孫崎享氏のTwitterより“米・パ&イラク関係、米国のよい子・前原氏をめぐる工作状況、米参謀総長の訪中、米国経済、なでしこの健闘、読売政治部と社会部”など

バーミヤン大仏破壊要因は、国連安保理の追加制裁措置--松浦元ユネスコ事務局長
・歴史:バーミヤン大仏破壊:松浦元ユネスコ事務局長(外務省先輩)より『国際人のすすめ』受理。バーミヤン大仏破壊を阻止せんとしてユネスコ事務局長として動いた経緯記載。何故大仏破壊をしたか次の分析。通常解説より一歩踏み込み、糾弾調は小:一番の理由は2000年10月国連安保理がタリバン政権に対して厳しい追加制裁措置を決定したこと。これに過激派大いに反発、穏健派急速に勢力失い、オマール氏を中心に過激派が勢いを得て、報復のために国際社会が大切にしていると思われるバーミヤン大仏を破壊したというのが真実でしょう。」米のアフガン攻撃の伏線
(07月11日 posted at 08:09:19)

米・パ関係悪化
・米・パキスタン関係:10日AP:米国パキスタンに対する軍事支援8億ドルを一時中断、米は年間20億ドルの軍事支援でその一部。」米国は「パ」がタリバンとの戦いに真剣でないと長く不満。ラデン暗殺対「パ」不信最高潮。他方「パ」はラデン暗殺を主権侵害と強く反発。関係悪化はアフガン戦争に-。
(07月11日 posted at 08:22:18)

米参謀本部議長の訪中開始
・米中関係:10日AP[マレン参謀本部議長訪中開始。参謀本部議長訪中は4年ぶり。台湾への武器売却で一時関係悪化。その修復。マレン”戦略的信頼と透明性”を樹立する必要性指摘。南シナ海問題も討議。今年の国防費米国6500億ドル、中国950億ドル.中国DF 21D”空母キラー”開発中。
(07月11日 posted at 12:03:50)

イラク米軍完全撤退後の米軍イラク駐留
・イラク情勢:米国、従来本年12月までに完全撤退表明、しかし約1万人の米軍駐留を希望。但しこの時にはイラク政府の駐留要請が前提。しかしイラク内部で要請につき態度未定に米国苛立つ状況.ペネッタ国防長官の最初の訪問がイラク。米国の狙いはイラン・イラク関係強化と対PLO武器支援チェック
(07月11日 posted at 12:23:24)

前原擁立工作の開始
・日米関係;米国は日本の増税、TPP参加に強力な内閣を作る必要を考えているのであろう。その先兵前原氏。11日産経ニュース「自公との協力構築を 前原氏、大連立視野に」「自民党の中谷元”大連立政権で懸案片付け、次のステージに”」「公明党の佐藤茂樹”米軍再編に情熱持つ前原氏次の首相に」
(07月11日 posted at 16:55:33)

公明党、どういう工作あったのだろう
・公明党;福祉と平和を重視した政党。78年日米安保、自衛隊、原発容認(wikipedia)。今や自衛隊を世界に展開せんとする日米同盟の担い手で「佐藤外交安保部会長が米軍再編に情熱持つ前原氏を次の首相に」と言う時代に。「中道」「大衆と共に」を掲げた政党、どういう工作あったのだろう。
(07月11日 posted at 17:19:57)

読売社会部頑張る
・玄海原発:読売社会部頑張る。11日読売:玄海町長実弟企業が九電の原発関連工事だけで56億円受注がわかった。再稼働の判断を握る立地自治体首長親族企業の受注に識者は”隠れ献金”でないかと指摘。」私には「隠れ献金」以上のワルにみえる。玄海市長の再稼働へ率先支持表明は疑惑を持って見られる
(07月11日 posted at 17:36:07)

原発推進の電力会社は、今や死の商人
・電力会社:原発促進は今やまさに”死の商人”(wasako2011).電力会社の方々、貴方達に”死の商人”の道を選択せざるをえない必然性は何もない。後指さされない企業経営は充分可能。真剣に脱原発考察したらどうですか。”死の商人”と呼ばれる覚悟ありますか。依然惰性で企業経営しますか
(07月11日 posted at 17:53:00)

九電幹部の醜い姿
・九州電力:九電が世論工作で組織的に動いていることが明らかになる中、九電幹部、姑息なトカゲのしっぽ切りに動く。醜い姿だ。課長は上司の意向に従って動くもの。一一日読売「部下が安易にメール投稿呼びかけ…九電副本部長」
(07月11日 posted at 21:08:47)

