様々な夏の行動から―秋に向けた合宿も決まりました

連帯・共同ニュース第138号  2011年7月28日

                                                                                                   <9条改憲阻止の会>

■  国会はこの暑さの中でも開かれているのですが、そこで何が検討されているのかもう一つ明瞭ではありません。聞こえてくるのは菅首相に対する批判ですが、他方で批判する側の主張もはっきりしないのが現状です。単純に言えば、原発震災を受けてこれに対応する政治的方針が明確ではないのです。ある新聞が伝えていた菅内閣の支持は10数%であるが、脱原発は7割が支持という数字があります。この数字は菅内閣というよりは永田町《政党や政治家》に対するものと理解すべきでしよう。人々は政党や政治家に対して背を向けているのであり、その要因は原発に対する方針のなさです。僕らはこうした中で「福島原発行動隊」への参加や被災地支援行動などを続け、僕らなりの行動を展開しています。夏の間も続けられる集会や行動への参加とともに、秋に向けた準備をして行こうと思っています。原発行動隊は原発周辺20㌔圏内の汚染モニタリングや瓦礫処理などを提起しており、行動隊参加の隊員には声がかかるかも知れません。11次行動(7月28日~7月29日)まで進んできた支援行動は母親たちの行動と連帯し福島の子供たちに水や野菜を届けています。この行動をより本格化する準備も進められています。

■  こうした中で脱原発行動等も9~10月を展望して取り組まれています。9月19日(祝)には明治公園での1000万人アクションが企画され、同じく9月11日(日)にも全国アクションが準備されています。そして7月31日には福島市で13時から「福島県の原発全廃を目指す福島県民集会」がもたれます。同日の15時からは被曝66周年原水禁世界大会・福島大会もあります。これを皮切りに広島大会(8月4~6日)、長崎大会(8月7~9日)と続きます。さらに8月11日には沖縄大会が行われます。ことしの原水禁大会は福島(7月31日)にはじまって沖縄(8月11日)まで続けられます。福島の原発震災は原子力の平和利用という神話を崩壊させ、核兵器と原発の同一性を明瞭にしています。人類、あるいは人間の存在に対する敵対性では同じことが認識されつつあるといえます。9条改憲阻止の会としてはまとまった行動はいたしませんが、会員の皆さんにできるところへの参加を呼び掛けています。東電前アクションは続いていますし、福岡では九電前の座り込みは続行されています。帰省や旅行の折に顔を出し連帯のエールを交換しましよう。会では8月27日(土)~8月28日(日)に恒例の合宿を行います(案内等は別にお送りいたします)。是非、参加をしてください。(文責 三上治)