マルタのめだかさんの論点で明確にしなければならないのは、「発展途上国」でしょう。英語では、developping country ですが、高度成長期の日本は、なお、developed country とは規定されなかったかもしれませんが、developinng countryには括られなかったでしょう。単純に、経済が発展しつづけると「発展途上国」とはいいえないでしょう。ハイアールという家電メーカーが日本に進出しつあります。韓国のサムソンやLGより安いようで、白物家電が中心で、いままでは小型の製品が中心でしたが、大型製品を販売するようです。おそらく、近いうちに自動車なども流入してくるでしょう。
———————————————————–
マルタのめだかさんに対して
氏が、もっぱら拙稿を批判の俎上にのせているのかはわからないが、拙稿と関連があるものとして考察する。「そもそも『大国』であり、成長力が大きいこと」と「発展途上国であるか否かは全然別のこと」というのはそのとおりでしょう。「発展途上国」という概念がクセモノで、中国は「大国」でありながら発展しつづけている。9.6%という数字にとくに意味はないかもしれないが、日本の高度成長の前半(神武・岩戸景気)が、大体、その程度であった。ただし、それを「高度成長」と名付けても、「発展途上国」には分類しなかった。それは、アメリカの援助などのありかたにも関係する。