安保法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れへの賛同のお願い(更新)

 

2015年9月20日

【速報】賛同署名数、10,000筆を突破(2015年9月22日、13時56分更新)
しばらく席を離れていたが、今、カウンターを確かめると、署名数は13時46分現在で10

,627となった。今朝からネット署名が殺到する状態が続いている。
今朝(9月22日)の『東京新聞』の3面に、「どさくさ採決認めない」という見出しで、

今回の賛同署名運動のことを紹介する記事が掲載された。

多くの方から署名に添えてメッセージが送られている。その中の3つを紹介したい。
奈良県に在住の方
「ずっとテレビを見ておりましたが、鴻池委員長が席につくと同時に、奈良県選出の堀井巌

参議院議員があいずを出し、とたんに、大勢の自民党の体力がありそうな議員がスクラムを組

んで委員長を取り囲みました。その後は何もわからないまま、立ったり座ったりのあいずのま

まに議員が立ったり座ったりしていましたが、おそらく何の法案かもわからない状態ではなか

ったでしょうか。また委員会室には委員以外の人もはいっており、野党の議員も立ち尽くす中

で、数も確認されないままではなかったでしょうか。事実議事録は議場騒然、聴取不能だった

ではありませんか。
 NHKがすぐにテロップで「安保法案採決」をだしたため、すぐNHKにあれは採決になっ

ていませんから、テロップを消してくださいと電話を入れました。
 県議会では20年間議会運営にかかわっていますが、国会があれで採決では全国の議会に示

しがつきません。このようなやり方で自衛官を戦場に送るわけにはまいりません。採決不存

在と、審議の続行を求めます。」

新潟県在住の方
「賛同致します。横浜地方公聴会後の議事録報告もなし、参院特別委員会でのあの混乱の

中で採決されたとは誰も思う人はいなかったはずです。可決されたという議事録もない。無

効と見なすのは、当然です。
 NHKが勝手に「可決されました」とアナウンスしたのは大罪だと思います。NHKアナウ

ンサーを追及する必要性もあると思うのですが・・」

神奈川県在住の方
「私は中国 : 日本=4 : 1 のクオーターです。父親の母が残留孤児で中国人と結婚、中国

と日本のハーフの父が中国人の母と結婚しました。私の国籍は日本ですが、幼いころから「中

国人のくせに」と言われたり日本の人が中国を嫌っているのをひしひしと感じていました。何

が一番悲しいかと言うと、中国の(私にとって)悪口(に聞こえる事)を言われると国籍を変

えていない母の悪口を言われている気持ちになり、とても辛いということです。仲良くなった

友達が中国のニュースを見て『これだから中国人は嫌いなんだよ』と言っていたのも傷つきま

したが、そういったものが日本の教育なので仕方ないな、と思う気持ちもあります。
 今回の保安関連法案の採決について私が考える事は、もし中国と戦争をする事になったら私

は中国に住んでいる私のいとこや叔父さん叔母さんと戦争しなきゃいけなくなるのが嫌だ。

です。
 こういった思いを抱えている私のような日中のハーフやクオーターの人は少なからずいるの

ではと思います。
 『必ずしも戦争をすることを視野に入れた法案ではない』と、いたる所で説明されていま

すが、『中国の脅威が』という話しも同じくらいこの法案を語る上で出てくる話です。『必ずし

も戦争をすることを視野に入れた法案ではない』というのであれば9条を尊重し、戦争の犠牲

になった人々の思いを、経験をきちんとまとめ、反省し、正しく後世へ教育すべきです。
 日本は先進国とはいえ島国ですから、貿易などこれからも他国の協力が必要不可欠です。
 仲良くするのは簡単ではないですが、もう十分傷付けあって、戦争をする、参加するという

ことに良いことがなかった。と一度分かったのですから。もっと日本に生まれた命たちを、

人の気持ちを大切にすべきです。」

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政府・与党は9月17日の参議院安保特別委員会で、2つの安保関連法案ほか計5件の案件

を「採決」し、「可決」したとみなし、マスコミもそのように報道しています。
しかし、「採決」の場面をテレビで視た多くの市民の間で、「あのように委員長席周辺が騒

然とし、委員長の議事進行の声を自席で委員が聴き取れない状況で、5件もの採決がされたと

は信じられない」という声が飛び交っています。至極もっともな感想ではないでしょうか?
ということは、「強行採決」に抗議する以前に、「採決」はそもそもなかったというのが真

相ではないでしょうか?

このような余りに理不尽な状況を見過ごすことはできないと考え、緊急に山崎参議院議長、

鴻池安保特別委員会宛てに次のような申し入れをすることにしました。
そこで、以下のとおり、皆様に賛同の呼びかけをさせていただきます。

「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い
http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-6f5b.html

賛同いただける方は次の署名フォームにご記入の上、至急、送信下さるようお願いいたします。
http://form1.fc2.com/form/?id=009b762e6f4b570b

1. 申し入れに賛同くださる方は次のサイトに載せた「賛同署名の入力フォーム」にご記入の

うえ、至急、お送りくださるようお願いします。
http://form1.fc2.com/form/?id=009b762e6f4b570b
(今の国会会期末までということで、9月25日に提出する予定です。)

2. ご記入いただいた氏名、所属/お住まいの都道府県名はそのまま名簿に記載して提出しま

す。また、記入いただいたメッセージとともに、専用のサイトに掲載させていただきます。

匿名をご希望の方はその旨を必ず付記ください。

3. 賛同署名は9月25日(金)午前10時締切りとします。

呼びかけ人
浦田賢治(早稲田大学名誉教授)
小野塚知二(東京大学・経済学研究科・教授)
澤藤統一郎(弁護士)
高麻敏子・高麻亘男(自営業)
醍醐 聰(東京大学名誉教授)

連絡先
shichosha_kangeki@yahoo.co.jp
電話:080-7814-9650

初出:醍醐聰のブログから許可を得て転載

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye3091:150922〕