孫崎享氏のTwitterより「驚愕の日米関係・前原問題・・・」

3月6日 驚愕の日米関係
国務省日本部長は対日関係形成の中心人物。彼は日本に対してどういう認識を持っているか。6日共同「メア日本部長は米大学生らに国務省内で行った講義で「日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをしながら、できるだけ多くの金を得ようとする」(沖縄について):、日本政府に対する” ごまかしとゆすりの名人”」(普天間飛行場は)「(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港と同じで特別に危険でない][、日本政府は仲井真沖縄県知事に” お金が欲しいならサインしろ”」と言うべき]と発言。この認識を持つ人物が米国国務省日本部長 日本は在日米軍基地で世界最大の基地負担。全NATO諸国の負担額の1.6倍。全世界の半分以上。こうした日本の貢献に対して感謝の念さらさらなし。日本はコンセンサスを利用して米国に如何なる”ゆすり”をしてきたのか。”ゆすり”という言葉を使うなら、対日圧力は米国だろう。本来なら日本部長は米国国内に日本の米軍基地への協力が世界の中で如何に大きいかを説明すべき立場。この人物が普天間問題扱う。そしてその認識は「普天間は特別に危険でない]「日本政府は仲井真沖縄県知事に” お金が欲しいならサインしろ”」と言うべき」程度の認識、怒れ日本
驚愕の日米関係は6日、共同ですが、タイトルは”和の文化「ゆすりの手段に使う」 メア米日本部長が発言”です

3月6日 読売社説と一致
過去社説批判続けたが、次は一致:前原外相 看過できない外国人違法献金(6日社説)、「献金額少とか、故意ではないとかいって、簡単に免責されるような問題ではない。本人が知らなかったとしても、事務所が安易に献金を受け取ること自体が問題、外相の監督責任は免れない」

3月6日 米国の対日支援
理論面で米国、中国との関係で、対応は楽観的リベラルと悲観的リアリストで分かれ、対日軍事支援しない可能性指摘のGLASER論文を29日紹介。純軍事面で米国介入が難しくなっていく点列挙(すでにツイッター済み整理)(1) 核抑止困難。中国が米国を大規模に核攻撃出来る能力有する時には、米国の「核の傘」消滅。(2) 中国の大量の中距離・短距離弾道ミサイル、クルーズミサイルが在日米軍基地攻撃能力を有す。この防衛は基本的に極めて困難。その時米軍戦闘機無力化へ(3)中国が2025年までにステルス機能を持つ次世代戦闘機約200機を配備の可能性(日本現在ステルス戦闘機保有の計画無し)(4) 中国、対艦弾道ミサイルの配備。性能向上すれば米空母キラー。米国中国近海の配備困難に。(5)中国は8隻から10隻の原子力潜水艦と50-60隻の潜水艦(日本16隻から22隻になる見通し。日本周辺の米国潜水艦数は数隻。 現時点技術的遅れはあるもロシア協力。米国も軍事転用可能な民間協力促進。EUも協力の可能性。一気に技術開発進もう。日本人の多くは米国が日本を軍事的に助けるのは問題ないと判断。しかし中国軍事大国化する状況下、米国支援次第に困難に

3月5日 政治資金規正法
第二十二条の五  何人も、外国人、外国法人)から、政治活動に関する寄附を受けてはならない。第二十六条の二  次の各号の一に該当する者は、三年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。第二十二条の五第一項の規定に違反して寄附を受けた者

3月5日 前原問題
え!、5日NHKニュース:「前原外相 続投に意欲示す」「外務大臣としての職務が左右されたことは全くないし、今後一切、そのようなことはありえない」誰も貴方が北朝鮮に操られて外交したとはいっていない。問題をすりかえないで欲しい。貴方が小沢一郎を政治資金規正法違反事件で追求。政治家にとって政治資金規正法違反が民主党議員資格停止位重要だと見なしている(この点福田氏と異なる)なら、その視点で自分の進退を判断すべきであろうということ。岡田氏前原擁護、石井一氏前原擁護。さあ、新聞はどうする。やっぱり、米国の巻き返し、各紙又、忠犬かな 前原氏「福田元総理、4年前に北朝鮮系企業から献金受理の際には、故意ではないと説明。自民党が私を批判するなら、そのことと整合性をつけて説明してもらいたい」と開き直り。誰も福田氏が北朝鮮に操られるとは思っていない。福田氏は北朝鮮で工場展開の地元会社経営者の誘いで訪朝、高麗ホテルでよど号実行犯4人と写真なんかしていない。真っ白(多分)の福田氏と自分とを比較しないで戴きたい。詭弁詭弁の連続は止めて戴きたい。自分が重視する政治資金規正法違反に違反なら責任取る。当然でしょう。法は政敵を追い落とす道具、自分を規制しないと言うのですか

