特定課題講座「風に吹かれて―テントは世界を包む 2018」

著者: 丸川哲史 まるかわてつし : 明治大学教授
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6月11日(月)~16日(土) 毎回18時半開場19時スタート

@明治大学和泉校舎特設テント(毎回無料、事前申し込み不要)

主催/明治大学大学院教養デザイン研究科 協力/テント劇団「野戦之月」

6/11(月)

講演「自分を好きになる禅のヒント」

講師:笠倉玉渓(人間禅)

禅は自己の位置づけを「縁起」という調和理論に見出し、全体と自己との関係性を明らかにする。他者承認に頼る若者の漠然とした不安感へのヒントとして禅を紹介したい。

6/12(火)

講演「神話と共同体《プロメテウスとしてのヴァン・ゴッホ》」

講師:上岡誠二(芸術活動家)

共同体を夢見て「人間たちの血にまみれた神話」となったゴッホの太陽に焼かれて、いくつもの試みが行われた。その情動と可能性をバタイユの体験を手がかりに考えたい。

6/13(水)

講演「セトラー・コロニアリズムとアメリカ合衆国――不可視化される先住民族と核開発」

講師:石山徳子(教養デザイン研究科「平和・環境」コース)

アメリカの核開発を、先住民族の身体と文化の「消去」を前提にしたセトラー・コロニアリズムの構造と連動したプロセスとして捉える。

6/14(木)

学術ワークショップ「石川啄木を語る夕べ―留学生の報告と映画等を通して―」

コーディター:池田効(教養デザイン研究科「文化」コース)

石川啄木は、18ヶ国に翻訳されている国際的な文学者でもある。大いに啄木について語っていただく夕べにしたい。

6/15(金)

ドキュメンタリー映画+討論会(「大テント―想像力の避難所―」)

監督:陳芯宜(映像作家、台湾テント劇団「海筆子」メンバー)

コーディネーター:羅皓名(教養デザイン研究科博士後期課程、「海筆子」メンバー)

コメンテーター:丸川哲史(教養デザイン研究科「平和・環境」コース)

テント劇は台湾において「想像力の避難所」となった。「台湾海筆子」によるテント活動の台湾での十年に渡る足跡、及び日本や北京などにおける活動の軌跡について紹介します。

6/16(土)

ワークショップ試演会「イーハトーヴの鍵」 (テント劇団「野戦之月」+教養デザイン研究科教員&院生)

脚本=森美音子、ばらちづこ、丸川哲史、監修=桜井大造

かつて古代中国人は「天」を正円として、「地」を正方形としてイメージしていました。

今回の「試演会」はそのような、人類の原初的感覚にいざなう試みとなるでしょう。

もちろん、試演会の標題にもある通り、宮沢賢治が残した仕事に対する世紀を超えたオ

マージュも含んでいます。

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