自主制作ビデオを製作している湯本です。
この度は、新作短編映画「何も変わらない中で 2013年・春・福島」(20分)のご紹介をさせていただきます。
この映画は、今年の5月、5か月ぶりに福島を訪れた際に立ち寄った場所、場所でカメラを回し、記録したものです。
原発事故から2年が過ぎましたが、驚いたことに福島は何も変わっていませんでした。
警戒区域内は区域再編が急速にすすんでおり、ある程度立ち入りができるようになりましたが、所によっては放射線量が異常に高いです。
福島市や郡山市などの都市部では、「復興」が声高に叫ばれていますが、原発事故によって蒙った生活基盤の混乱はそう簡単に克服されていません。
福島から県外に「自主」避難した方々が少しずつ福島に戻っているという情報も聞きますが、戻っても「不安」は消えません。
このまぎれもない、悲しい事実が意外と知られてないのです。
「復興」のためには、困難な現実と向かい合うことが必要だと思います。しかし、すでに福島原発事故は終わったかのように扱われているのが実情です。
福島の現状を忘れないために、ぜひご覧になってください。
よろしくお願いします。(湯本雅典)
ドキュメンタリー短編映画「何も変わらない中で 2013年・春・福島」
・製作 ナレーター: 湯本雅典
・協力:福島県教職員組合、3a(安全・安心アクションin郡山)他
・20分/16:9/NTSC/DVD-VIDEO
・価格:1500円(税込)
・製作:2013年7月
DVDご希望の方は、以下の申込フォームからお願いします。
http://7colors.org/yumoto/
予告編
http://www.youtube.com/watch?v=ew-Q1WQJrFw&feature=youtu.be