先日、ご案内しました都教委要請を昨日、行いました。お忙しい中、ご参加いただいた皆様には、たいへん、ありがとうございました。
さて、そこで、それはそれは傑作な!? 東京都教育委員会による、笑わずにはいられない回答を得ましたので、ご紹介します。「教育委員」の資質については、地教行法第四条において「委員は…人格が高潔で」なければならない、となっております。
<質問>
本年10月27日の教育委員会定例会終了直後に傍聴者が「竹花委員はどうしたんですか」と聞くと、木村委員長は「欠席です」と述べ、さらに傍聴者が「なぜ欠席ですか」と聞くと「出張です」と答えた。しかし、出張命令簿によると10月27日(木)に竹花委員は出張していない。木村委員長は、教育委員長として、傍聴者に真っ赤なウソをついたわけである。
なぜ、このようなウソをついたのか?
<回答 総務部総務企画課>
木村委員長は、竹花委員の欠席理由が所属会社【※パナソニック(株)のこと】の出張であることを発言したものであり、委員長がウソをついた、というのは誤解です。(※増田注)
◎参加者一同は、この回答を聞いた瞬間は???? とアッケに取られましたが、やがて、プフッ~~、爆笑!? ・・・だって、9月8日の定例教育委員会において、大原教育長は「委員の皆様には、常日頃から、24時間365日、教育委員として東京都の教育の改善・充実方策について考えていただいております」と、堂々と(シャ―シャーと!?)開陳していたのですから・・・定例委員会で「出張」のために教育委員が「欠席」と教育委員長がいえば、教育委員会の仕事のための出張で欠席なのだと、理解するではありませんかぁ?
そうですかぁ? 「誤解」だったんですかぁ? 木村委員長はウソをついてなかったんですね? そうすると、
<質問>
大原正行教育長の「委員の皆様には、常日頃から、24時間365日、教育委員として東京都の教育の改善・充実方策について考えていただいております」という主張は真っ赤なウソですねぇ?
<回答 同課>
嘘をついたものではありません。
◎参加者一同は、この回答を聞いた瞬間は???? とアッケに取られましたが、やがて、プフッ~~、爆笑!? よくももまぁ、ヌケヌケと、シャーシャーと・・・
月2回(1回の場合も)しかない定例委員会で、定例ですから1年前からだってその日付が決まっています。わざわざ、その日に他の「所属会社の出張」を入れて欠席しているのに「常日頃から、24時間365日、教育委員として東京都の教育の改善・充実方策について考えていただいております」という事実は全くないでしょう!? 常識的判断力があれば、こんなことは真っ赤なウソだと分かるでしょう。
それなのに「まだ言うかっ?」という蛇足をつけてくれました。なぜなら
<回答 同課>
東京都教育委員会の委員には、所管する業務について、自らの責任で判断する役割が課せられています。そのような役割を持つ教育委員の業務は、教育委員会の定例会・臨時会への出席のみならず、所管する業務についての事前の調査・検討、事務局からの随時の照会等への対応、諸行事への参加、視察など多岐にわたり、かつ時間や場所を問わず、対応する必要があります。大原教育長は、このことを「常日頃から、24時間365日」と発言したのであり、嘘をついたものはありません。
◎参加者一同
「嘘をついたものじゃないですかぁ?」
「竹花委員は、パナの仕事で出張して、東京都の教育委員の仕事である定例会に欠席したんでしょ? 竹花委員はパナの仕事で出張しながら、『育委員として東京都の教育の改善・充実方策について考えていた』んですかぁ?」
伊藤教育情報課長「・・・、・・・、これは大原教育長も目を通し、決済したものですから」
いやはや、なんとまぁ!? 地教行法第四条の「委員は・・・人格が高潔で」にピッタリの方々が、東京都の教育委員をしておいででしょうか? 大原教育長以外のメンバーは、木村孟(つとむ)さん、内館牧子さん、竹花 豊さん、 瀬古利彦さん、川淵三郎さんですけど、この方たち「いえいえ、私たち、『常日頃から、24時間365日、教育委員として東京都の教育の改善・充実方策について考えて』はおりません。他の仕事(他の所属会社等)をしているときは、その仕事のことを考えています」という事実は、全く一言も発言なさいませんでした。
つまり、他の仕事(他の所属会社等)をしているときも、その仕事のことを考えているのではなく、「教育委員として東京都の教育の改善・充実方策について考えて」いらっしゃるのですねぇ・・・なんと、高潔なる人格の方々が都の教育委員でいらっしゃいますでしょうか?