玄海町長の「進む」とは運転再開のこと
・玄海原発:一一日読売「統一見解は不透明、進んだ印象ない…玄海町長」、そりゃそうだ。町長実弟企業、九電原発関連工事56億円受注(読売)の中、町長には「進む」とは運転再開と同意語。しかし読売が報道した後(紙面上)まだ原発促進発言出来るとは凄い。玄海町世論は日本の世論と異なるか
(07月11日 posted at 21:26:37)

毎日お前もか。前原よいしょ報道
・前原氏;毎日お前もか。前原氏よいしょの報道続く。11日毎日「前原前外相:次期政権に向け与野党協力構築に意欲」「公明党の佐藤氏は”前原氏並みに熱意を持った方が首相になれば、自民党も公明党もサポートできるところはする”とエールを送った」
(07月11日 posted at 21:38:03)

訪中米参謀総長への中国の台詞
・米中関係:米国、こんな台詞中国から聞きたくない。しかし反論出来ないだろう。11日AP:陳炳徳総参謀長はマロン統合参謀本部議長訪中に際し「米国は最近の経済危機にかかわらず軍事に出費しすぎである。あまりに納税者に負担を強いていないか.軍事費削減し民生に使う方がいい選択でないか」と発言
(07月11日 posted at 22:40:36)

耐えた、よかった
・ラッキー。ずっと見ることが出来た。「なでしこ、ドイツ破り初の4強…W杯準々決勝」
(07月10日 posted at 06:29:31)

米国産軍複合体、ますます強固に。狂気の沙汰
・米国産軍複合体:米国の米国産軍複合体+政界構図ますます強固に。財政危機、赤字上限を巡りデフォルトの危険性すらある中、軍事予算は削減できず、むしろ議会では上乗せ。外から見れば狂気の沙汰。8日AP「下院6390億ドルの国防予算を336対87で承認。戦争経費は1190億ドル。
(07月10日 posted at 08:08:27)

愛の惑星『金星』の住人は日本の進むべき道-『世界の運命』を読む
・ポール・ケネディの『世界の運命』:2つの主張。「ロバート・ケーガンが“欧州人は戦争に疲れ、単に平和の喜びを享受したいとしている(注:ケーガンは更に法と外交を選択と指摘)、これと対照的に米国人は世界に邪悪が存在する限り、遠い戦場でも立ち向かう必要があると思っている。欧州人は愛の惑星”金星“の住人で、米国人は”火星の住人“。かつて横暴な大英帝国の軍事力に対する反乱の中から誕生した共和国が今や世界の国防費の半分を費やし、もっぱら海外で怪物退治に専念している姿に困惑。しかしこの欧州人も自衛のためなら勇敢に戦うだろう」第2に「“ただ乗り組(米国だけが戦い他は恩恵を享受)、第一の論点に賛成。日本も欧州と同じ立場。「ただ乗り論」の問題は、欧州は欧州の防衛に手を抜いているわけでない。米国が戦っているのは、イラク、アフガン。無用の戦争であることである。欧州は今や脅威をもたらさない態勢を作った(独仏、対立から協調への移行、ロシアの脅威の喪失)。問題はイラクとアフガニスタンの戦争が欧州、ないし世界の平和に不可欠のものかにある。両戦争は不必要な戦争だけでなくこれが不安定を形成(イラク戦争では戦争理由の大量破壊兵器とアルカイダとの連携不在。アフガンにはルカイダ今や不在、彼らはパキスタン等。もしアフガンに舞い戻るのを防がなければならないという論理なら米国はパ攻撃の必要)。“欧州人は愛の惑星『金星』の住人”の方向は、実は日本の進むべき道でもある
(07月10日 posted at 08:09:03)

米国のよい子動き出せば、自民のよい子も前原支援
・普天間:10日産経「前原氏、普天間移設推進は次期首相で」「どの政党が与党になろうとも、移設に関する日米合意は揺るぎないと指摘」、前原氏米国の圧力で依然辺野古移転画策。米国のよい子の動き出せば自民米国のよい子も前原首相実現支援。前原、中谷氏ら名護市で推進派の島袋前市長と会談。
(07月10日 posted at 08:49:23)

日本女子サッカー、最大の予想外の勝利
・女子サッカー:9日NYT:女子サッカー史中、日本は最大の予想外の勝利を記録。独はワールドカップで1999年以降15連勝中。独は日本の精密さ、冷静さを克服できず。日本は歯切れ良いボールの保持でプレーし、独の高さを克服、カウンターを押さえ冷静さを保持。独攻撃型選手をベンチに置くミス
(07月10日 posted at 19:14:59)

