川内原発火山評価で専門家会合へ:30日の政府交渉に参加を!

著者: 杉原浩司 : 福島原発事故緊急会議/緑の党・脱原発担当
タグ:

[転送・転載歓迎/重複失礼]

転送が遅れましたが、阪上武さん(福島老朽原発を考える会)のメールを
ご紹介します。4月23日の原子力規制委員会による適合性審査会合の報告
と30日の政府交渉の案内です。

政治的ハードルの低さなどから優先されたと思われる川内原発ですが、そ
の最大の弱点である火山リスクの大きさが、再稼働への障害となりつつあ
ります。30日の政府交渉は重要な機会になりそうです。

【参考】
以下の録画の1:53:17から6分ほどが審査会合のハイライトだそうです。
(島﨑委員が「九電の説明はちょっとショッキングだ・・」と口火を切る)
https://www.youtube.com/watch?v=r7XUw1lxoe8&list=UU5_urTtPY2VjNc1YOI4rBCg

川内原発の火山対応で再考求める 規制委が九電に [鹿児島県]
(4月23日、西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/84094

川内原発 「火山監視体制再考を」原子力規制委促す
(4月24日、南日本新聞)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=56405

—————————————
みなさまへ

今日(注:23日)行われた原子力規制委員会の適合性審査会合において、川
内原発の火山影響評価が議題にのぼりました。

九州電力側は、

・姶良だけでなく、阿多と加久藤についても火砕流到達を前提とする
・マグマの供給速度から異常を感知してから20~50年以降に破局的噴火が
あるとした評価から対処方針を決める
・火山の専門家から引き続き意見をきく

との説明をしました。今日で終わらせるつもりのプレゼンだったと思います。
ところが、規制委側は、マグマの供給について、供給速度の想定が保守的でな
いことや、マグマだまりで残り15%で前兆をとらえられるとの前提が甘いの
ではないか、既にもっと溜まっている可能性もあるのでは、といった指摘があ
いつぎました。島崎委員は、このままでは困る、書き直しだとも。

さらに、島崎さんは、原子力規制委員会としても、火山学者を集めて聴く機会
を設けると発言しました。

岩石学的な調査の九州の事例をどうするのかについては、九電から説明はな
く、規制委もなにも問題にしませんでした。九電に都合の悪い結果が出ている
可能性もあるのではないでしょうか。

この間の取り組みがいい方向に影響していると思います。規制委側で専門家を
招集する件については、30日の交渉でも問題にしましょう。単なる意見聴取
ではなく、有識者会合の設置と岩石学的な調査などを規制委独自で実施するよ
うに要求し、結果が出るまで、審査の動きをとめるよう求めていきましょう。

政府交渉に是非ご参加ください。
http://p.tl/Diva

◆4月30日(水)13:30~16:30
◆参議院議員会館101(13時からロビーにて通行証配布)
◆13:30~15:00 事前集会
15:00~16:30 政府交渉(依頼中)
◆内容:川内原発の火山影響評価について/汚染水問題/
原子力防災・避難計画について
◆資料代:500円
◆主催:反原発かごしまネット/グリーン・アクション/美浜の会
FoE Japan/フクロウの会/原子力規制を監視する市民の会
◆問合せ 090-8116-7155阪上まで

よろしくお願いいたします。

阪上 武