泉田知事が、原子力規制委員会でキレる

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「住民守る気あるのか」新潟県知事、原子力規制委を批判
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1576
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新潟県の泉田裕彦知事は22日、同県が独自に設置した東京電力福島第1原発事故の
検証委員会の議論に基づいた要請書を手渡すため、原子力規制庁の池田克彦長官と面会した。
泉田知事は冒頭から、「原発と住民の安全を守る気があるのか」と原子力規制委員会を批判。
「なぜ田中俊一委員長が会わないのか」と怒りをあらわにした。

泉田知事が提出したのは、同県が3月29日にまとめた「原子力発電所の安全対策及び
住民などの防護対策について」と題した田中委員長宛の要請文。同県の検証委員会の議論に
基づいたもので、原発事故対策のほか、緊急時の広域避難ルートの明確化や物資の調達、
福祉病院施設の対策を含め、具体的な対応策の検討を求めている。

泉田知事は、去年10月に田中委員長宛てに、原発事故対策と住民の避難対策の強化を
求める質問状を送ったにも関わらず、4ヶ月間も回答がないまま、原子力災害対策指針や
新基準を策定していると厳しく批判。「住民の避難対策などについて、なぜ原発立地地域の
話を聞かないのか」と声をあらげ、田中委員長が対応しないことについても「(規制委の)
独立性をはき違えている」と非難した。

田中委員長は、3月13日の記者会見で、「新潟県知事から(質問が)出されたからといって、
私がいちいちそれを答えていく義務があるとは思えません」と答えていた。

泉田知事は、「中越地震の時に、火災事故と複合災害を経験している。現場がどうだったのか
聞かないで、どうして安全を判断できるのか」と原子力規制委員会を批判した。

新潟県資料「原子力発電所の安全対策及び住民等の防護対策について」
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/801/899/130410_youbou.pdf