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電気代不払いタイムス The TEPCO Unpaid Times
2013年10月5日号 転送/転載/拡散歓迎
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関東地方で半年分の電気代を不払いしている人が、
農産物の賠償金を、東電に請求した。
同じようなことをみんなでやってみよう!
原発は普段のコストもものすごいが、
いったん事故がおこれば、賠償額は5兆円から、10兆円になる。
それでも、一度汚染された自然全体を見れば、二度と元に戻らない。
そのことに対する抗議をした人々に敬意を表したい。
デモ以外にも、できることはある!
●東電への原発被爆損害請求で、個人請求の農産物等の賠償金を受け取る
フクイチの原発事故により放出された放射能は、私の住む里山にも降り注い
で、今も継続中だ。
住んでる環境を最大限に活用し、きょくりょく自給自足・自作をして、少ない
現金収入でも出費を抑えた暮らしなら、生活は十分可能。だが、この私のライフ
スタイルを破壊したのが、東電(推進の自民党)による放射能汚染。
生活の根本が犯されてしまい、今までの暮らしは諦めるしかないのか! との
想いで、これらに一矢報いたいと、宇都宮にある(各県にある)東電原発災害の
賠償窓口へ、「申請書類を持って現地調査に来て欲しい」と電話をした。東電の
担当の方に来訪頂き、植菌したキノコほだ木数種の現場を示して確認していただ
き、書類作成方法を聞いた。
所属農業団体もない私だが、野外での自然栽培キノコ類は放射線量が高く、政
府も摂取自粛を呼びかけていたので、この項目に絞り賠償請求書類を作成。
郵送したものの、予想どうり却下される。自家用農産物類は「中間指針云々
で・・・」 という理由で。
この結果に諦めず、次に不服申立書類を「原子力損害賠償紛争解決センター」
(原発ADR)に提出。担当弁護士さんから問合せやアドバイスがあり、請求内容
も少し更新した。
東電への賠償請求の際には、
1、 きのこ類の実損金額に絞って計上。不服申し立てでは、これに加えて-
2、 毎年秋冬に上野でのフリマのイベントに参加し、農産物を出店し売上げも
あったので、原発事故後に、出店を3度見合わた分の売上実収入を計上。これに
は、主催者と出店の相棒の証人者名も添えた。
3、 購入の放射能測定器数種を、写真付きで提示請求。
結果的には、上記金額トータルの3分の2ほどが、担当弁護士さんの努力で私
の口座に振り込まれ、東電賠償請求は終了した。賠償請求から賠償金振り込みま
で3か月くらい。
東電社長広瀬さんの印が押された書類が送付されてきて、その後ほどなく、私
の指定口座に振り込まれていた。
書類作成はそれほどの難しさはなく、損害を受けた項目の領収書やメモの提出
は、「原発事故を想定してなかったので処分した」で済ませた。
記憶をたどって金額の概略は書類に添えた。以上の内容で、担当弁護士さん
が、東電と交渉しての結果だった。
不払いアクションは継続
私のエリアの東電料金徴収営業所に、電気料金不払い5人組で、話し合いや賠
償のことなどを問い詰めたが、「電気使用料金と賠償は別、約款により支払い
を!」との言い訳のみで、約款に書いてない原発事故時の支払いのことなどへの
返答はできない、と。
賠償金の部分請求は認められたが、今後も脱原発への意思表示のひとつとし
て、不払いアクションは継続していく。
半年分くらいの電力料金滞納でも、グループで足並み揃えて交渉している現
在、送電停止は現在のところ生じていない。
今回の賠償金で、早目に太陽光発電セットでも自宅屋根に取り付けて、現在の
20アンペア契約を半分にして行こうと思案中だ。
私の住む場所以上に、高濃度放射線の汚染に右往左往、避難者も膨大で、賠償
金を受領は心苦しい面もある。その一部をカンパすることも考えないと。
書類作成が少し苦労だが、東電への脱原発の意志を表現する手段として、みな
さんも、賠償金請求をしてみてはどうだろうか。
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発行:電気代一時不払いプロジェクト
http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/20120217/
ツイッター: @fubarai メール: toudenfubarai@gmail.com