原発耐性テスト、本来は欧州より厳しかるべし
・原発:共同「原発耐性テスト欧州より短期に岡田幹事長」「欧州連合並の長期間テストでは産業面、国民生活の面で影響が及ぶ」、日本は地震国。本来は欧州より厳しい原発テストを行うべし。国民の安全に対し配慮できない岡田氏。視察では誰より防御。如何に安全性を確保し産業に-小の道を何故探れない
(07月10日 posted at 19:28:17)

普天間問題:米国に威張られる筋合いなし
・普天間問題:10日朝日イノウエ議員(上院歳出委員長)「我々は辛抱」、日本は米国に威張られる筋合いない。世界中の米軍基地中受け入れ国基地負担で日本50%以上負担。嘉手納、佐世保、横田、三沢は最重要基地。米国はこの提供を受理。普天間で米軍基地の重圧にある沖縄が県外求めるのは当然の要求
(07月10日 posted at 19:38:16)

米墨不法移民の還流現象が意味するもの
・米国事情:長年メキシコから米国に不法移民。この流れ止まる兆候。6日NYT・CAVE論評:過去三〇年何百万のメキシコ人米国に不法移民。六〇年間で初めてメキシコからの移民が大幅減少しただけでなくネットで見ると逆流。2010年不法侵入は過去の年50万人から10万人に減少。様々な説明あり
合法的移民が増加、米国監視強化等。他方米国・メキシコ間の格差縮小、メキシコ一人当たりGDP約9千ドル。他方米国半分以上が年3万ドル以下。不法侵入の場合はるかに低い。従って賃金格差減少。少なくともメキシコ人にとって米国は今や危険を冒してまで移住する国でなくなった.変化
(07月09日 posted at 09:02:20)

玄海原発のみが簡易テスト。してその理由は
・玄海原発:住民の安全配慮を考慮すれば、何故玄海原発だけ安全性基準を緩めて再開を承認させる必要があるか理由は全くない。9日読売は枝野官房長官、海江田経済産業相、細野原発相は(1)玄海原発は簡易的なテストを実施2〉全原発に適用する本格的なテストは別途策定する――ことで大筋一致
(07月09日 posted at 09:15:37)

読売政治部と社会部の差
・原発:電力会社が不当な世論工作してきたことの暴露継続。読売も暴露に参加。多分汚染された読売政治部と汚染小の読売社会部の差。9日読売「九電、プルサーマル説明会に社員動員…川内でも」「九電は川内原発3号機の増設計画でも、同様動員」「玄海では反対運動が起き、九電説明会頻繁に開催」
(07月09日 posted at 16:43:25)

南相馬市肉用牛、風評被害ではない
・放射線:風評被害ではない。9日読売「南相馬市農家出荷肉用牛11頭の1頭から、暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)の4・6倍の放射性セシウムが検出された問題で、東京都、残り10頭の肉も暫定規制値6・4~3倍セシウム検出と発表」「4月下旬以後同区域からは2924頭の肉用牛が出荷」
(07月09日 posted at 16:51:58)

玄海原発所長ら知事に個人献金
・原発:贈収賄罪ってどういう罪?。賄賂罪:公務員の公権力行使に便宜をはかってもらうため金品などを提供する賄賂による職権濫用・法律違反に関する犯罪規定。9日朝日:玄海原発所長ら、佐賀知事に個人献金 4年で42万円、献金額は役職の位に比例し、異動後も後任が同額の献金を引き継いでいた
(07月09日 posted at 17:08:02)

牛だけに貯まるわけではない
・放射線:福島の方へ:申し訳ないが、放射線は牛だけに貯まる訳でない。人間も同じ事。放射線の脅威を自ら真剣に考える時。9日読売:南相馬市農家出荷肉用牛11頭の1頭から、暫定規制値の4・6倍の放射性セシウムが検出された問題で東京都、残り10頭も暫定規制値6・4~3倍セシウム検出と発表」
(07月09日 posted at 17:15:28)

人体にうつして考えて見ると怖い
・放射線:更に厳しい情報。人体にうつして考えて見ると怖い。9日毎日「放射性物質:黒毛和牛からセシウム 体表検査では異常なし」「福島県南相馬市から食肉処理場に出荷した牛から暫定規制値を上回るセシウム検出問題で、出荷前に行うよう国が定めた体表面のスクリーニング検査では問題が無かった」
(07月09日 posted at 22:50:35)

はしご外すの次元でしか議論できない政治の貧困
・原発:原発再開に向け、福島原発事故前の基準を適用し判断することが無理なのは当然の判断。はしご外すの次元でしか議論できない政治の貧困。9日読売「旧民社党系議員”民社協会”総会で玄海混乱に批判。直嶋元経産相は”佐賀知事も玄海町長も難しい中判断。はしごを外したのは大きなミス”
(07月09日 posted at 23:04:41)

孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1507:110712〕