こういう高潔なる人格の持主たる教育委員の方々が、歴史偽造、日本国憲法敵視の育鵬社歴史・公民教科書を都立学校の中学生に強制しているのです。したがって、以下のような質問と回答になります。
<質問>
本年7月28日の委員会において採択された育鵬社歴史教科書については、P77図版「15世紀の東アジア」は日本文教出版(旧大阪書籍)2006年度版P62「15世紀の東アジア」図版の盗用であると 指摘され、P197「有権者数の変化」のグラフについては、2002年度版帝国書院歴史教科書の「有権者の増加」グラフの盗用であると指摘されているが、貴教委指導部管理課はオウム返しに
「東京都教育委員会では、その責任と権限において、各都立中高一貫教育校等の特色を踏まえ、主として各教科書を一覧にした教科書採択資料などを参考として、各委員が総合的に検討を行った上で、各都立中高一貫教育校等に最も適している教科書を適正かつ公正に採択しています。」と回答している。
つまり、貴教委指導部管理課は他者の教科書の図版やグラフの盗用が問題にされている育鵬社教科書が「各都立中高一貫教育校等に最も適している教科書」であると主張しているのであるが、なぜ、このような教科書が「各都立中高一貫教育校等に最も適している」のか、説明されたい。
<回答>
東京都教育委員会では、その責任と権限において、各都立中高一貫教育校等の特色を踏まえ、主として各教科書を一覧にした教科書採択資料などを参考として、各委員が総合的に検討を行った上で、各都立中高一貫教育校等に最も適している教科書を適正かつ公正に採択しています。
◎笑わずにはいられないっ!? 私は伊藤課長と一緒に、課長が手にしている回答を読み上げてあげました、一言一句、違わずに(笑)・・・したがって、次の質問も、以下のごとき回答になります。
<質問>
増田教諭(当時)の個人情報漏えい等、裁判で確定した貴教委による違法行為=人権侵害の「非違行為」について、今まで再三再四、その罪科を認め謝罪し、違法行為=非違行為を行った職員を処分するよう要請した。しかし「都教委総務部総務課」は「東京都教育委員会は、法令等を遵守し教育行政を推進しています。」「処分は考えていません」と、常に回答している。
本年10月26日の大嶽教諭「業績評価裁判」において、高裁でも貴教委は敗訴したが上告すらできず、「裁量権の濫用又は逸脱」という違法行為が確定した。
① 今まで「東京都教育委員会は、法令等を遵守し教育行政を推進してい」なかったことを認めるか?
② 貴教委は同教諭に対し、謝罪し「過失がある」と判決に書かれている副園長及び園長など、違法行為に関与した全ての非違行為職員を処分されたい。
<回答>
① 東京都教育委員会は、法令等を遵守し教育行政を推進しています。
② 教職員の処分については、個人情報に当たるため回答することはできません。
◎笑わずにはいられないっ!? 私は①の回答を、伊藤課長と一緒に、課長が手にしている回答を読み上げてあげました、一言一句、違わずに(笑)・・・つまり、東京都教育委員会は、違法行為・人権侵害、好き勝手、やりたい放題!? 裁判となり「東京都教育委員会は、違法行為を犯した。」と確定してさえも、い~え~、「東京都教育委員会は、」ず~~~っと、「法令等を遵守し教育行政を推進しています。」のですからぁ!?
こういう人たちが、権力を好き勝手に濫用しつづけ、東京都の教育を破壊し続けているのが、東京都教育委員会の現状です・・・ハァ~(ため息)・・・