武器輸出三原則撤廃と集団的自衛権について考える集い(27日、練馬)

明日27日(土)夕方に東京・練馬で武器輸出問題についてお話することに
なりました。日本の「平和主義」を大きく骨抜きにしたこの問題。事の重
大性にも関わらず、市民の取り組みは極めて立ち遅れています。今後の具
体的な活動につながるような問題提起ができればと考えています。ご関心
のある方はぜひご参加ください。

【関連記事】
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(8月26日、東京)
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【戦争に協力しない!させない!練馬アクション 学習会】

<武器輸出三原則撤廃と集団的自衛権について考える集い>

日時:9月27日(土) 18時~
会場:練馬区役所20階 交流会場(西武練馬・大江戸線練馬駅から南に5分)
アクセス http://www.city.nerima.tokyo.jp/shisetsu/ku/ku/about.html

問題提起者:杉原浩司さん
[プロフィール]
1965年、鳥取県生まれ。80年代半ばより市民運動に参加。PKO法反対、仏
中米の核実験反対、故・小田実さんら阪神・淡路大震災被災者による住宅
再建への公的支援を求める「市民=議員立法」運動、ミサイル防衛反対運
動などに関わる。「3・11」以降、福島原発事故緊急会議、再稼働阻止全
国ネットワーク等に参加し、脱原発運動に力を入れる。この間は「秘密保
護法廃止へ!実行委員会」や「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」な
どにも参加してきた。緑の党グリーンズジャパンの脱原発・社会運動担当
も務める。『宇宙開発戦争』(ヘレン・カルディコット他著、作品社)に
日本語版解説を執筆。

安倍政権は、7月1日に、集団的自衛権行使を容認する閣議決定を行いま
した。先立つ4月1日、安倍政権は、これまでの「武器輸出三原則」に代わ
る「防衛装備移転三原則」を閣議決定しました。武器の輸出や共同開発も、
かつては集団的自衛権に抵触するという意見もありました。そして、憲法
9条の趣旨に即して、国際紛争を助長させないという理由で、厳しく制限
されていました。しかし、ミサイル防衛における迎撃ミサイル日米共同開
発など、徐々に制限が緩和されてきました。それでも、あくまで例外とい
う一線が引かれていました。その制限を、安倍政権は一気に閣議決定で突
破したのです。
そして安倍政権は、イスラエルやNATO諸国との共同開発などを積極的に
進め始めました。同時に、安倍政権は、航空宇宙産業の育成を打ち出して
います。既に、主力戦闘機の自主生産の動きも出てきています。また、忘
れてはならないのは、軍需産業と原子力産業は重なっていることです。問
題はそれだけではありません。軍需産業を育成することは、経済の軍事化
につながります。それは、知らぬ間に武器生産に携わることになるかもし
れないことを意味します。そうした仕事で知り得た情報は、特定秘密に当
たります。このように、武器輸出の解禁は、特定秘密保護法とも密接な関
係があります。
このように様々な問題と関連している武器輸出について、集団的自衛権
行使容認と重ね合わせて考える場を持とうと、今回の集いを企画しました。
「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」の活動以来、軍需産業の動きを
ウオッチしてきたと共に、脱原発運動で活発な活動を展開されている杉原
浩司さんの問題提起を受け、ざっくばらんに議論・討論したいと思ってい
ます。是非、ご参加ください。

主催:戦争に協力しない!させない!練馬アクション
[連絡先]090-5208-5803(池田)