新著『歴史のなかの朝鮮籍』(以文社)著者の鄭栄桓さん(明治学院大学教養教育センター教授)を迎えて出版記念トークを行います。コメンテイターとして、韓国から聖公会大学東アジア研究所副教授の趙慶喜さん、昨年、『朝鮮籍とは何か』の編著者としてオンライントークをしていただいた中央大学准教授の李里花さんをお迎えします。ピース・フィロソフィー・センターは共催団体の一つです。ふるってご参加ください。また、イベント情報拡散にご協力ください。
申し込みリンクはこちらです。
チラシのPDF版はこちらです。
(案内文より)
苛烈な植民地支配からの解放後も、日本に残ることになった在日朝鮮人たち。
差別的な立法や政策、朝鮮戦争による祖国の分断、そして韓国のみとの国交回復といった様々な困難に直面する中で、彼ら彼女らはその時々で何を恐れ、何に怒り、何を求めていたのか。
「朝鮮籍」をめぐる日本と南北朝鮮、そして在日朝鮮人の歴史を紐解く労作、『歴史のなかの朝鮮籍』が以文社より出版されました。
これを記念し、著者の鄭栄桓さんを招いてオンラインイベントを開催することになりました。
本書を読まれた方も、まだの方もぜひご参加ください。
2022年3月20日(日)14:00~16:00
著者トーク:鄭栄桓さん
コメント:趙慶喜さん、李里花さんほか
鄭栄桓(チョン・ヨンファン)さん
明治学院大学教養教育センター教授。専門は朝鮮近現代史・在日朝鮮人史。1980年、千葉県生まれ。著書に『朝鮮独立への隘路 在日朝鮮人の解放五年史』(法政大学出版局、2013年)、『忘却のための「和解」 『帝国の慰安婦』と日本の責任』(世織書房、2016年)など。
趙慶喜(チョ・キョンヒ)さん
聖公会大学東アジア研究所副教授。専門は移動とマイノリティ研究。主な共著に『主権の野蛮:密航・収容所・在日朝鮮人』、『「私」を証明する:東アジアにおける国籍・旅券・登録』、『残余の声を聴く:沖縄・韓国・パレスチナ』、主な論文に「裏切られた多文化主義:韓国における難民嫌悪をめぐる小考」「韓国の女性嫌悪と情動の政治」などがある。
李里花(リ・リカ)さん
中央大学准教授。社会学博士。(専門:歴史社会学、移民研究、環太平洋地域研究)東京都立国際高等学校、中央大学総合政策学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科修士課程・博士課程修了。ハワイ大学コリアン研究センター客員研究員、韓国高麗大学アジア問題研究所コリアンディアスポラセンター客員研究員を歴任。現在日本移民学会理事・事務局長。主な研究に、『〈国がない〉ディアスポラの歴史:戦前のハワイにおけるコリア系移民のナショナリズムとアイデンティティ1903-1945』(かんよう出版、2015 年)等がある。自身は朝鮮籍ではなく、在日コリアンの母とコリアン・アメリカンの父の間で日米を往来しながら育った。
参加費
・トークイベントのみ:500円
・書籍+トークイベント:5,200円(書籍送料込)
書籍『歴史のなかの朝鮮籍』(税込定価5,060円)のお申し込みとトークイベントに参加できるチケットです。書籍はお申し込みから1週間以内に東京から発送する予定です。イベント前に本を入手されたい方は、お早めのお申し込みをお願いします。(3月14日以降に書籍付チケットをお申し込みされた場合、イベントまでに書籍をお届けできない可能性があります。ご了承ください)
注意事項
本イベントはZoomのウェビナー機能を使用したオンラインイベントです。
インターネット環境と、パソコン、タブレット、スマートフォンなどが必要です。
タブレットやiPhoneなどのスマートフォンでご覧になる場合は、事前にZoomアプリのダウンロードをお願いします。
参加者には、当日の午前中までに参加用のリンクをメールでお送りします。
回線などの関係で、音声や映像に不具合が生じる場合がありますのでご了承ください。
共催:在日差別をなくす会、ラジカルバナナ 、Peace Philosophy Centre
後援:以文社
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初出:「ピースフィロソフィー」2022.3.4より許可を得て転載
http://peacephilosophy.blogspot.com/2022/03/blog-post.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
〔opinion11816:220305〕