3月5日 素早い見限り
読売5日:(素早い見限り):「前原氏次の首相に暗雲…外国人献金問題。前原氏はこれまでも、小沢一郎民主党元代表の政治資金規正法違反事件について、厳しい姿勢を取り続けてきた」、(前原氏で安全保障、TPPなど対米従属一気に進む可能性あった。ひとまずストップは日本にとって救い)、

3月5日 米国・北朝鮮・政治家
まず米国が北朝鮮と日本政治家の関係を危惧しているのを見よう。小池百合子「細川首相退陣の引き金は”「北朝鮮有事”だった」:「94年2月12日夜訪米中の細川総理から、電話。「武村さんは問題だっていう。武村官房長官のこと」「米高官から北朝鮮緊迫聞く。WHの最大の不安は、朝鮮半島情報が、武村官房長官から北朝鮮へ流れるのではないか、との不安」。これをうけ細川氏武村氏を切る。このエピソードを念頭に次のケースを見てみよう。産経ニュース2月21日:前原外相衆院予算委員会で、平成11年北朝鮮訪問時「よど号」乗っ取り事件犯人と一緒に写真撮影を明らかに。11年北朝鮮で工場展開の地元織物会社経営者の誘いで訪朝、高麗ホテルでよど号実行犯4人と玄関でばったり会い一緒に写真」米国にとり北朝鮮最重要案件。前原氏外務大臣。通常なら武村氏同様懸念が自然。何故米側懸念表明しない???。

3月4日 前原氏
4日産経ニュース:「前原外相、外国人から違法献金 政治資金規正法に抵触」「外国籍男性から献金を受理をを明らかに。自民党西田氏の指摘を認めた。政治資金規正法は外国人または外国法人から政治的寄付を受けることを禁止。」(私にはこの展開は読めなかった。北朝鮮関連の言及はあったが) 米情報機関、従来、日本の暴力団の協力も得て、徹底して政治家の北朝鮮コネクション調査。当然知っていたろう。これが異例の米国従属振りの背景か?米国少数派、犯罪のおそれあるもの利用は常套手段は従来より指摘。

3月4日 フェイスブックの力
エジプト、フェイスブックの力。最高軍事評議会が首相解任。フェイスブックで報道。現在”719,668人が「いいね!」と言っています”と表示。フェイスブック、エジプトで凄い力の一端。

3月4日 人の生き方
私は1974年石油危機後通産省石油部に出向した。そこで通産省幹部が言っていた言葉。人生様々、生き方様々、一つは実利(金と女)、一つは権力、一つは名誉。各々このどの目標に向かって全力出してもいい。人はとくにどうこう言わない。しかし、このうち1.5以上得ようとすると、日本社会は許さない。いい助言と思う。学者、ある意味で名誉の方に入る。勉強し、人から見識を尊敬される。しかし学者が政府に使われることに得意になったり(東大教授にしばしば)、金儲けに入ると見識が曇る。政治家も女性・贅沢が伴えば糾弾される。菅総理が贅沢な食事を望むなら、総理でない時に堂々と自費で豪遊しなさい。総理でない時に豪遊できず、総理の時に豪遊では、日本人の旧来のモラルにあわない。通産省、かつて、役人に国を動かすことに意義見いだすなら、金儲けや名誉を忘れると説いた。1,1,1の原則、痛感。今私勝手に言えるのも組織無し、金なし

3月4日 米国軍事動向
ハーバード大学、軍予備役士官訓練プログラム再開。ベトナム戦争時大学が禁止したものを復活。学費等の負担、見返りは一定期間の軍務への約束。大学授業料年4万ドル近い。「悪魔の囁きだが、しょうがない」とのる学生大勢いよう。大学も学費のスポンサーつき経営にプラス

孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校教授。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
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