を約束。しかし今の保安院基準は事故前に制定の基準。事故を踏まえ地震の危険を織り込んだ基準の検査でなければ意味がない。これをしなかったことが経産省、保安院のサボタージュ。11日北海道新聞:泊原発3号機の最終検査 保安院”問題なし”
(08月11日 posted at 21:10:46)
  

孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1548:110814〕