本郷文化フォーラムワーカーズスクール講座 党社会主義体制崩壊の意味 ── ポーランド・ユーゴスラヴィアの具体例に即して

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党社会主義体制崩壊の意味

── ポーランド・ユーゴスラヴィアの具体例に即して

講師

岩田昌征(北海道大学教授/千葉大学教授・名誉教授/東京国際大学教授)

日時:2月19日(水)開始18:45 終了21:15

話者の問題意識

ソ連東欧の党社会主義体制が消失してからすでに30年が過ぎた。ロシア革命に関しても、十月社会主義革命の意味よりも二月市民革命の意味を高く評価する。そんな思考傾向が旧社会主義系の人々の間でも強くなっている。別の言い方をすれば、二月にとどまっていれば、歴史はもっと人間にやさしかったかも知れなかった、と言う一種の後悔論である。

私は、年来の資本主義絶対論者がソ連東欧の党社会主義の崩壊を見て、勝利宣言するのを聞いて別に何の異和感も感じなかった。しかし、旧社会主義系の人々にそんな後悔論を見、聞きすると、異和感を禁じ得ない。

私の話は、そんな異和感の解明となろう。「ちきゅう座」の資料3点を手元に、私の話を聞いてほしい。

 

プロフィール 1938年7月2日生まれ。東京大学文学部卒。一橋大学社会学修士。経済学博士(一橋大学)。

『比較社会主義経済論』(日本評論社)『労働者自主管理』(紀伊国屋書店)『社会主義の経済システム』(新評論)『現代社会主義の新展開』(日本評論社)『凡人たちの社会主義』(筑摩書房)『ユーゴスラヴィア:衝突する歴史と抗争する文明』(NTT出版)『ユーゴスラヴィア多民族戦争の情報像』(御茶の水書房)『社会主義崩壊から多民族戦争へ』(御茶の水書房)『二〇世紀崩壊とユーゴスラヴィア戦争』(御茶の水書房)『ハーグ国際法廷のミステリー』(社会評論社)

 

ちきゅう座より 参考文献

「最終講義:党社会主義の思想と実践――社会主義への移行と資本主義への移行――」

「中国憲政自由主義者は自由を如何に使うのだろうか」

「ポーランド「連帯」政治の語られざる実相――労働者階級の人権は守られたか」

 

※「ちきゅう座」のWEBサイトで見られます。紙媒体での資料提供を希望する方は、HOWS事務局まで。

会場:本郷文化フォーラムホール

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