☆★“事故が心配の原発を”第一重点に☆★
浜岡原発NO行動と浜ネット総会への参加
柳田 真
★日本の原発推進政策がますます混迷と困難をきわめてきてい
る。(もともとムリな政策)それは六ヶ所再処理工場(2年延期と
4,000億円の増資)と、「もんじゅ」の大きな落下事故にも象
徴される。「核然 展望なき操業延期、トラブル解決は不透明-
六ヶ所再処理工場」(朝日新聞9月11日)である。又、「も
んじゅ」の炉心用装置落下事故で「もんじゅ」は死んだも同然
の評価が広まりつつある。この事故で「もんじゅ」はもはや運
転できないので、巨大事故を起こすことなく臨終を迎える可能
性がきわめて高い(槌田敦さん)。
核然サイクルの2本柱が崩壊しつつある。
★たんぽぽ舎は昨年より“原発事故が心配な原発へのとりくみを
第一重点にして活動を集中化してきている。とりくむ課題があ
まりにもたくさんあり、多くないスタッフであれもこれも手を
出すことは無理が出るし、一番の焦点への対応がおろそかにな
る心配があるからである。
広瀬隆さんの8月の新刊『原子炉時限爆弾-大地震におびえる
日本列島-著者15年ぶりの反原発書』の序章(はしがき)の文と
同じ問題意識である。広瀬本いわく、本書はこの日本列島に住
んでいるすべての人に、「日本はあと何年ここに人が住んでい
られるだろうか」というごく簡単な問いを、たずねるものであ
る。以下、原発震災を心配する文がつづく。
★原発事故の心配の筆頭は「東海地震が心配される静岡・浜岡原
発(3基)である。9月1日の国の防災訓練でも3地震連動(東
海地震・東南海地震・南海地震)の発生を心配しておこなわれ、
70万人弱が参加した。(静岡県での参加人数が一番多い)私たち
は9月11日の浜ネット総会(正式名は「浜岡原発を考える静岡
ネットワーク」)に、車2台、11人で参加し、総会・講演会の
盛り上げと浜岡原発ノーの翌日の御前崎市役所周辺の宣伝カー
行動・各戸ビラ入れに参加した。
ビラは「中部電力はすべての原発を停止せよ。-阪神大地震か
ら15年-もっと大きい東海地震が心配」という中味。現地の
人々と協力し合計20人余で1000枚配布できた。帰りの車中は浜
岡原発止めよう行動を現地の人と協力してやれたこともあり、
参加したみんなの意気もあがった。今後は年末~来春のプル
サーマル実施への反対行動がある。
今から準備しよう。
原発事故を防ぐために力を合わせよう。