東電株主総会で不払い運動がデビュー!

6月26日に行われた東電株主総会で、
何と! 電気代不払い運動についての質問が出ました。
youtubeにアップした人がいるので、紹介します。

質問の内容はこうです:

「市川房江元参議院議員が提唱した1円不払いなどの方法で、電気代金を支払う金額を変更し、かつ原発反対のメッセージを伝えている支払いは一月あたり何件存在するか。
また、コールセンターに電話して、原発反対のために口座引落しをやめた人の人数はこれまで何人にのぼるか。
こうした方法が東京電力の損益計算書に与える影響を明らかにしてほしい。
こうした契約者の声を公開されたい。
また、それらの要望にどう応じる方針かも明らかにされたい」

http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/files/20140626_soukai.pdf

山口博(副社長):
「はじめに、浅井将之さまからのご質問にお答えします。
電気料金のお支払いに際し、原子力や、料金値上げの反対等を理由としまして、
請求金額を変更して支払われるお客様に対しましては、
請求通りお支払いいただけるよう、丁寧に説明しております。
なおこうしたお客様の件数や、その意見等につきましては、
詳細にわたるため、回答をさし控えさせていただきます」

https://t.co/QzROkvuKKg (画面はちょっと見にくい)

ま、東電側の答えはいつもながらヘタレですが、
電気代不払い運動の存在が、ついに2000人が出席する
株主総会でも明らかになった歴史的瞬間です。

質問者によると、電気代不払いに関して何度か株主の立場から質問をしたが、
東電側が「相当に嫌がっていることが窺える」とのこと。
運動の有効性が見えてきました!

さらに電気代一時不払いプロジェクトは、
「脱原発・東電株主運動」と連携して、こんな議案(下のほう↓参照)を
提出しました。(否決されちゃったけどね!)

東京新聞では、「電気代人質に再稼働脅迫」として、見出しになりました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014062702000139.html

というわけで、
電気代一時不払いプロジェクトは、怒りの不払いを広めつつ、
あらゆるルートから、原発再稼働をくじくための活動をつづけます!

東電を破たん処理し、原発のない未来を!
まず電気代の口座引き落としをやめよう!

第3号議案 定款一部変更の件(1)

○議案内容 以下の章を新設する。

第7章 総合特別事業計画の見直し

第40条
原子力発電所を再稼働しないことを前提として総合特別事業計画を見直し,
再提出する。

○提案の理由

我が社は本年1月に経済産業大臣より新・総合特別事業計画(以下,計画)
の認定を受けたが,保有するすべての原発を再稼働しないことを前提に計画を見
直し,再提出すべきである。

福島第一原発事故の収束作業の見通しが立たない中,計画では柏崎刈羽原発
の再稼働を本年度中にも見込んでいるが,新潟県はもとより,全国でも原発再稼
働への反対の声は強い。

また,同原発は新潟県中越沖地震で三千カ所を超える損傷や不具合が発生し
た。現在も13万人以上の人々が避難生活を余儀なくされていることから考えて
も、事故の原因企業である我が社がこのような経営判断をすることは許されな
い。

計画では,もしも原発の再稼働ができなかった場合には,電気料金を最大で
10%上げる考えも示している。これは電気代を人質に取った再稼働の脅迫と言っ
てよく,国民の強い反発を招くことは必至である。我が社は原発無しで出直すべ
きだ。

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発行:電気代一時不払いプロジェクト
http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/20120217/
ツイッター: @fubarai メール: toudenfubarai@gmail.com