<国会包囲の日明治天皇百年祭 前夜祭に行きて詠める>
千歳まり三つの百歳
そのかみに文記されし
ふるごとの文(古事記)を読みつつ
近津代の初国知らせし
大君の翁やひとりと
詠ませまし神上がりまして
百歳を想ひ思ひぬ
神奈備の広庭に立ち
月影の西空高し
文月の末の夜半なり
陸奥人等来たり集ひて
獅子踊りあま(海人)の虎舞ひ
笹竹をくらひくらふて
神前に祈りけるかも
神やらひやらひ給へと
荒ぶりし綿津見の神
まがまがし禍津火の神
神前に誓ひけるかも
祭りせむ直毘八十神
吹き払へこぞのわざはひ
直し立て常の度らひ
広庭に人影さはに
もろともに拍手を打つ
くにたみここだ
<反歌>
国会へ叫ぶくにたみ
神宮へ祈るくにたみふた心なし
大和左彦(岩田昌征)
木村三浩様
平成二十四年文月二十九日
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<社会主義理論学会の訪中研究団の一員として南京師範大学における研究集会を終えて、団長に贈る>
表
揚州蒼天想老鑑
馬氏長生長江畔
勿驕西極経済学
和漢愛用中庸丹
裏
揚州雲天想鑑真
馬氏隠生長江陰
勿驕西極経済学
和漢愛好中庸仁
南京 平成二十四年長月 大和左彦(岩田昌征)