日 時 4月20日(土) 午後1時~5時
会 場 明治大学リバティタワー ※○○○教室
(※ 教室番号は4月1日に確定)
会 費 資料代とも1,000円(学生500円)
記念講演
渡部富哉(著者)
松本清張『日本の黒い霧』の暗部を糺す
白鳥事件の真実は明らかにされず、共産党軍事組織の犯行について
もふれていない。一方では、当時の日本共産党北海道地方委員会吉田四郎議長(白鳥警部襲撃には反対していた)をスパイと名指ししている。このことは、伊藤律を『生きているユダ』と書き立てたことと同じ流れだ。戦後CIAにスパイとして雇われた川合貞吉が、ゾルゲ事件にからんで、伊藤律がスパイらしいと、ウイロビーに売り込み、その情報を鵜呑みにし、さらに脚色して、伊藤律の生涯を貶めるのに大役をヲ果たしたことと同様だ。『日本の黒い霧』に描かれた現代史の再検討を訴える。
宮崎 学(評論家)
白鳥事件の背景と「国民運動」
『偽りの冤罪が』明らかにした、朝鮮戦争下での日本共産党軍事活動と、冤罪に対する『国民運動』を展開した指導部の責任、組織そのものの在り方を問う。