いつもお世話になっております。
8月10日に予定している「憲法を考える映画の会」のご案内をさしあげます。
次回は広島の原爆を、あの日、市民の側からとらえたアニメーション映画『ピカドン』(1979年制作)と劇映画『ひろしま』(1953年制作)という二つの映画を見ていっしょに考えて行きたいと思います。
【このプログラムを選んだ理由】
あなたは、原爆や戦争を何で、どのように知りましたか?あなたの中の原爆や戦争のイメージは、どこから始まっていますか?
今回一緒に見ていただく映画は、戦後8年目の1953年につくられた劇映画『ひろしま』と1979年につくられたアニメーション映画 『ピカドン』です。
ひとりひとり、自分の中にある原爆や戦争のイメージを想い返してみることからはじめましょう。
これらの映画は、その日、ヒロシマやナガサキであったことを、ごくふつうの市民や子どもたちが見たことを再現し、それを伝えようとしてつくられたものです。
おもに学校の先生が、子どもたちにヒロシマ、ナガサキの悲惨な真実を伝え、二度と繰り返してはならないという想いを込めてつくられたものです。
ところが、いつのまにか、教育の現場で、原爆や戦争を子ども教えていこうとすることは、弱められ、止められ、それを教えていこうとする動きに対して、圧力が加えられるようになっていってしまいました。
そうした圧力は、憲法を変えて、いつでも「戦争ができる国」にしたいととする力と重なります。
戦後すぐ、なんとか原爆の悲惨な体験を、子ども達に伝えようとつくられた映画を観て、それをつくった人たち、それを見せて教えようとした人たちの熱意を知り、それがどうして教えられなくなったのか、戦後の教育をゆがめていったのは何かについても考えたいと思います。
どうぞお誘い合わせの上、いらっしゃってください。
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第52回 憲法を考える映画の会
第52回憲法を考える映画の会『ひろしま』『ピカドン』のご案内
と き:2019年8月10日(日)13時30分〜16時40分
ところ:文京区民センター3A会議室
プログラム:
13時10分 開場予定
13時30分 映画のご紹介
13時40分〜13時50分
映画「ピカドン」(上映時間10分)
1979年製作/10分/カラー・スタンダード
監督:木下蓮三 木下小夜子
14時〜15時50分
映画「ひろしま」(上映時間104分)
1953年製作/104分/モノクロ・スタンダード
監督:関川秀雄 脚本:八木保太郎
【デジタル・リマスター版 上映】
詳しい解説を憲法を考える映画の会ホームページをご覧ください。
http://kenpou-eiga.com/?p=2374
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*今回の案内チラシの裏面には、原爆(ヒロシマ・ナガサキ)関連の映画を制作された年代順に並べて紹介しています。それぞれの時代の中で人々は原爆をどのようにイメージしてきたか、そこにはとても考え深いものがあります。