第2の原発たるリニア中央新幹線の工事認可取り消しを求める審査請求(2018年5月20日締め切り)

「飯田リニアを考える会」が国交省にリニア工事の認可取り消しを求める審査請求を呼び掛けています。会へ5月20日必着で手渡しないし郵送してくれとのこと。
審査請求書のひな形が会から用意されています。私はひな形の「5.請求の理由」の(11)以降にウラン含有残土の問題などを追加した審査請求書を作成しました。皆さんもよろしくお願いします。
平和への結集第2ブログ: 第2の原発たるリニア中央新幹線の工事認可取り消しを求める審査請求(2018年5月20日締め切り)
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/459240939.html
(14)リニア新幹線ルートは岐阜県東濃地区のウラン鉱床地帯を通過するが、JR東海は「ウランについては出ることを前提にしていません」(2014年1月30日、岐阜県環境影響評価審査会)としている。ウラン含有残土の発生量を把握できていないことは明らかであり、その処分方法や処分地が一般残土と同様に未定である以上、また工事労働者のラドン被ばくの程度が不明である以上、計画は認められない。
参考:
リニア新幹線のルート上に潜む日本屈指のウラン鉱床…放射能拡散の恐れにJR東海は対策逃れ?
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/05/06/64556/
リニア新幹線のルート上で高放射線値を計測! 大量のウラン残土をJR東海は「前提にしていません」
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/05/07/64560/
以下、「飯田リニアを考える会」からの呼び掛け文です。

転載歓迎 必ず失敗する巨大プロジェクト=リニア
「飯田リニアを考える会」です。
長文で失礼します。リニアの問題点の第3回は参考文献の紹介。必ず失敗する計画であればこそ傷が深くならないうちに止めさせなくてはなりません。
※ 審査請求・国交省にリニア工事の認可取り消しを求めましょう
http://www.nolineariida.sakura.ne.jp/2018-0416.html
リニア中央新幹線は鉄道敷設事業ですが、実は全長約286㎞(品川・名古屋間)に及ぶ土木構築物なのです。86パーセントはトンネル、トンネル以外は高架です。さらに、複雑な電気系統のたに、電気設備の工事費は通常の新幹線のキロ当たり6~7億円であるのに対して62億円にもなります。それで、約5兆4千億円もの巨額の費用がかかるのです(大阪までの全線では約9兆円)。
これまで行われてきた巨大プロジェクトを評価・調査して来られ、早くからリニアを批判してきた方に橋山禮治郎さんがおられます。橋山さんは日本開発銀行調査部長を務められた方で、リニア関連では『必要か、リニア新幹線』(岩波書店、2011年)、『リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」』(集英社新書、2014年)の著書があり、『世界』
などにも論稿をのせておられます。
論点を読みやすくコンパクトにまとめられた文章がネット上にありましたので紹介します。
メールマガジン「オルタ」のバックナンバー :第154号(2016.10.20)
〇「リニア計画の意義、リスク、残された選択 ―異端な超高速鉄道プロジェクトの政策・経済・社会的問題を問う―」
http://www.nbbk.sakura.ne.jp/npp/)http://www.alter-magazine.jp/index.php?
リニアの問題点を分かりやすく解説した書籍を2つ紹介します。
〇『プロブレムQ&A 総点検・リニア新幹線─問題点を徹底究明』(
リニア・市民ネット[編著]、緑風出版、2017年)
〇『リニア新幹線が不可能な7つの理由』(樫田秀樹著、岩波ブックレット、2017年)
第1回で紹介した、南アルプスのトンネルの危険性については、
〇『危ないリニア新幹線』(リニア・市民ネット[編著]、2013年、緑風出版)
の第2章に地質学者の松島信幸さんの論稿があります。伊那谷在住の松島さんは10代から70年以上、南アルプスを隈なく歩いて調査された方で、伊那谷が断層運動で生じたことを突き止められた方でもあります。
以上
「飯田リニアを考える会」
HP: http://www.nolineariida.sakura.ne.jp/toc.html
メール: mail@nolineariida.sakura.ne.jp