甲状腺検査の新しいデータ &12/13放射能の健康被害を訴える大阪公聴会

著者: 小山 : 放射能健診署名
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【甲状腺検査の新たなデータ】
11月30日の福島県民健康調査のあたらなデータの中で、二巡目の検査で甲状腺がん患者が39人、うち手術をした人が15人と公表されました。異常多発を再度確証した結果です。

二巡目検査(「本格調査」)で気になる点があります。前回の公表データでも感じましたが、まとめると、
詳しくは→ http://hinankenri.blog.fc2.com/blog-entry-154.html 

★B判定などで2次検査を受診して、その結果が確定した人のうち、「通常診断等」移行者の割合は現時点で73%で、一巡目検査(県は「先行調査」と言う)の66%より高い。

★それにもかかわらず、「通常診断等」移行者のうち、「細胞診受診者」の割合が一巡目検査時の半分の20%(一巡目では40%)である。

甲状腺がんの異常多発を隠しようがなくなった段階で、国の「専門家会議」の委員らが持ち出した「過剰診断」は現在、異常多発を打ち消す唯一の「根拠」です。これが細胞診を控える圧力になっているのではないか?

いずれにしても福島県立医大が「細胞診」実施の判断基準を厳しくしたのだと思います。これが何をもたらすか? ~ 検査漏れ、発見漏れが心配されます。

【12/13 放射能の健康被害を訴える大阪公聴会】
福島では甲状腺がんだけが問題なのではありません。もっと広範な健康の異変が起きています。大阪公聴会では、福島のゲストから福島の健康被害の実態を、医師から甲状腺がん以外の健康被害の増加について報告してもらいます。

また原発・放射能事故からの避難者の方に、事故後の放射能汚染と健康の不安を証言してもらいます。

★ 「大阪公聴会」 12月13日(日) 13:30~16:30 エルおおさか・大会議室(大阪地下鉄/京阪「天満橋」下車)

・詳しいことやチラシはこちらをご覧ください。
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