杉並区長選挙が6月19日(日)に行われ、翌20日(月)に開票されましたが、岸本さとこ候補が現職の田中良候補を187票差で破り当選しました。
20日の夜にはJR阿佐ヶ谷駅前で支援者や区民が集まり、青空報告集会が行われました。そこでは岸本候補以外に投票した人々の声も聴いてゆく必要ということも語られ
ました。
https://twitter.com/hiroba2022
https://www.tokyo-np.co.jp/article/184534
https://www.tokyo-np.co.jp/article/184536
https://www.asahi.com/articles/ASQ6N4QZQQ6NUTIL022.html
岸本聡子さん https://www.kishimotosatoko.net/は公共政策の専門家で、ヨ一ロッパにある政策研究の国際的研究所で公共サービスの再公営化や住民参加の自治体づくりなどを研究されてきた方で、「住民思いの杉並区長をつくる会」が区長候補として擁立し、立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組、社会民主党、緑の党グリーンズジャパン、杉並・生活者ネットワーク、新社会党などが支援し、事実上の野党統一候補として選挙戦を闘いました。
岸本候補の支援には多くの女性や若者が参加しました。江東区など区外からも多くの人が支援に参加しました。(私もその一人ですが)政党中心の運動ではなく、支援者の市民一人一人がアイデアを出し合い、「一人街
宣」(駅頭に一人で立って街宣)などユニークな選挙運動を展開しました。
選挙戦最終日には多数の支援者が3万枚のポスティングをしました。
これまでの田中良区長は、住民・利用者の声を無視し、児童館の廃止や区民施設の統廃合を押し進め、強引に街並みを壊しての道路拡幅や再開発を推し進めようとしてきました。
またコロナ禍の緊急事態発令下に、業者と群馬県のゴルフ場に区役所幹部を連れて懇親旅行をするなど区民の批判を浴びてきました。
岸本さんは、当選を勝ち取りましたが、現職との187票差での勝利というように、反対勢力も拮抗しており、予算などを握っている区議会などの抵抗や制約も予想され、まだまだ越えなければならない壁は多いと思いますが、岸本さんなら住民との対話、住民参加型の杉並区政を築いてゆくと思いますし、それを区民、支援者が支えてゆくことが求められます。