朝日新聞の“謝罪”事件―真実を探るために

下のブログに掲載された海渡弁護士の文章を、ぜひお読みください。

(私のコメント)
朝日新聞の“謝罪”事件を、私は非常に変だと思いました。

3/11直後誰もが手に汗を握るほどの危機感を抱いた頃です。
14日の深夜、東電が撤退を探っていることを察して激怒した菅首相は清水社長を呼びつけ、東電本社に乗り込んで行った、ことは私でも知っています。
誰もが逃げたくなる気持ちは痛いほど分かります。
逃げることを、誰も責められません。
一方で、たくさんの人手が居なければ。
できるだけ線量を浴びないよう、人海戦術で、作業を迫られる現場。
それができなければ、関東一円が壊滅状態になる恐怖を感じた頃です。
この責任を、東電の幹部が果たすしかないのです。
原発を進めてきた人たちの責任です。

16日、吉田調書についての緊急記者会見があり、足を運びました。
そのときの、海渡雄一弁護士の発言に同感・共感しました。
彼が出した資料を、できるだけ多くの人に知らせたいと思います。
私がぐずぐずしている内に、すでに出回っています。
ダブって受け取ってもお許しください。

次の、私たちの裁判(東電株主代表訴訟)のブログから取れます。PDFで12ページです。

http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-166.html

3年半もしてやっと少しずつ資料が出始めました。
東電と政府が隠している、まだたくさんの資料があります。
それらを出させる世論を巻き起こしましょう。

考えるたびに、私はあらたな怒りが湧いてきます。
直後はもちろん、今もなお、大勢の労働者が被爆を覚悟で作業を続けているおかげで、私たちは普段の生活を続けていられます。
何と私たちは、身勝手なのでしょうか。
一方で、推進した者たちは、たんまり儲けて、被爆もせずに、責任も取らない。

上記の裁判にもご注目ください。
第14回目は12月4日(木)10:30~ 東京地裁103号法廷にて。